「第三次世界大戦はもう始まっている」読了

「第三次世界大戦はもう始まっている」（エマニュエル・トッド著）を読了。

先日読んだ単行本「帝国以後」と比べると、新書版ゆえにあっさり読める。2月から4月にかけて行われたインタビューをまとめた内容なので（6月に出版）、論文っぽさもなくスラスラ目で追えたし。

「今後ヨーロッパの人々は、対ロシア制裁の具体的な影響を感じ始めることでしょう」と4月収録のインタビュー起こしで書いてある通りのことがまさにいま進行中。エネルギー価格の高騰で、とくにヨーロッパ各地では一ヶ月の光熱費がとんでもないことになっているらしく（しかも本格的に寒くなるのはまだ先）、一段と混乱しそうな雲行き。まさにEU域内は、もうある種の「戦争状態」に・・・。

ロシアとチャイナをつけあがらせた欧州域内の某第4帝国に対する天罰の形を取った某2カ国連合による策略としても（個人の見解です）、それを利用して通貨やエネルギー価格を乱高下させ儲け、武器の在庫も新陳代謝出来て儲かり、それらさえ操る国家横断的ないかがわしい勢力にとってはいい事ずくめなことは想像にかたくなく（これまた個人の見解です）、先立って仕掛けられたパンデミック騒動と免疫破壊人口削減戦略とのコラボで、いわゆる寡頭勢力以外は大混乱。

そんなこんなが、連中の狙い通りに進行中というのは実にシャクな話であるが。

モノの値段の高騰は日本でも既に始まっており、100円前後で買えたお気に入りの蒸しパンが消費税を入れると130円オーバーになっていたりもする。夕方にスーパーの店頭に行くと売り切れのケースが多かったのに、9月に入って値段が上がった途端に大量に売れ残るようになっている。3割前後一気に上がったらそりゃあ気にするわ。

かくも売れなくなったら、中身を思いっきり減らして値段を110円とかに下げる未来が見えるような・・・。そして手に取った時のしょぼい感触に、もう買うのはやめよう・・・となったりするのだ往々にして。

これを機にパンなど小麦摂取を減らすのもアリですわな。買い控え、習慣の変更で自衛ですよまったくもう。軽い小麦アレルギーのケはあるから、これ幸いとするのもオツなのだ。

エマニュエル・トッドさんのことに関しては、近刊予定の単行本もあるらしいから出たらまた買っちゃうのは必至。