シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

整形あっせんブローカーとして暗躍する中国人留学生

2014年02月13日 11時00分42秒 | Weblog
韓国大手新聞 朝鮮日報 14年2月11日
「メディカルツーリズム」の中国人をSNSで募集
病院「中国人患者の8割は留学生ブローカー経由」
韓国のあっせん業者は「開店休業」状態
 2月5日、中国人のラさん(45)はソウル市江南区のA整形外科で、700万ウォン(約67万円)払って顔全体のしわを取る手術を受けた。ラさんは「きれいになってよかった」と話したが、この整形外科は、ラさんの「通訳」を務めた中国人留学生に「紹介料」として230万ウォン(約22万円)払わなければならなかった。その留学生が、ラさんを病院に連れてきたからだ。
 韓国で学ぶ中国人留学生の一部は、メディカルツーリズムで来韓する中国人を病院に紹介する「整形ブローカー」と化している。医療法第88条は「外国の患者を誘致・あっせんする行為は、医療法上の登録業者だけが可能」と定めており、これに違反した場合、3年以下の懲役や1000万ウォン(約95万円)以下の罰金に処される。
 しかしA整形外科の院長(50)をはじめ、整形外科の関係者らは「紹介される患者の10人に8人は、中国人留学生や中国人の違法ブローカーが連れてきたと考えていい」と語った。本紙のインターン記者が、中国人留学生を装ってソウル市内の江南や明洞の整形外科20カ所に無作為に電話をかけた結果、20カ所のうち15カ所が「手数料を20-30%払うので、患者を大勢連れてきてほしい」と答えた。
 中国人留学生は、主に中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」や中国版カカオトーク「微信(ウェイシン)」などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やブログを通じ、美容整形を望む人を募集する。手数料は手術費用の3割程度。患者が10人を超えると、手数料は40%までアップする。
 メディカルツーリズムとして韓国にやって来る中国人は、2009年の時点では約4700人だったが、2012年には約7倍の3万2000人にまで増え、誘致業者も94業者から567業者に増えた。しかしこのうち179業者は、昨年「実績未報告」のため登録を取り消された。福祉部(省、以下同じ)の関係者は「業者の相当数は『開店休業』状態だと考えてよいだろう」と語った。
 福祉部は、未登録の業者や個人と取引した医療機関を規制する医療法改正案を昨年5月に国会へ提出したが、10カ月過ぎた今も審議が滞っている。一方、留学生の違法な営利行為を摘発する法務部移民特殊調査隊の関係者は「中国人や中国朝鮮族が整形手術などのメディカルツーリズムを違法に行わせるケースではなく、中国人留学生がブローカーとして活動しているという話は初耳」と語った。






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