よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録098(カシオペヤ座 M52散開星団)

2023-07-04 05:00:00 | M天体

カシオペヤ座 M52散開星団

画像① QBPフィルターⅢ使用、VGA切り出し

満月の前日、空には薄い雲がある。昇る月を星座ビノで観察後、メダカ部屋からの電視観望に絞る。

北東から南東にかけても雲で星が見えたり見えなかったり。星座ビノで、ベガ・デネブ・アルタイルを順に観望。使わなくとも3つの一等星は見える。電線で分けられているが・・・

最初、130PDSに40mmアイピースで眼視観望(倍率16倍)、眼視の方が星は美しいが、それ以上はないので、安心のFMA135に切り替える。余裕があれば、同じ天体を130PDSで再観望をと考えていたが、その機会は無かった。

それは兎も角

M52はカシオペヤ座の散開星団。約200個ほどの若い星からなるとWikipediaに記載されていた。FMA135ではあまりにも小さく、先日の130PDSで記録がきちんと撮れなかったことが残念。ライブスタック、雲がかかる、中断の繰り返しで、画像①まで、待機時間も含め1時間ほどを費やした。

ところで、観望中から、右上に星雲が薄く写っているのが気になっていた。NGCだけ確認して、余裕無く後で確認(画像④)。バブル星雲とわかる。ネットでよく出くわす。知っていれば、無理してでも観望していた。また次の機会。

 

画像② SharpCapProによるディープスカイ・イメージ・アノテーション、VGA切り出し

画像③ PNG元画像より、2400×1400切り出し

画像④アスタップによるFITSファイルのプレートソルブ、α,δ grid表示、

ディープスカイ・アノテーション2400×1400切り出し

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン

6)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒~シュミット

7)Quad BP フィルター III~株式会社サイトロンジャパン

8)VIRTUOSO-GTi~サイトロンジャパン 

9)130PDS~株式会社シュミット

10)カシオペヤ座~Wikipedia

11)M52散開星団~Wikipedia

 

撮影データ

2023年7月2日曇空、月齢13.9

メダカ部屋観測所
カシオペヤ座  M52散開星団
FMA135+Neptune-CⅡ+Virtuoso-GTi+QBPフィルターⅢ
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存
RGB24、Area2712x1538、Offset=120、Gain=300
Exposure=4s×74frames=300s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapで、プレートソルブ、α,δ grid表示、Deepsky annaotation処理
Microsoftフォトで、色・明るさ調整、トリミング等