いて座 M20三裂星雲(NGC6514)、M21散開星団(NGC6531)、M8干潟星雲
画像① UV IRカットフィルター使用、トリミングなし(短辺640に縮小)
こんな記録画像とれるとは、1週間前には夢にも思わなかった。やっててよかった電視観望。M8干潟星雲、ハイアマチュアの人と同じ形(色は違うけど)、M20三裂星雲は緑の色も写っている。そしてこの配置、ネットでよく見る。何より良いのがトリミングなし!(すみ少し欠けてるけど) 有り難う赤道儀化AZ-GTi、有り難うネットの先輩方、やっとここまで来ました。
今回は、初めての赤道儀シリーズその3で、M20を取り上げる予定であった。記録102で、M21は自動導入に失敗し観望できなかったと書いたが、M20の画像見てびっくり!すぐそばにM21が写っていた。電視観望中は必死すぎて目には入ってなかったらしい。さらに、7月11日は赤道儀化AZ-GTiの1スターアライメントに一工夫入れ、自動導入のテストでM8干潟星雲を導入すると、画像①のような配置でパソコン画面に導入された。本来なら導入ずれで喜べないが、いつかはこの構図で撮りたいと思っていたので、ついてるの一言。さらにライブスタック中のずれも観望中は気づかないぐらいの小ささだった。フィルターを変えて臨んだのも良かったらしい。
閑話休題
M20は上側(北)に青い反射星雲(画像①は緑に写っている)、南に赤い輝線星雲、その輝線星雲の手前にある暗黒星雲により三分割されているように見えるため三裂星雲の名前がついたそうだ。M21は、星の数70個ほどの小さな散開星団。単独ではパッとしないが、下(南)の干潟星雲も含め魅力的な構図のアクセントとなっている。
画像② M20、M21。画像①よりSVGA切り出し、長辺640に縮小
画像③ M8。画像①よりSVGA切り出し、長辺640に縮小
画像④ アスタップによるプレートソルブ、階調・色調整、α,δ grid表示、ディープスカイ・アノテーション、花子フォトレタッチで短辺640に縮小
画像⑤ 7月11日大星夜、よしべやから見た天の川(ステライメージLiteで加算コンポジット4枚、各調整)
(どぎついくらい天の川を強調したが、ブログにアップすると薄くなる。残念。)
7月11日は、大星夜ともいえる星空。さそり座が山に沈む前に、館長を誘って第2部眼視観望開始。天の川、さそり座、電線越しのはくちょう座、こと座はほぼ天頂付近で首が痛い。館長は雲のように見えるいて座付近の天の川にいたく感心していた。館長が退散した後、コートハンガー星団、たて座、M8確認。うみへび座・・・難しい。iステラHDで確認しながらやっとで確認。(さそり座のアンタレスの上で、西の赤い星(イェドブリオル)から東のサビクまで、まっすぐな4つの星の並びを見つけると分かりやすい。)良い1日でした。
参考資料
1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社
2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館
3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社
4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン
5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社
6)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン
7)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒~シュミット