シニア花井の韓国余話

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サムスン遺産騒動:李健熙氏、自粛モードへ

2012年05月03日 18時03分03秒 | Weblog
  韓国大手紙・朝鮮日報12年5月3日記事抜粋
 サムスン電子の李健熙(イ・ゴンヒ)会長が5月2日に金浦国際空港で、サムスングループ創業者の父イ・ビョンチョル氏の遺産をめぐる兄弟間の訴訟について国民に謝罪したのは、国民の厳しい批判に事実上「白旗」を挙げたものと受け止められる。自身を相手取り財産分与請求訴訟を起こした兄や姉を声高に批判した李会長だが、世論の逆風にさらされたことで自ら過ちを認め、プライベートな問題への言及を自粛する意向を示したようだ。
 サムスングループ側によると、グループ上層部は李会長による兄弟批判が原因でサムスンのイメージがダウンしているとの報告を受け、李会長にこれを伝えたという。グループ関係者は「李会長自らも、新聞や知人を通じて世論の悪化を察知していた」と打ち明けた。
 韓国政府の高官も「ただでさえ経済状況が思わしくないのに、大企業がお家騒動を繰り広げているのは外聞が悪く、経済にも役立たない」との意見をサムスン側に伝えたという。
 毎週火曜日と木曜日にサムスン電子本社(ソウル市瑞草区瑞草洞)に出勤していた李会長が、4月26日と5月1日は出勤しなかったことも、こうしたムードを考慮したためだ。サムスンの参謀たちが「どんな形であれ、遺憾を表明するのが望ましい」と助言したのに対し、李会長はただ聞いているだけで、何の反応も示さなかったという。謝罪などをせざるを得ない状況を受け入れたということだ。サムスン関係者は「李会長が何もコメントせず出国することで謝罪に代えようとの意見もあったが、最終的に謝罪する方向でまとまった」と話している。
李会長が発言の火消しを急いだのは、相対的に弱者と映る兄弟を相手に是非を論じたところで、裁判では何も得にならないという現実的な計算が働いたため、との見方もある。一方、兄の李孟熙(イ・メンヒ)氏の長男が会長を務め、遺産相続訴訟にも関わっているCJグループ側は、李会長の謝罪発言について「特にコメントはない」としている。






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