シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

韓国人男性、一日の家事労働は45分=世界最下位レベル 

2015年12月08日 14時31分01秒 | Weblog
男女平等指数低いインド・中国・南アフリカより短く「世界最下位圏」
10世帯中4世帯が共働きなのに…今も「家事分担」格差大
 ワーキングマザーのキムさん(38)は夫と通勤時間がほぼ同じだが、一日のスケジュールは全く違う。キムさんは毎日朝6時半に起き、朝食を用意して出勤の支度をする。夫は7時半に起きてシャワーを浴びて朝食を食べた後、8時ごろに家を出る。キムさんは小学校2年生の娘を学校に送り、8時30分ごろにやっと会社に向かう。普通は夜7時半ごろ帰宅するというキムさんは「家に帰ってもまた仕事をしに来たような気持ちになる」と言った。夕食を作って食べた後、掃除機をかけて洗濯機のスイッチを入れ、皿を洗うと夜9時を過ぎる。ゴミ捨ては夫の役割だ。キムさんがいっぱいになっているゴミ袋の端を結び、夫の手に持たせると、夫はマンション1階のゴミ置き場に置いて戻ってくる。「生ゴミを捨てる時、夫が出る時間に合わせてビニール手袋を夫の手にはめてやるのも私の仕事です」と言った。
 スウェーデンのヴィスビューで暮らすセシリアさん夫妻も共働きだ。夫妻は朝7時に目を覚まし、幼稚園に通う娘2人を起こし、朝食を一緒に作って食べる。夫がトーストを焼き、妻のセシリアさんがサラダを用意するという具合だ。出勤時間が早いセシリアさんが先に家を出ると、夫は子どもにシャワーを浴びさせ、服を着せて幼稚園に連れて行く。セシリアさんは「夜も子どもにご飯を食べさせ、学校の持ち物を用意し、寝かせるのは夫の役割」と言った。ほかの家事も平等に分担している。 韓国では10世帯中4世帯が共働きだが、韓国人男性が家事をする時間は中国・インド・南アフリカの男性よりも少ないという調査結果が明らかになった。女性家族部(省)と統計庁が12月7日に発表した「2015仕事と家庭の両立指標」によると、韓国人女性の一日平均家事労働時間が227分なのに対し、韓国人男性は45分だった。これは経済協力開発機構(OECD)加盟国平均(139分)の3分の1程度で、調査対象となった29カ国で最も少なかった。
デンマーク(186分)、ノルウェー(184分)、米国(161分)、スウェーデン(154分)など、共働きの割合が韓国よりも高い欧米諸国の男性は家事労働に積極的に参加することが分かった。しかも、国連が12年に発表した男女平等指数が韓国よりも低いインド(52分)、中国(91分)、南アフリカ(92分)の男性も、韓国人男性より家事を長い時間していることも分かった。専門家らは「韓国人男性の家事労働参加率は世界最下位レベルだ」と指摘している。
 韓国の共働き世帯だけを見ると、男性の家事労働時間は一日40分、女性は一日194分だった。10年前に比べると夫の家事労働時間は8分増え、妻は14分減ったが、それでも妻の方が夫より家事労働時間が2時間34分多かった。統計庁が14年に発表したところによると、食事の支度や洗濯、家の掃除は妻が主に担当し、買い物や子どもの世話は夫婦が公平に分担するというケースが比較的多かった。夫が主に担当する家事は電球・蛍光灯交換などの「簡単な家の修理」(66.9%)にとどまった。女性政策研究院のホン・スンア博士は「『家事は平等に分担するべきだ』と考える夫の割合は47.5%だが、実際に『平等に分担している』と回答した夫の割合は16.4%だった。若年層であればあるほど家事分担に対する認識の変化が現れているが、まだ考えと行動が一致していない」と語った。
チョン・ギョンファ記者
韓国大手新聞 朝鮮日報15年12月8日記事抜粋


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