よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望4018(紫金山彗星 62P/Tsushinshan)

2024-01-26 01:00:00 | 太陽系内
紫金山彗星(62P/Tsushinshan)は、1965年1月1日に南京の紫金山天文台で発見された短周期彗星(6.4年)。

画像①2023年1月10日午前1時頃
10秒露出15分間のライブスタック
写真アプリによるトリミング・画像調整あり

1月9日深夜に観望した紫金山彗星。結構はっきり見えて嬉しかった。

スカイサファリの検索で見つけ観望。近くに超新星2024gyもあり、こちらは翌日観望。

さすが初心者(私のことです)、資料学習するまで、紫金山彗星と紫金山アトラス彗星の区別ができてなかった。紫金山アトラス彗星は10月に1等星級で見えると期待されている大彗星候補。なんか見える時期変わった?ぐらいにしか考えてなかった。(^^;
さらに、SNSでは第1彗星の表示もみられる???
Wikipediaの紫金山天文台の項目によると、1月1日発見が第1彗星で62P、その10日後の1月11日発見が第2彗星で60Pらしい。記号の意味はさっぱりわからず。(^^;

そして、未だメトカーフ・コンポジットは出来ず。→覚書へつづく

参考Website

2)62P/Tsuchinshan 1 (2023)~吉田さんのWebsite

画像②①の元画像

画像③Seestarによるアノテーション

画像④導入画面
一覧表から、62P/Tsushinshanで導入、導入天体名は近くのNGC3968になっている。
操作やちょっとした手順前後で表示が変わってしまう。

画像⑤ステラ・ナビゲーター12(アップグレード版)

(覚書)
プログにするのに時間がかかったのは、メトカーフ・コンポジットで、彗星のはっきり尾も見え、恒星は星グルグルの線をしたかったため。
ステライメージLiteで困ってないし不満もなかったが、メトカーフのためだけにアップグレード版を購入。これから他にも彗星あるし。(ステライメージLite+アップグレード版の購入価格≒通常版の価格、うまくできてる。)

届くのに3日。
インストールすると、拡張星図がないとか、よし入れた。しかし彗星無い。
さらになんとかないとか。
ネットで調べていろいろ設定する。
(マニュアルのはじめに丁寧に書いてありました(^^;)

彗星でた!やった!それ、メトカーフ行け!  位置合せエラー・・・終了。

これ以上blog化をのばすと、内容忘れるので・・・ここであげた次第。また頑張る。

追加)2024年1月25日午後10時
メトカーフ・コンポジット成功しました。(^^)/
近日中に、他の彗星の記事と一緒にblog上げます。

画像⑥1月12日午前1時頃
30秒露出1分30秒のライブスタック
この日はきちんと62P表示。
Seestarをがたつきのある台に置いたためか、ライブスタック進まず。観測後に、
30秒露出30分や60分のツィートが流れてきて悲しくなる。
う~ん、明日があるさ、ジョージアで


よしべ~業務日誌
2024年1月25日版
ほぼ晴れ(雲あり)
太陽・M42・月(月齢14)

さて、M42。雲でピントあわせもできず
ライブスタック40秒で終了。

拡大すると、トラペジウム(台形)星団の4つの星が確認できる。Seestar恐るべし。

最後は月。ピントも合わせられず。
そして、2時間後の午後8時。雲から出たり入たりのM42と月を再度狙います。
まずM42、LPフィルター使用で5分間。

そして月、明日の夜より満月に近い月。

悪天候のため、VirtuosoGTiはお休み。










星見娘で電視観望4017(りょうけん座 M106渦巻銀河)

2024-01-25 01:00:00 | SeestarM天体
りょうけん座 M106/NGC4258渦巻銀河(セイファート銀河)
画像①トリミング・画像調整・高画質化あり

M106は、距離約2500万光年。1947年にヘレン・ソーヤ・ホッグさんの提案でメシエカタログに追加された天体。1995年、野辺山宇宙電波観測所の45m電波望遠鏡などの観測で太陽の3600万個質量の天体が発見されている。Wikipediaではブラックホールと断定してないので、こちらも右へならえ。


