よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録100(カシオペヤ座 M103散開星団)

2023-07-06 05:00:00 | MC天体

カシオペヤ座 M103散開星団

画像① 元PNGファイルより、VGA切り出し

「満月下の電視観望シリーズ」 その2

これだけ写れば私的には十分満足。しかも満月。電視観望が楽しくなる。中西さんの本と見比べると、微光星の数は圧倒的に違うが、明るい星の配置は同じで、見比べても楽しくなる。FMA135+QBPフィルターⅢ+Neptune-CⅡよく頑張った。VirtuosoGTiもいい仕事している。

閑話休題

M103は、メシエ自身が編纂し出版したメシエカタログの最後の天体とWikipediaに記載されていた。出版を待つ間に発見し急遽カタログに掲載されたらしい。眼視では口径10cmの天体望遠鏡で微光星も見え始めるらしい。もう一度観測の機会があればよいな。無ければ作って見るぞという気になる天体。

なお、記録098(M52)と比べるとこちらの方が断然良い。機材同じ、実行した人私で同じ、月もほぼ同じ、違いは雲があるないの空の様子。天文関係のブログやWebsiteで、「天気に恵まれ・・・この写真が撮れた。」のセリフが良く見られるが、こういう事と実感して納得した。経験値+1。

 

画像② 元PNGファイルより、2300×1300切り出し

画像③ SharpCapProによるプレートソルブ、ディープスカイ・イメージ・アノテーション。元PNGファイルより、2300×1300切り出し。

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン

6)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒~シュミット

7)Quad BP フィルター III~株式会社サイトロンジャパン

8)VIRTUOSO-GTi~サイトロンジャパン 

9)130PDS~株式会社シュミット

10)カシオペヤ座~Wikipedia

11)M103(天体)~Wikipedia

 

撮影データ

2023年7月3日快晴、月齢14.9(満月)

メダカ部屋観測所
カシオペヤ座 M103散開星団
FMA135+Neptune-CⅡ+Virtuoso-GTi+QBPフィルターⅢ
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存、DSIA(ディープスカイ・イメージ・アノテーション)
Raw16、Area2712x1538、Offset=120、Gain=300
Exposure=8s×47frames=376s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Microsoftフォトで、スポット修正、色・明るさ調整、トリミング等
 
 
よしべやニュース
「ミナミヌマエビが避暑にやってきた!」






よしべや博物館支所で飼育されていたミナミヌマエビであるが、支所は飼育員さん不在時日中40度の高温になるとのこと(ミナミヌマエビの生息温度は1°~30°)で、初夏から秋まで、博物館本館メダカ部屋で預かり飼育をすることになった。これから週1~2回ミナミヌマエビの様子を掲載する予定。
なお、残念なことに長旅の疲れか観測員の怠慢が原因か1匹旅立たれた。しかし子エビたちはみんな元気!