一昨日の夕食時に健太に「野球辞めてテニスとか水泳みたいな個人競技にしたらどうや?」と聞いてみた。私自身が小学生の時に野球でピッチャーだったので、どんなに頑張っても中心選手になれない健太を不憫に思ったからである。
練習に来れない子はどんなに上手くてもフルに使ってはもらえない。これは指導者としてチームオーダーとして当然のことである。練習に行けなくても上手い子の中に入っていたいと個人練習してみても、時々しか全体練習や試合に参加しない健太は中心選手にはなりえない。これからの試合では自分がベンチで、自分より上手くない子が選手ということも多くなるだろう。そんな時の健太の心中を察すると、団体競技である野球より個人競技に替わったほうがいいのではないかとも思ったからだ。
健太は「テニスもバトミントンもやってみたいけど、俺野球好きやしみんなおるで辞めん」「ベンチでもやることあるんやて。声出しとれば多分使ってもらえると思うし」と言った。
「おまえがそれでいいなら、お父ちゃんは何でもいいぞ」と私は答えた。野球は9人だけでやるものでなく、ベンチから応援や激励するのも立派なチームプレーであり野球なのだから。補欠だと不憫だとか寂しいだろうと思ってしまった私だが、健太の話を聞いて、レギュラーであろうがなかろうが、みんなと一緒にグランドでプレーすることが健太の幸せなのだと気づいた。
練習に来れない子はどんなに上手くてもフルに使ってはもらえない。これは指導者としてチームオーダーとして当然のことである。練習に行けなくても上手い子の中に入っていたいと個人練習してみても、時々しか全体練習や試合に参加しない健太は中心選手にはなりえない。これからの試合では自分がベンチで、自分より上手くない子が選手ということも多くなるだろう。そんな時の健太の心中を察すると、団体競技である野球より個人競技に替わったほうがいいのではないかとも思ったからだ。
健太は「テニスもバトミントンもやってみたいけど、俺野球好きやしみんなおるで辞めん」「ベンチでもやることあるんやて。声出しとれば多分使ってもらえると思うし」と言った。
「おまえがそれでいいなら、お父ちゃんは何でもいいぞ」と私は答えた。野球は9人だけでやるものでなく、ベンチから応援や激励するのも立派なチームプレーであり野球なのだから。補欠だと不憫だとか寂しいだろうと思ってしまった私だが、健太の話を聞いて、レギュラーであろうがなかろうが、みんなと一緒にグランドでプレーすることが健太の幸せなのだと気づいた。