3日目は“蒲田将棋クラブ”に開場の12時に入っていった。健太が1番乗りであった。ここの雰囲気は36席でこじんまり(岐阜弁?)としているのと、雑然としていて大学の部室といった感じだった。席主の先生といろいろと話をしていると、岐阜からはまだ近いほうで、全国から強くなりたい子が集まってくるらしい。とりあえず手合いは“二段”でお願いした。ここではそれでは少し無茶かと思ったが、勉強のためだと思い二段で登録した。
少しして中学生の子が来て、それからすぐに健太の憧れているtakeru君が入ってきた。takeru君を見た健太は嬉しさと恥ずかしさとが混ざったような顔をしていた。「岐阜の健太です」とあいさつにいったが気づいてくれただろうか?
先生が「健太君、このお兄ちゃんと指してみて」と中学生の子との対局となった。(後から判ったのだが奨励会員だった)
私達夫婦はここで退出して蒲田の町を散策にいった。
4時過ぎまで指して、2人の奨励会員を含む7人と総平手で8対局して、2勝6敗であった。皆さんに感想戦をしっかりとして頂けたらしく、大変勉強になったらしい。憧れのtakeru君とも対戦できて、「どうだった?」と聞くと「俺も時間が無くなったけど、takeru君もかなり時間使っとった」と自慢げに話した。「将棋の内容はどうやったんや?」と聞くと「それは聞いたらあかんやろ。相手はC1(研修会の)やもん」だった。
我が家にとっては有意義な3日間だった。健太もまた行きたいと言った。
うん、また時間と金と実力をつけて、早いうちに行こう。