シニア花井の韓国余話

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韓国の1~3月期GDP 前期比0.4%増=不況鮮明に

2016年04月27日 06時44分55秒 | Weblog

三星の冷蔵庫(投稿者撮影)

韓国銀行(中央銀行)が4月26日発表した1~3月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は前期比0.4%増加で、2期連続で0%台成長にとどまった。中東呼吸器症候群(MERS)の流行が大きな打撃を与えた昨年4~6月期以来、3期ぶりの低水準で、低成長が長引くのではないかという懸念も広がりそうだ。
 四半期別の成長率は昨年4~6月期が0.4%、7~9月期が1.2%、10~12月が0.7%と推移していた。
 今年1~3月期の成長率が低調なのは、内需と輸出の不振が予想以上だったため。
 部門別にみると、民間消費は耐久財と準耐久財の消費が減ったことで前期比0.3%減少した。2期連続で1%台の増加率を示していたが、3期ぶりにマイナスとなった。昨年下半期に政府が打ち出した消費活性化策の効果が薄れ、経済の先行き不安から消費者心理が冷え込んだとみられる。
 建設投資は前期のマイナスから5.9%の増加に転じた。一方で設備投資は機械類と輸送装備が減ったために5.9%減少した。
 輸出は石炭と石油製品、自動車などを中心に1.7%減少、輸入も3.5%減少した。
 業種別では製造業が0.2%のマイナスに転落し、建設業の増加率は3.2%に拡大した。
 また、1~3月期の前年同期比のGDP成長率は2.7%と集計された。
 実質国民総所得(GNI)は前期比2.8%増加した。
 1~3月期の経済成長が低調で、経済回復の先行きも楽観視できず、政府が掲げる3%台の年間成長率目標の達成は容易でないとみられる。韓国銀行は4月19日、今年の成長率見通しを従来の3.0%から2.8%に引き下げている。韓国の主要シンクタンクも2%台半ばの成長率を見込む。
【ソウル聯合ニュース】16.4.26


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