よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
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天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録115(いて座 M17オメガ星雲、M18散開星団)

2023-07-22 05:00:00 | M天体

いて座  M17オメガ星雲(NGC6618)、M18散開星団

画像①UV IRカットフィルター使用、元ファイルから800×1200ドット切り出し

M17オメガ星雲は、比較的近く明るいので、双眼鏡でも楽しめる散光星雲とのこと、きちんと撮すとギリシャ文字のΩに似ていることからオメガ星雲、湖畔に浮かぶ白鳥に例えられ白鳥星雲、ロブスター星雲などのニックネームを持つようだ。残念ながら私の画像では、前2つを感じ取れるほどは写っていない。ロブスターの雰囲気はあるかも。Ωがわかるような撮影が次の段階の目標になる。

M18は小さな散開星団。日本語Wikipediaでは、ヒットせず。アストロアーツの記事を読む。うーん 人間から見ると地味な天体らしい。

画像②アスタップによるプレートソルブ、α,δ grid表示、NorthUp回転、上下左右反転、ディープスカイ・アノテーション、

画像③ステラナビゲーターLiteによる観望位置。

覚書)画像アップ後、星像が大きいことに気づく。ピント合ってなかった?画像を再処理してみることに。若干ピントは甘いが、合ってないほどでは無かったようだ。

手順

1)Astapで階調調整、プレートソルブ、α、δ grid表示、ディープスカイ・アノテーション

2)NorthUp回転、上下反転、左右反転

3)FITSファイルを別名で保存

4)ステライメージLiteで、デジタル現像、スターシャープ他調整、FITSファイル保存

5)Astapで、(プレートソルブはかけない。かけても成功しない)α、δ grid表示されていることを確認し、ディープスカイ・アノテーションを実施。

6)今回は、アノテーションが成功した。JPEG保存

なお、薄く赤くIC4706・IC4706が写っていたが、あぶり出せなかった。ブログアップで完全に赤が消えている。

 

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

6)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン

7)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒~シュミット

8)いて座~Wikipedia

9)M17オメガ星雲~Wikipedia

10)AstroArts-メシエ天体ガイド:M18

12)電視観望の記録102(いて座 M23散開星団)

13)電視観望の記録103(いて座 M8干潟星雲)

14)電視観望の機材06(Ceres-C)

15)電視観望の記録106(いて座 M24/IC4715 Star Cloud)

16)電視観望の記録107(いて座 M20三裂星雲、M21散開星団、M8干潟星雲) 

17)電視観望の記録114(いて座 球状星団M22、M28、M55)

 

撮影データ
2023年7月10日
ランダ観測所
いて座 M17オメガ星雲、M18散開星団
FMA135+Neptune-CⅡ+赤道儀化AZ-GTi+UV IR/Cutフィルター
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存、DSIAなど
Raw16、Area2712x1538、Offset=120、Gain=300、Exposure=2s×191frames=382s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapで、プレートソルブ、α,δ grid表示、Deepsky annaotation処理、NorthUp回転、左右反転、上下反転。FITSファイルJPEGファイル保存
ステライメージLiteで各調整
Microsoftフォト等で、スポット修正、色・明るさ調整、トリミング等


よしべやニュース
「ミナミヌマエビが避暑に」7月22日版

今日は別の角度から小エビを撮す。
みんな元気にツマツマしてます。