よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の覚書018(テスト SharpCapPro4.1 その4)

2024-01-04 04:59:00 | 覚書・機材
新年のご挨拶は次のブログで(^^;
 
SharpCapPro4.1の続編
 
ソフトのVersionUpによって正常動作するようになった記録、
惑星ライブスタッキングについて
 
画像①惑星ライブスタッキング300%拡大~iPhoneで画面撮影
(SKYMAX127+Ceres-C+VirtuosoGTi)

画像②ASCOMエラー画面
(SharpCapからASCOMが見つからないとの内容)
(SharpCapPro4.1.11433.0、SynScanPro2.4.8)

画像③惑星ライブスタッキング中(ライブスタック100枚)
(イメージ画像、Neptune-CⅡで撮影中のもの)
SharpCapPro4.1について、画像②のエラー(結構致命的なエラーらしい)が多発し、私の環境では、正常動作しないかと諦めかけていたが、同時期にSharpCap4.1とSynScanProがアップデ-トされ、もう一回やってみるかでやってみた。ダメでも取りあえず木星の動画撮影は特にASCOM連携無くてもなんとかなるので気軽な気持ちで。
(大きく困るのはプレトソルブ関係、ASCOM連携ができないと、DeepSkyの観望時にプレートソルブに時間がかかったりプレートソルブ後再同期ができなかったりする。)
動けば便利とも云える。
 
ちなみに、
SharpCapProのVersionは、4.1.11529.0
SynScanProのVersionは、2.4.11
(SharpCapはさらに新しVersionがリリースされているが、困らなければこのバージョンでしばらく続ける予定)
 
画像②のエラーはほぼ出なくなり(まだ1回も見てない?)、ASCOM経由で、SharpCapProとSynScanProの連携が実現。正常に動作するようになった。VirtuosoGTi経緯台での追尾で惑星がずれるが、CMOSカメラの画角内であれば、画像③の赤枠(ROI?)が自動的に動いて、惑星を追いかけてライブスタックしてくれる。画角から出てしまう前に手動で中央へ移動させた。途中パソコンが100℃に張りつき、95℃との間を行ったり来たりであったが、落ちずに最後まで頑張ってくれた。
画像④は、24回ライブスタックかけた中の1枚。画像⑤は、いつものように5000frames6本撮りからの1枚。この間1度も止まらずに完走してくれました。(^_^)
ライブスタックの枚数も1024枚から2048枚最後は5048枚と増やしていったが特に問題なし。
 
画像④と⑤を比べると(私のレベルの低さは別にして)やはり⑤が勝っているが、ライブで画像④(又は①)が見れたら、上等に思える。
 
画像④ライブスタック画像をSI9で、オートストレッチ、惑星色ずれ補正
(スマホ・タブレット上では自動的に拡大されるようだ)
撮影データ
[Ceres-C (IMX224)]
Colour Space=RAW8
Capture Area=1304x976
Offset=10
Analogue Gain=112
Exposure=5.0230ms
CurrentFrameCount=5048
TargetStackLength=5048
 
画像⑤5000framesをAS!4で10%スタック、RS6でウェーブレット、SI9で調整。
[Ceres-C (IMX224)]
Colour Space=RAW8
Capture Area=420x368
Output Format=SER file (*.ser)
Offset=10
Analogue Gain=196
Exposure=5.1580ms
Duration=25.959s
FrameCount=5000
ActualFrameRate=192.6134fps
 
SharpSolverについても特に問題なくFMA135+Neptune-CⅡでディザーも含め正常動作している。これから若干試していく予定。
 
以上は、昨年12月28日までに撮影したもの。
 
これで、×2バローレンズを使って木星が観望できるようになったら、私の木星観望セットが完成となる。
 
ということで、1月2日にバローレンスを使って初観望を行った。
木星を導入できるか不安だったが、どうにか導入できた。
ただ、VirtuosoGTiの設定がまずかったか、木星が停止してくれず苦労。ウエーブレットやピント合わせも十分でなく、ライブスタック2枚、動画1本撮りで終わってしまった。
次は、その木星のライブスタックの画像
 
画像⑥2倍バローレンズ使用、VGAサイズにトリミング(2枚撮りの内の1枚)
その他撮影データ
[Ceres-C (IMX224)]
Colour Space=RAW8
Capture Area=1304x976
Offset=10
Analogue Gain=180
Exposure=4.8920ms
SharpCapVersion=4.1.11529.0
CurrentFrameCount=2875
TargetStackLength=2875
 
まだ明るい内に撮っているので暗く写るらしい。VirtuosoGTi経緯台+普通のファインダーだと高度が高いと導入が難しくなるので、高度が低い明るい内に観測を始めている。今は仕方ないかと考えている。
 
まだ稚拙そのものだが、回数こなして上達を目指す。