ガンバレ健太!

手の離れた息子に叱咤されてるダメ親父の日記

はやさきさん

2009年03月31日 20時30分16秒 | 将棋
健太に来週に迫った「支部名人戦」の目標を聞いてみたら、「目標じゃないけど、“はやさきさん”と指してみたい!」と答えた。

“はやさきさん”とは言わずと知れたアマ最強の人。お会いしたこともお話したこともないが、健太はプロにも勝つ“はやさきさん”の強さを尊敬し憧れているのだ。その“はやさきさん”と対局できるのは、“はやさきさん”と健太の棋力を考えると予選1回戦目しかない。参加者は約30人だから、確率は30分の1。健太があの“はやさきさん”と対局する姿を想像するだけで涙が出そうだ。

対局しても将棋をさせてもらえないのは分かっている。それでも“はやさきさん”の一挙手一投足や息遣いでさえ健太には貴重な経験となるはずだ。

願を懸けるため、今日から健太と二人で水を被る。


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2009年03月31日 10時46分55秒 | 将棋
健太は小さいときから将棋で負けても泣かない子だった。傍から見ていると「悔しくないんか!」と思えてしまうのだが、決してそういう訳ではなく瞬時に昇華させてしまうか気持ちを切り替えてしまうのだろう。それでも悔しくてどうしても我慢できずに涙するときが年に1~2回ある。

今回の小学生名人戦県大会でも準決勝で負けた後に、私のところに「負けた~」と言いながら近づいてきて、我慢できずに私に背を向けて泣いた。昔はそんな息子を「よくやった!」と抱きしめたこともあったが、今は何も言わない。いや父親として気の利いたことが言えないのかもしれない。

健太は涙を引きずらず、泣いてもすぐに元気になるし悔しさもなくなっている。だから日々の努力は、負けて悔しかったからとか、次は優勝したいからとかで頑張っている訳ではなく、ただ単に強くなりたいから。別に悔しい思いをしなくても努力できる子なのである。

そんな健太なので今回の涙も、特別次につながる涙ではないと思う。でも涙が出るほど悔しい思いをしたことは良かったし、年に1回ぐらいは健太の涙をこれからも見たいと思っている。


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ありがとう

2009年03月28日 21時14分20秒 | 息子
勝ち負けにこだわるつもりはなかったけれど、ここで(県内で)負けるわけにはいかないと思っていた。

健太の将棋の大会に久しぶりに付き添った妻は、「こんなにドキドキするの久しぶり!」と健太の対局を遠目に見て私に言った。
どんな競技・種目でも一度も県大会に行くこともなかった男の息子が県大会の準決勝まで行った。

「健太!楽しかった。ありがとう!」



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持ってない!

2009年03月28日 18時28分53秒 | 将棋
イチローは「持っていた」が、健太は「持ってなかった」。

優勝したのは、いつも仲良くしてもらっているM兄弟(兄)。

健太と優斗と他の子の分も、ガンバレ宏樹!


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謝罪

2009年03月25日 10時26分57秒 | 学校
昨日健太が学校でケンカしてきた。相手の4年生の子とは前から何度か3年生とイザコザがあったらしく、昨日はあることが切っ掛けで遂に健太が切れたらしい。かーっとなって、ドッジボールを相手の子にぶつけたのだが、それが目に当たってしまったらしい。その場は何もなく、先生の仲介で仲直りしたようだが、帰宅して念のために眼医者に行かれたら、少し目にキズがついていたらしい。学校からそう連絡を受けた妻は健太に確認し、相手の子の家にとりあえず謝罪の電話をし、お伺いしたいのですがと伝えた。ちょうど私も家に帰ったところだったので、男親が行った方が誠意が伝わると思ったし、健太にも私が頭を下げるほうが感じるものも大きいと思い、私が謝罪に行くことにした。

出かける前に、健太には「男なのでケンカぐらいある。ケンカしたことは怒らない。でも先に手を出したらアカン。それにケガをさせたのだから、それについては今まで何があったか知らんけど、謝らなアカン」と話した。

相手の子の家に行くと男親が来たことに少し驚かれたようだが、「ウチの子も・・」とか「お互い・・」とか優しく言って下さって、何ともなく直ぐに許していただけた。最初から最後までそんな雰囲気だったのだが、とにかく健太には謝らさせた。健太は「ケガさせてごめんなさい」と謝った。

帰りに健太に「悪いことしたら直ぐに謝れ。謝ればたいていのことは許してもらえるから」と言ったがこれで良かったのだろうか?今回のことを教訓に多くのことを学んでくれればと思っていたが、私自身が定まってないので、上手く伝わってないかもしれない。

ケンカしても困るしケンカもできなくては心配だし、子供のケンカぐらいでグダグダ言うのも嫌だし・・。今回は幸い軽傷で相手の親御さんも優しい方だったが・・。父親としてどうあるべきだったろうか?

