よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望4001(初観望)

2024-01-04 05:00:00 | SeestarEtc
被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

よしべやでも1月2日より観望開始。
先ずはご挨拶用に撮ったNGC2024燃える木

本年も宜しくお願いします。

画像①LPフィルター使用、10秒露出60分のライブスタック画像、撮って出し
画像②Seestarのアノテーション


本当の撮り初めは早朝の金星
先ずは昨年の失敗から

画像③12月29日7時すぎの金星iPhone7で
人間の目は優秀で早朝の明るさの中でも金星はよく見えるのだが、カメラで撮るのは難しかった。中央上に写っているが、iPhoneやiPadでは画面拡大して辛うじてわかる。その部分を拡大すると

画像④該当部分拡大
Seestarでも試してみたが、これだけの明るさだと他の星がまったく見えず、プレートソルブができず、自動導入できずとなる。手動導入も試してみたが無理であった。気力続かず。
そこで、1月2日早朝他の星が見えているうちに、薄曇のため、はっきり見えているスピカを1度導入してから、金星を導入。

画像⑥惑星モード4倍での金星。上部トリミング

Seestarでは苦しい(^^;
一応見たとは言える?

その流れで日の出もiPhoneで

う~ん今日は曇ってる。
室内から窓ガラスごしに

そして夕方になり、先づは冬のお約束のM42オリオン大星雲で、ピントあわせをして、20秒というか、2枚のライブスタック。

画像⑦LPフィルタ一使用、10秒露出20秒のライブスタック、撮って出し

相変わらずよく写る。他の星雲もこれぐらい写ると良いのにと一瞬思ってしまう。

それから、幾つか観望して、この日のDeepSky最後は、元に戻り

画像⑧燃える木、アルニタク、馬頭星雲など10秒露出36分のライブスタック画像、撮って出し


この画角で撮れるのを待ってました。

最後は月、オートフォーカスのあと、初めて手動ピント合わせを試みた。

画像⑨月モードで撮影。上部トリミング


取りあえず無理のない範囲で初観望を終えられた。

参考資料等

よく閲覧するサイト(Gooblogを除く)
  JUNPYさんが企画した銀河星雲マニアのためのポータルサイト。
・銀河星雲NEWS~各種天体情報。有名・無名天体系ブロガーさんの最新ブログなどが紹介されている。SamさんやYoshidaさんなどの最新ブログも見落としが無くなる。
・Seestar最新ツィート~これを見るのが私の毎日の楽しみ。Seestarユーザーは必見。
・ASIAIR最新ツィート~レベル高くて私ついていけてませんが、多分有益。(^^;

 StellarScenesさんの『星座』へのリンク
 各星座の天体をほぼ総撮りに近いので、観望予定天体の確認等に活用。
















電視観望の覚書018(テスト SharpCapPro4.1 その4)

2024-01-04 04:59:00 | 覚書・機材
新年のご挨拶は次のブログで(^^;
 
SharpCapPro4.1の続編
 
ソフトのVersionUpによって正常動作するようになった記録、
惑星ライブスタッキングについて
 
画像①惑星ライブスタッキング300%拡大~iPhoneで画面撮影
(SKYMAX127+Ceres-C+VirtuosoGTi)

画像②ASCOMエラー画面
(SharpCapからASCOMが見つからないとの内容)
(SharpCapPro4.1.11433.0、SynScanPro2.4.8)

画像③惑星ライブスタッキング中(ライブスタック100枚)
(イメージ画像、Neptune-CⅡで撮影中のもの)
SharpCapPro4.1について、画像②のエラー(結構致命的なエラーらしい)が多発し、私の環境では、正常動作しないかと諦めかけていたが、同時期にSharpCap4.1とSynScanProがアップデ-トされ、もう一回やってみるかでやってみた。ダメでも取りあえず木星の動画撮影は特にASCOM連携無くてもなんとかなるので気軽な気持ちで。
(大きく困るのはプレトソルブ関係、ASCOM連携ができないと、DeepSkyの観望時にプレートソルブに時間がかかったりプレートソルブ後再同期ができなかったりする。)
動けば便利とも云える。
 
ちなみに、
SharpCapProのVersionは、4.1.11529.0
SynScanProのVersionは、2.4.11
(SharpCapはさらに新しVersionがリリースされているが、困らなければこのバージョンでしばらく続ける予定)
 
画像②のエラーはほぼ出なくなり(まだ1回も見てない?)、ASCOM経由で、SharpCapProとSynScanProの連携が実現。正常に動作するようになった。VirtuosoGTi経緯台での追尾で惑星がずれるが、CMOSカメラの画角内であれば、画像③の赤枠(ROI?)が自動的に動いて、惑星を追いかけてライブスタックしてくれる。画角から出てしまう前に手動で中央へ移動させた。途中パソコンが100℃に張りつき、95℃との間を行ったり来たりであったが、落ちずに最後まで頑張ってくれた。
画像④は、24回ライブスタックかけた中の1枚。画像⑤は、いつものように5000frames6本撮りからの1枚。この間1度も止まらずに完走してくれました。(^_^)
ライブスタックの枚数も1024枚から2048枚最後は5048枚と増やしていったが特に問題なし。
 