ライブスタック25分で、終了させてしまう痛恨のミス。翌日撮り直し、その日は導入画面のスクショを撮り忘れる。(^^;画像④のみ1月15日のもので代用。

(覚書)
1月12日から16日までの4日間で、M81、M82、M97、M97+M108、M109、M40、M101、M51、M63、M94、M3と観望できて良かったが、光害・大気の状態・天体の高度が低いなどの要因でSeestarのベストまで行けてないように思う。次回に向けての反省。しかし、かみのけ座・おとめ座が観望できるようになってきているので、どちら見るか悩みます。

なお、次からはりょうけん座カルドウェル天体シリ一ズ。1回別の天体挟みます。

画像②10秒露出32分間のライブスタック

画像③Seestarによるアノテーション

画像④1月15日の導入画面
画像⑤iステラHDによる観望位置


参考資料等
観望データ
2024年1月16日午後10時頃
メダカベヤ観測所
りょうけん座 M106渦巻銀河
Seestar S50+iPhone7、10秒露出32分間ライブスタック撮影
「写真」アプリで、トリミング・画像調整等
「AIで高画質化」アプリでほんのり高賀質(画像①)


よしべ~通信
2024年1月24日版
晴れのち曇り(粉雪)
太陽


拡大


中心付近の小さな黒点は見落としました。
夕方から空全面雲で、他は欠測。






星見娘で電視観望4016(りょうけん座 M94Croc's Eye Galaxy)

2024-01-24 01:00:00 | SeestarM天体
りょうけん座 M94/NGC4736渦巻銀河(Croc's Eye Galaxy≒クロコダイルの眼銀河)
画像①トリミング・画像調整あり
M94は、距離約1450万光年のセイファート銀河(←活動銀河の1つ)。驚くことに渦巻銀河。黒眼銀河(M63)と共にM94銀河群に属しているという。
Seestarの解説では愛称として、Croc's Eye Galaxy。が他の資料では見つけられなかった。参考までに記載。
なお、天体写真ナビさんではキャツアイ銀河(猫目銀河)と呼んでいる。

資料学習するまで楕円銀河だと思っていた。渦巻銀河と知って、あっと驚く為五郎(古い!)。少し不安になって画像検索。恒星の配置で、館長に仕込まれた人的プレートソルブ。間違いないと確認できた。落ち着いてみれば中西さんのメシエ天体の本があった。こちらも比較して間違いないと確信した。

でも、上級者の方々は、よく見れば渦巻銀河とわかるものをアップしている。流石です。精進あるのみ。(^^;

画像②10秒露出35分間のライブスタック

画像③Seestarによるアノテーション


画像④iステラHDによる観望位置



参考資料等
観望データ
2024年1月15日午後11時半過ぎ
メダカベヤ観測所
りょうけん座 M94渦巻銀河
Seestar S50+iPhone7、10秒露出35分間ライブスタック撮影
「写真」アプリで、トリミング・画像調整等

よしべやニュース
1月23日版
今日の太陽黒点・M42・月

Gooの天文系ブロガーさんたちが、太陽黒点が増えてきているのを発信して下さっているので私もSeestarで同歩。

黒点部分拡大スクショ

夕方は先ずは月齢12のお月様
SKYMAX127+VirtuosoGTi、電源OFF手動、スマホコリメート

そしてSeestarでM42(LPフィルター使用、5分)

どんどん写りが悪くなってきている。しかし満月まで続けます。
最後は強風で揺れるSeestarでお月様。

う~ん・・・下の方は電線に引っ掛かっている。(^^;
そして撤収。









電視観望の機材011(VirtuosoGTi)

2024-01-24 00:59:00 | 覚書・機材

VirtuosoGTiはSkyWatcher社の自動導入経緯台。
SynScanソフト+パソコン又はアプリ+スマホでコントロールする。
電源OFFで手動でコントロールしても扱い易い。

もう少し詳しい情報は、こちらから(販売サイトへのリンクなのでご注意下さい。)

2022年11月に、Mak127+VirtuosoGTiセットとして購入。
当時は、プレートソルブもできず、(レッドドット)ファインダーを覗いてアライメントをしていたので、アライメントが大変な上、低い位置ではファインダーが覗けず、悪戦苦闘。たまらず、
約2ヶ月後の2023年1月末にAZ-GTi(三脚式)自動導入経緯台を購入。

あれから300日、いろいろなことを試して、少しは上達したのかVirtuosoGTiを活用できるようになってきた。その活用状況を覚書として残す。
暫く使わないとすぐ忘れるので・・・(^^;

