シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

丁寧すぎるあいさつはNO、デパートなどの接客に変化

2010年09月30日 09時19分35秒 | Weblog
(韓国大手新聞、朝鮮日報 10.7.19記事抜粋)
 「30度以上、頭を下げるあいさつはしないでください」「『わたしがお薦めいたしましょうか』などと声を掛けるのもやめてください」
 デパートやホテルなどの「接客マニュアル」が変わってきている。「何が何でも、ひたすら丁寧かつ積極的に」という接客法がタブー視され始めたのだ。
 その代表例は、若い買い物客が多いファッションフロアで頭を深く下げるあいさつを禁止した現代デパートだ。頭を深く下げる代わりに、軽く目礼をするか、買い物客が入ってきても声を掛けないようにするという方針を決めた。買い物客が問い掛けるまでは商品を勧めたり、利点を説明したりもしないようにした。干渉されずに気楽に商品を見て回りたいという買い物客が増えているからだ。
 デパート内にあるパン売り場でも同じだ。買い物客が一番嫌がる言葉として、「どんなパンをお探しですか」「このパンは一番人気なんですよ」といった言葉が挙げられている。男性ファッション・靴売り場に来る男性買い物客は「客が売り場を見て回る間、一歩退いて商品をそろえる店員」に対し、一番高い好感度を持っているという。
 こうした現象はホテルにも広がっている。ソウル市広津区内のホテル、Wソウル・ウォーカーヒルでは「腰を深く曲げるあいさつ」を、頭だけ軽く下げる「クールなあいさつ」に変えた。同ホテル関係者は「ホテルはお堅いビジネスのための場所でなく、気楽に楽しむ場所だというイメージにするため」と話す。
 最近の買い物客や利用客が心から望んでいるのは、「客の立場になり、気持ちを読み取ってくれる接客」だ。例えば、現代デパート・カルチャーセンターで児童向けバレエ講座について問い合わせるためやって来た女性が長い間迷っているのを見て、対応した職員は「ひとまず一度受講してみて、ついていけないようだったら別の講座が受講できるようにいたします」と語った。すると、その女性は「うちの子に合っているかどうかと悩んでいたんだけれど…」と告白し、安心して入会したという。
 現代デパートのクォン・テジン・カスタマー・サービス・チーム長は、「お客さまのご希望に気付き、対応するのが一番大切なノウハウ」と話している。

(投稿者注)
韓国では、しつこい売込みが普通だったので、日本人にはプレッシャーが強かったのだが、このような対応が一般的になれば、日本人にも好評になるように思う。


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