画像④と⑤を比べると(私のレベルの低さは別にして)やはり⑤が勝っているが、ライブで画像④(又は①)が見れたら、上等に思える。
 
画像④ライブスタック画像をSI9で、オートストレッチ、惑星色ずれ補正
(スマホ・タブレット上では自動的に拡大されるようだ)
撮影データ
[Ceres-C (IMX224)]
Colour Space=RAW8
Capture Area=1304x976
Offset=10
Analogue Gain=112
Exposure=5.0230ms
CurrentFrameCount=5048
TargetStackLength=5048
 
画像⑤5000framesをAS!4で10%スタック、RS6でウェーブレット、SI9で調整。
[Ceres-C (IMX224)]
Colour Space=RAW8
Capture Area=420x368
Output Format=SER file (*.ser)
Offset=10
Analogue Gain=196
Exposure=5.1580ms
Duration=25.959s
FrameCount=5000
ActualFrameRate=192.6134fps
 
SharpSolverについても特に問題なくFMA135+Neptune-CⅡでディザーも含め正常動作している。これから若干試していく予定。
 
以上は、昨年12月28日までに撮影したもの。
 
これで、×2バローレンズを使って木星が観望できるようになったら、私の木星観望セットが完成となる。
 
ということで、1月2日にバローレンスを使って初観望を行った。
木星を導入できるか不安だったが、どうにか導入できた。
ただ、VirtuosoGTiの設定がまずかったか、木星が停止してくれず苦労。ウエーブレットやピント合わせも十分でなく、ライブスタック2枚、動画1本撮りで終わってしまった。
次は、その木星のライブスタックの画像
 
画像⑥2倍バローレンズ使用、VGAサイズにトリミング(2枚撮りの内の1枚)
その他撮影データ
[Ceres-C (IMX224)]
Colour Space=RAW8
Capture Area=1304x976
Offset=10
Analogue Gain=180
Exposure=4.8920ms
SharpCapVersion=4.1.11529.0
CurrentFrameCount=2875
TargetStackLength=2875
 
まだ明るい内に撮っているので暗く写るらしい。VirtuosoGTi経緯台+普通のファインダーだと高度が高いと導入が難しくなるので、高度が低い明るい内に観測を始めている。今は仕方ないかと考えている。
 
まだ稚拙そのものだが、回数こなして上達を目指す。

電視観望の覚書017(参考図書)

2024-01-04 04:58:00 | 覚書・機材

あくまでも経験1年余りの個人の感想であり覚書です。

アフェリエイトにも参加していないし、販売意図はありません。

01)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

  天体観望を志す初心者にお勧めの本。この本で天体観望の概要を知り、Seestar S50を購入すれば、最小コストで天体観望が実現する。とりあえず惑星も見える。Seestarに満足できなければ、本を読み返して、その上の機材を揃えてより高みを目指せばよいと思う。私は目指しませんが・・・天体観測用品の購入の無駄が無くなる。マニュアルをうたっているだけあってわかりやすい。私のバイブルとなっている本。ちなみに、この正月のアマゾンセールでは、本で案内されていた双眼鏡ポチしました。今日届きます。

02)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社


 天体観望初心者が初めに目指すM天体(メシエ天体)すべてと有名かつ次のステップで目指す天体が網羅されている。しかもほとんどの天体写真が横満月2個、縦満月3個の画角で掲載されているので、観望天体の大きさがより良くわかる。観望前に確認して、観望後に自分の画像と比較して振り返ることができる。大体違うな~と自分のヘタッピーの確認に終わるが・・・お手本という感じ。

03)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館


 超ロングセラーらしい。そのため最近の電視観望に合わないところもある。索引は有るが、どこにどの天体があるのか調べるのも初心者には大変だった。ただ星座別に天体案内がされているのでベランダ観望には都合が良い。さらに1年近く使うと、この本の良さがより理解できる。というのは、ページをめくれば次に観望できる天体や星座が示されるので、天体観望の先読みができるようになる。あとは、不足分をiステラHDやSkySafariで確認・補足して天体観望に臨めば良い。大きなCr天体(コリンダー)やB天体(バーナード、暗黒星雲)も漏れなく案内してくれている上に、赤経・赤緯も漏れなく記載されていて、観望しようすればできる情報が用意されている。ロングセラーなだけの理由はあると思う。

04)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

 文字どおり天体観測の教科書。天体観測全般に色々な基礎事項を知ることができた。1つ1つは思い出せないが・・・ (^^; 特に、連星・重星の案内に注目している、まだ私にはその実力と余裕なし。

05)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

 こちらも文字どおり電視観望するためのガイドブック。電視観望の説明に始まり、ソフトとしてSharpCapの操作の案内など一通り解説がある。はじめのころ何度も読み返した。私としては本に加えて、著者の渡邉さんのYoutubeの解説がわかり易かった。Ceres-C購入の付録で貰った。今は、Verが上がっている。

*電視観望・ライブスタックも、SharpCapに加え、ASIAIR・Seestar、ステラショット3と選択肢が広がり来年どうなってるんだろう。特にSeestarが強力だから。

06)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

 PlayerOneのCMOSカメラを買うとオマケで付いてくれるが単体で購入。この本で、惑星の動画撮影レベルは確実に上がったと思う。AS!3についてもこの本を読んでやっと使えるようになった。

07)東京スターベース 「これからはじめる!月惑星の撮影から画像処理までかんたんマニュアル」

 東京スターベースで非冷却CMOSカメラをかった時のオマケ冊子。非売品?初心者向けの案内冊子。SharpCap、AviStack、AS!3、RegiStax6の解説が書かれている。。一通り目を通したが、RegiStaxのウェーブレット処理の案内が強烈かつ有用で他のこと忘れた。(^^;