このブログ書いている途中で、日本が世界にほこる「すばる望遠鏡(ハワイ、マウナ・ケア山)」が、経緯台と知って驚く。道具は使い方次第かと思った。まあ比べられないけど。私には経緯台を完全に使いこなす腕はまだないし・・・(^^;
そういえばSeestarはじめスマート望遠鏡もすべて経緯台式…

なお、天体観望1年2ヶ月の初心者の記録。その点、ご理解願います。

A.お月見セット

(イメージ画像、月の画像を表示している。)
VirtuosoGTi+SKYMAX127(=Mak127)+KASAI天頂プリズム+SkyWatcher26mmアイピース+スマホアダプター+iPhoneSE3(スマホコリメート撮影用)、iPhone7(VirtuosoGTiコントロール用)

眼視で、お月様を見て、その様子をスマホで記録。見て1枚撮るだけなら、VirtuosoGTiを電源OFFで手動で動かしても充分。
電視観望の記録175(2023/10/26 月、太陽) - よしべや自然博物館

電視観望の記録175(2023/10/26 月、太陽) - よしべや自然博物館

薄曇り、午後5時前の観望は雲と電線に阻まれできず。西の空I.午後5時30分頃の月(月齢11)①SKYMAX127+40mmアイピース+iPhoneSE3+VirtuosoGTi②スマホで明るさを調整して③さらに...

goo blog

 


B.木星(惑星)観望セット

VirtuosoGTi+SKYMAX127(=Mak127)+Vixen2倍バローレンズ+天頂プリズム+Ceres-C(orNeptune-CⅡ)+6x30ファインダー、Windows10パソコン(SharpCapPro、SynScanPro、ASCOM連携)、iPhone7(VirtuosoGTiコントロール補助)

木星とわかる画像が撮れるので、取りあえず満足している。弱点は、木星の高度が高くなると、ファインダーが覗けなくなること。横に見えている収穫カゴを使って2段で対応することもある。それでも導入できない時もある。(^^;

*留意点
①木星の導入はファインダーが重要なので、昼の内に、ファインダー合わせをしっかりしておく。
②CMOSカメラのピントも昼の内にある程度しておいた方がよい。

③VirtuosoGTiの転倒、SKYMAX127の落下には充分気をつける。あわてず、あせらず。木星は逃げない。いや逃げるけど、木星の1枚2枚撮れなくとも死ぬことはない。
電視観望の覚書018(テスト SharpCapPro4.1 その4) - よしべや自然博物館

電視観望の覚書018(テスト SharpCapPro4.1 その4) - よしべや自然博物館

新年のご挨拶は次のブログで(^^;SharpCapPro4.1の続編ソフトのVersionUpによって正常動作するようになった記録、惑星ライブスタッキングについて画像①惑星ライブスタッキ...

goo blog

 


C.ゆったり電視観望+広域星座撮影セット

VirtuosoGTi+FMA135+Ceres-C、2.5mmCSレンズ+Neptune-CⅡ、Windows10パソコン(SharpCapPro、SynScanPro、ASCOM連携)

FMA135十Ceres-Cでアライメント及び経緯台電視観望。CSレンズ+Neptune-CⅡで星座撮影(テスト中)。よい感触は持っている。
電視観望の記録4001(オリオン座 M42、IC434、NGC2174) - よしべや自然博物館

電視観望の記録4001(オリオン座 M42、IC434、NGC2174) - よしべや自然博物館

オリオン座A.燃える木、馬頭星雲(B33)、他、全体の表示はIC434となっているB.オリオン大星雲(M42+M43)、ランニングマン星雲(NGC1977)C.モンキ一(フェイス)星雲(NGC2174)1...

goo blog

 
□VirtuosoGTiの良い点
①搭載可能重量約6kgでAZ-GTiの約5kgより余裕がある。

②ベランダに出ずに窓から設置・撤去が可能。寒い時、体調不良の時は助かる(天体の位置によってはベランダに出ないと見えないこともある)。BとCは窓のすぐ近くに設置して、パソコンは室内に設置して暖かい観望ができる(ただし、平型USBケーブルの分だけ窓に隙間ができる)。

