よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録110(さそり座 IC4628えび星雲+2さらに+1)

2023-07-16 05:00:00 | NGC天体他

さそり座 IC4628えび星雲、NGC6242、NGC6231、NGC6268

画像①UV IR-CUTフィルター使用、PNGファイル。追尾ずれを若干トリミング、90°回転、短辺640ドットに縮小、上下1000ドットになるようにトリミング

IC4628(えび星雲、Gum56)は、日本語Wikipediaではヒットせず、英語版Wikipediaでも2行の記述。地球から6000光年離れた輝線星雲とのこと。NGC6242は、散開星雲。英語版Wikipediaでもこれだけ。夜空の天体無限に近いからこんなこともあるよね。NGC6231は昨日に続き再掲となるが、そのいきさつは覚書に書いた。この3つが1枚の画角に収まると、欲が出て画像①のえび星雲の左斜め上にあるNGC6268を一緒にと思うが、私の実力では難しいか。ハイアマチュアの人は、モザイク撮影という技術で、2枚画像撮ってつなぐらしいが、ソフトはあるけど技術はない。今後の課題。あともっと広角のCMOSカメラ買うというのもあるな・・・『無駄遣いだめよ。130PDS買ったばかりでまだ使ってないでしょ!』いつもの館長の声で空耳が・・・なお、NGC6268も英語版Wikipediaで2行。散開星団の記述のみ。まあ解説無くても美しければ良いか。

えびがはっきりしないのは残念だが、画像でも美しさわかる。眼視だと凄く綺麗だろう。覚えておこう。

覚書)浅田さんの本でH12について『肉眼でもなんだかごちゃごちゃしている感じを受けるが、双眼鏡で見ると、まるで宝石箱をひっくり返したような美しさだ。中でもH12は、6~7等星の星が広範囲にばらまかれた双眼鏡向きの散開星団だ。』という解説があり、昨日はH12に執着してネット検索で調べていたら、頭の中がトマトになり、疲れ切って寝てしまった。今朝、頭が元のピーマンの状態に戻り、画像をいくつか見ていたら、浅田さんの解説これじゃないという画像に当たった(画像①)。90°回転させると昨日の学習の成果もありさらによくわかる。慌ててアスタップでプレートソルブをかけ、画像①と同じ画角に調整する。これ(えび薄いし、ノイズ多いが)結構いけてる画像。努力するものは救われる。継続は力なり。(なお、浅田さんの本でHのつく天体は、H12のみ。)

 

画像②アスタップによるプレートソルブ、North UP回転、上下左右反転、アノテーション

画像③別画像NGC6268左中ほど、若干のトリミング、長辺640ドットに縮小

画像④SharpCapPro上でのプレートソルブ、DSIA。NGC6242の導入で、えび星雲が写っているのを見て、ずれたままでライブスッタック。

画像⑤ ステラナビゲーターLiteによる観望位置

 
参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

6)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン

7)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒

8)Player One UV IR-CUT1.25”フィルター | 株式会社サイトロンジャパン

9)Sky Watcher AZ-GTiマウント+三脚~シュミット

10)さそり座~Wikipedia

11)NGC6231~Wikipedia

12)StellarScenesさんのサイトの『IC4628, H12付近(さそり座の散光星雲+散開星団)』

12)ハーシェル400カタログ~Wikipedia

13)IC 4628: The Prawn Nebula~Nasa

14)IC4628~英語版Wikipedia

 

撮影データ
2023年7月11日星夜
ベランダ観測所
さそり座 IC4628(えび星雲)、NGC6231、NGC6242、NGC6268
FMA135+Neptune-CⅡ+AZ-GTi+UV IR-CUTフィルター(PlayerOne)
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存
RGB24、Area2712x1538、Offset=100、Gain=300
Exposure=4s×141frames=564s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapで、プレートソルブ、α,δ grid表示、North UP回転、上下左右反転、Deepsky annaotation処理、JPEG保存
Microsoftフォトで、色・明るさ調整、トリミング等