Virtuoso-GTiに搭載した130PDS
SkyWatcher社製、ニュートン式反射望遠鏡 130PDS
(口径130cm、焦点距離650mm、従ってF5そこそこ明るい)
旧名BKP130 OTAW Dual Speed
長所
①安い。(シュミットサマーセール価格約3.2諭吉)
②「接眼部には上位機種と同じデュアルスピードフォーカサー(減速装置つきピント調整ノブ)を採用」とのことで、ピント合わせを正確に行えるとのことらしい。(シュミットの商品説明より)
③「高精度に研磨されたパラボラ鏡はシャープ、かつハイコントラストな像が楽しめます。眼視観測はもちろん、アストログラフとしても威力を発揮」とのことです。(シュミットの商品説明より)
④軽め、天体望遠鏡のみで3.6kg。AZ-GTiの搭載可能重量5kgに収まる。
短所
①カメラやCMOSカメラをつけて、合焦(ピントが合うこと)させると、ドローチューブが鏡筒内にはみ出し、星の像に写り込むらしい。
(Neptune-CⅡで合焦させた時の鏡筒内)
(40mmアイピースで合焦させた時、ドローチューブがギリで収まっている。)
そのため、アストログラフ(天体写真用天体望遠鏡)として活用する人は、ドロチュ―ブを切り落として短くする情報がネット上で多数発信されている。不器用な私には無理。写れば良いかと。
②その他、アストログラフとして活用するためにちょっと足りない点がいくつかあり、ネット上での改良情報の発信多数あり。
③反射望遠鏡のため、レンズでの光の屈折に起因する色収差は原則発生しないが、それに変わって中心から外に行くにつれて星が楕円に写ったり、形が変わるコマ収差が発生する。これを改善するために、コマコレクターと呼ばれる凸レンズを購入する人が多い。これが、純正で約2.5諭吉。本体とそんなに変わらない。驚き。もちろん買ってません。
購入理由
①安い!口径13cmのニュートン式アストログラフ30諭吉以上しますから・・・その10分の1の値段。
②ファインダーがついている。しかもX軸・Y軸調整。ファインダー合わせ楽そう。
③デュアルスピードフォーカサー、つまりピントの微調整つまみがある。
以下日記風に
6月16日深夜
シュミットサマーセール開始。いつもより0.5諭吉安い。
買うと決めたら直ぐ購入。
6月17日
商品到着
思ったよりも小さく軽い。MAK127と同じくらいの重さ。
6月22日
悪天続き、テスト観望もできず。やること無いので光軸調整に手を出す。段々訳がわからない状態になる。Youtubeで、天文ショップさんの手本を何回も見て、やっと終了。上手くいっているかどうか自信なし。
6月24日
メダカ部屋からテスト眼視。ドロ一チューブ(接眼レンズを付ける筒)の位置悪し覗きにくい(観望中に変更できることを後から知る)。特に光軸のズレは感じない。
Neptune-CⅡを接続。こと座ベガ。はくちょう座デネブ・サドル・アルビレオ観望。プレートソルブできず。画面の星の数少ない。星の数が多いところということで近くのM52観望。プレートソルブできず。QBPを外す。プレートソルブOK。星きれい!見ごたえあり。ライブスタック。星が流れる。原因不明。終了。
テスト撮影画像(本撮影は星が流れ途中で中止)
6月25日ほとんど曇り
電線の上にベガが見える。ベガでアライメント開始。続いてベガを自動追尾でピント合わせ。しばらくすると、デネブが見えることに気づく。はくちょう座デネブへ。そしてサドル、雲で見えず。アルビレオ。眼視で見る初めての二重星。見えた。宮沢賢治のトパ―ズとサファイヤ見えた。急いでNeptune-CⅡ装着。今日のフィルターはPlayerOneのUV IRカット。ピンボケでも二重星わかる。急いでピント合わせ。雲がいっぱい、周りの微光星ほとんど見えず。しばらく自動追尾しておく。雲晴れず。0時前に撤収。
6月26日曇時々雨
アマゾン注文の等倍レッドドットファインダーが届く(チャイナポスト)。前回注文の中国発送のファインダー台座、6ヶ月たった未だに届かず。届いただけでうれしい。MAK127付属品と瓜二つに見える。よく見ると少し違う。レッドドット真円に近い。MAK127付属品は彗星。模造品の勝ちに見える。130PDSのファインダーに天体導入するのに3分弱かかっていた。これで楽になる。
(今後も続きを不定期掲載予定)
参考資料