子育ては難しい。


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第9回将棋教室対抗戦

2009年03月21日 14時53分27秒 | 将棋
昨日大阪で開催された“第9回将棋教室対抗戦”には、「お父ちゃんもお母ちゃんも付いてかんでもいいやろ?」と聞いたら「いいよ~」だったので、他の親御さんに一緒に連れて行っていただいた。

結果はチームも個人も3勝2敗だった。(ドンマイ!) それでも対戦したかったチーム(子)とほぼ出来て、大阪まで行った甲斐があった。今回の参加者の中から来週の小学生名人の代表が6~7人は誕生すると思う。


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「ドンマイ!」

2009年03月20日 12時18分26秒 | 息子
半年ほど前に初めて健太たちの野球の練習を見に行って驚いたことがあった。それは誰かがエラーやミスをすると皆が「何やっとるんやー」とか「おいてー(おい!)」と言っていたことだ。それを目の当たりにして、まずは技術的なことやルールよりもチームプレーについて教えないといけないと感じたものだった。

チームプレーを象徴する言葉は「ドンマイ!」である。誰かがエラーしたら「ドンマイ!」ピッチャーが打たれたら「ドンマイ!」、チームが負けたら「ドンマイ!」なのである。その「ドンマイ!」という言葉も意味も健太は最近まで知らなかったのである。

「ドンマイ!」「ドンマイ!」言っていれば、仲間の失敗やミスも気にならなくなるし、友達を責めようという気もおこらなくなる。

健太は今日、“将棋教室対抗戦”に出場するために教室の友達たちと大阪に行っている。将棋の団体戦は棋力やチームワークだけでなく、その子の度量まで試されているのだ。

仲間が負けたら「ドンマイ!」、チームが負けたら「ドンマイ!」、自分が負けても「ドンマイ!」でいいのだ。

「ドンマイ!」は、友情の合言葉なのだから。



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居玉

2009年03月19日 08時51分06秒 | 息子
日曜日のNHK杯は“佐藤棋王vs森内九段”の対局だったが、途中からテレビをつけたら、お互いに居玉での戦いだった。居玉は「先に詰めばいいんでしょ!」的なシンプルな考えで分かり易く、将棋があまり分からない私も見ていて楽しい。

健太はたえず仕掛けたい攻めたいタイプなので、少しでも相手にスキやキズがあれば多少無理筋でも攻めにいくことが多いように思う。だから大駒落ちの指導対局など、最初からスキやキズがあるようなものなので居玉戦となってしまうのだろう。

野球もそうで、塁に出るといつも次の塁を狙っている。盗塁やパスボールは勿論のこと、守備が目を離した僅かなスキでさえ、前へ前へ行きたくてしょうがない。

そんな性格ゆえに、失敗することも多々あるが、これが健太のいいところであり健太そのものなので、攻めて失敗しても決して叱ることなく、健太の個性を伸ばしていってやりたいと思っている。



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研修会・例会

2009年03月15日 20時05分00秒 | 研修会
今日の例会は、D2○、D2○、D1○、D1●、杉本七段(飛香落ち)○、の4勝1敗で、いいとこ取りで7勝2敗となり、次回昇級がかかることとなった。(2勝1敗で昇級)

負けた対局では、序盤に本人も知らずに悪手を指したらしく、対局相手や先生から「勉強が足らんわ」と言われてきたらしく帰って来て私に、「おと~ちゃん、俺序盤の勉強しなアカンわ~」と言うので、「それがおまえの将棋やで、いいんじゃねえの」と言ったら、「そうやね。序盤は負けて憶えてけばいいね」と答えた。

健太!お前には負けたらいかん対局などないのだから、今まで通り終盤の勉強していこう!




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プリンスの一言

2009年03月15日 12時42分58秒 | 将棋
昨日将棋クラブに妻が迎えにいくと、クラブで皆さんに“プリンス”と呼ばれている30代の方が席主のT先生に「健ちゃん前はたぶんこれがいい手だろう、ぐらいの気持ちで指していたのが、今は確信を持って指している」と言うようなことを話されていたらしい。

思い返せば、ちょうど1年前の今頃に、当時毎週のように教えていただいていた“プリンス”に「健ちゃんの良さの鋭い攻めがなくなってきている」と言われたのが、私の息子を応援するスタイル・スタンスを変える切っ掛けだった。そう言われてすぐに『俺のせいだ!』と思った。私が勝ちに拘る余り負けてはいけないと、それまで攻め将棋だった健太の将棋が、受け将棋になってきているんだと、すぐに感じた。「俺何やってるんだ。応援しなくちゃいけない俺が健太の足引っ張ってどうすんだ」とそれまでの自分を悔やんだ。

それまでは教室やクラブにも付きっ切りだったが、それ以降は将棋を見ずに帰ることにしたし、大会などでも将棋は見ないようにした。(遠目に表情を追ったりはしている) これは応援する親の姿勢として最善手とは思わないが、ちんけな私が指せる次善手なのである。

日々の努力に協力したり、大会や支部会を見つけては会場まで連れて行ってあげるまでが私の仕事だが、会場に入ってしまえば私のすることは何もないと思っている。自分の思うように好きに指してくれればいい。

1年前の“プリンス”のあの一言がなかったら、今でも私は間違いを犯し続けていただろう。



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