よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望4011(りょうけん座 M3球状星団)

2024-01-19 05:00:00 | Seestar
りょうけん座 M3/NGC5272球状星団
画像①トリミング・画像調整あり
M3は距離33900光年、恒星数約500000個の球状星団(数えた人いるんでしょうね。すごいわ)。視等級6.4等で明るい。

電視観望中に暇つぶしに見ていたiステラHDで発見。その解説で『M13(ヘラクレス座大球状星団)につぐ明るさと大きさで有名』とあり、良い子と良いオジンは寝ている時間なんですが、最後の気力を振りしぼり頑張りました(^_^)v 15分間だけど・・・
確かに見応えあり。

(覚書)
なお、翌日の資料学習でわかったこと。口径5cm焦点距離250mmのSeestarではこれが限界か。中央の飽和した部分をさらに星に分離するためには、より口径が大きく長焦点での観望が必要のようだ。ただ今の私の実力で、大口径・長焦点用意しても、その実力を引きだすのは・・・『無理、無理』と隣で館長。今後の課題。精進あるのみ。いつになるかわからないが・・・(^^;

画像②10秒露出15分間のライブスタック


画像③Seestarによるアノテーション

画像④導入画面
画像⑤iステラHDによる観望位置


参考資料等

  JUNPYさんが企画した銀河星雲マニアのためのポータルサイト

 StellarScenesさんの『星座』へのリンク
 各星座の天体をほぼ総撮りに近いので、観望予定天体の確認等に活用させていただいている。



観望データ
2024年1月16日午前1時過ぎ
メダカベヤ観測所
りょうけん座 M3球状星団
Seestar S50+iPhone7、10秒露出15分間ライブスタック撮影
「写真」アプリで、トリミング・画像調整等





電視観望の記録4003(エリダヌス座 テスト 魔女の横顔)

2024-01-19 04:59:00 | NGC天体他

エリダヌス座 IC2118魔女の横顔星雲(鼻のあたりの部分)

 
1月11日新月のVirtuosoGTi+FMA135+UVIRカットフィルター+Neptune-CⅡとSharpCapProの観望テスト最後の天体(6天体目)。
 
天文ファンなら誰もが憧れる難関天体がオリオン座のリゲルのすぐ西にあり、そのリゲルに照らされて輝く魔女の横顔星雲。
 
まあ考えているだけでは物事は進まないので、取りあえずダメもとで、テスト観望。
 
 画像①回転・トリミング・画像調整あり(マイクロソフトPhoto使用)
いつもの存在確認レベルだが、見えた瞬間はうれしかった。(^^)/
20分のライブスタック中、ずーっと2つのヒストグラムを調整。いつもはライブスタックサブウィンドーのヒストグラムの調整のみだが、カメラコントロール画面のヒストグラムストレッチ(画像②)も調整した方が見え方が変わってくる、急がしく両方調整していた。
画像②(別天体観望時のもの)
なお、全体は入っていないので、はじめどこが見えているかわからなかったが、画像③と比較して魔女の横顔の鼻のあたりと分かり、中心をとらえて導入されていたことが理解できた。当たり前ながら、初めての経験でわかって良かったと一安心した。
観望を終えてみると、存在確認なのだから、アナログゲインが低すぎたかと反省。
次回は、FMA135+ZWOASI585MCでチャレンジだなと思った次第。幻だったものが見えたことで現実の存在になった、あとは地道に頑張るのみ。
 
なお、きちんとした魔女の横顔星雲について、Gooのユーザーさんは、「魔女の横顔」または「魔女の横顔星雲」で検索かけると、天文系Gooブロガーさんたちの素敵なIC2118を見ることができる。
一般の方は、銀河星雲マニアWebsiteで蒼月城さんの素敵なIC2118が見ることができる。
私、いつもうらやましく何度も見ています。(^^)
 
 画像③スカイサファリによる観望位置
(さかさまに見ると魔女の横顔)


なお、観望の動機は次の画像④で、『魔女の横顔星雲』を見たこと。やってみるかの気分になった。

画像④SynScanProソフトの天体導入画面
「ディープスカイ」から「名前がつけられた天体」を選び
下にスクロールして、「魔女の横顔星雲」をクリックして導入
(あるいは、上の画面で ▼をクリックして、「メシエ」を「IC」に換えて、2118を打ち込んでも良し)

画像⑤10秒露出20分のライブスタック、撮って出し
 
観望データ
1月11日新月午後9時頃
ベランダ観測所
VirtuosoGTi+FMA135+UVIRCutフィルター+Neptune-CⅡ
[Neptune-C II (IMX464) ]
Colour Space=RAW8
Capture Area=2712x1538
Output Format=PNG files (*.png)(Auto)
Offset=10
Analogue Gain=100
White Bal (B)=80(Auto)
White Bal (G)=0(Auto)
White Bal (R)=27(Auto)
Background Subtraction=Linear Gradient Removal
Hot Pixel Sensitivity=20
Subtract Dark=Hot and Cold Pixel Removal
SharpCapVersion=4.1.11529.0
TotalExposure(s)=1200
StackedFrames=120
 
ここまできたら、Seestarでも観望します。(^^)

画像⑤先ずは導入画面(Neptune-CⅡと比較しやすい場所を選択、画像①の中央上の明るい恒星2つを目印にしている)

画像⑥10秒露出20分間のライブスタック

1月16日午後7時半ごろの観望。月齢5で、月が横にいるのもあって、厳しい結果となった。まあ、存在確認はできたので良しとしよう。(^ ^;

参考資料等

  JUNPYさんが企画した銀河星雲マニアのためのポータルサイト

 StellarScenesさんの『星座』へのリンク
 各星座の天体をほぼ総撮りに近いので、観望予定天体の確認等に活用できる。