③保管の場所をとらない。インテリアにもなりそう。

④手動で操作しても使い易い。月や木星を眼視するくらいなら、手動で充分。

⑤プレートソルブが効くと、天体導入が簡単で、お手軽電視観望が可能。

□VirtuosoGTiの不充分な点・気をつける点
①VirtuosoGTiに限らず、経緯台は、天頂付近が苦手。観望天体の高度が高いと、色々難しい事が出てくる。そのためか、SynScanProはデフォルトで75°の高度制限が掛かっている。高度が高い天体を観望するときは、その制限を外しておく必要あり。

②Cでは、最初のアライメント用にレッドドットファインダーを用意しておくのが無難。
(Ceres-Cは、最初の1スターアライメントから、プレートソルブ後再同期が効くが、Neptune-CⅡは効かない。なぜ?)

③広域星座撮影の時は、SharpCapProのASCOM連携を切っておく(プレートソルブはできないので)。

④VirtuosoGTiを置く台は、安定をしっかり確かめる。

⑤パソコンとVirtuosoGTiの接続はステーションモードを設定して無線接続(私のMacbookはその方が安定している)。

⑥130PDS搭載の時は、高い高度で、鏡筒がVirtuosoGTiにぶつかる可能性があることに注意。

*virtuosoとは、特定の芸術や技術の分野で卓越した技量を持つ人のこと。

2024年1月22日記載
(今後も加筆修正予定、書くことで少し頭の中が整理されましたが・・・)

2024年2月3日VirtuosoGTi Fireware アップデート
上の内容を書いている途中から、AZ-GTiはFirewareをアップ(しかも赤道儀化のため、ライト・ハンドへ)したが、VirtuosoGTiやってないなと気になり出し、ネットで調べていた。AZ-GTiは、赤道儀化の流行もあり、かなりの情報があるが、VirtuosoGTiは見あたらない。
販売店さんのWebsiteから問い合わせたところ、翌日丁寧な回答があり、アップデートできました。
結論からいうと、AZ-GTiと同じFirmwareでよいとのこと。回答に従ってダウンロードした新Firmwareファイルの中のリリースノートにも記載されていた。(^^;
あと、JUNPYさんのアンドロメダ本で、確認しながら無事完了。

2024年4月8日追記
有用なブログを再発見(多分、前に1度読んでいたと思う)












星見娘で電視観望4015(おおぐま座 M101回転花火銀河)

2024-01-23 01:00:00 | SeestarM天体
おおぐま座 M101/NGC5457Pinwheel Galaxy
画像①トリミング・画像調整あり

M101は距離約2180光年のフェイスオンの渦巻銀河。2023年5月19日に、超新星2023ixf(最も明るくなった時は、約11等級)が板垣公一さんによって発見され、天文ファン界隈が盛り上がった。

前回は、渦巻銀河とわからないような画像を捏ねくり回し、SN 2023ixfが写った!と喜んだ。
あれから約半年、Seestarのおかげで、渦巻銀河とわかる画像を得ることができた。

ところで、pinwheelとは、回転花火又は風車、日本では、回転花火銀河と呼ぶことが多いようだ。その名に恥じないように赤いポチポチを写す工夫をされる方が多い。

私は暫く風車銀河で頑張ります。(^^;

これでおおぐま座のメシエ天体コンプリート。次はカルドウェル天体かと一覧表で探すがなかった。残念。

画像②10秒露出33分間のライブスタック

画像③Seestarによるアノテーション

画像④導入画面

画像⑤iステラHDによる観望位置

参考資料等

  JUNPYさんのマニア向けポータルサイト

 StellarScenesさんの『星座』へのリンク



観望データ
2024年1月13日午後11時半頃
メダカベヤ観測所
おおぐま座 M101回転花火銀河
Seestar S50+iPhone7、10秒露出33分間ライブスタック撮影
「写真」アプリで、トリミング・画像調整等


よしべやニュース
2024年1月22日版
月とオリオン大星雲

先ずはVirtuosoGTiお月見セットのスマホコリメート、電源OFFの手動で導入、久しぶりのベランダに出ての観望(寒くないので)

そして、いつものM42オリオン大星雲をSeestarで
LPフィルター使用、5分間のライブスタック、昨日よりは少しましか。空の状態の差?
馬頭星雲は影も形もなく轟沈
最後はSeestarのお月さま