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龍体力学覚え書き

中央競馬メインレース雑感・ジョギング日誌・夢日記・読書備忘録、アレルギー持ちのぼやき、その他諸々

第3回松本マラソン(その4)

2019-10-12 21:54:24 | marathon
30km通過の時点で、目安にしている記録(ある程度練習もできていた寒い時期の30kmの数字なので、やや無理めな数字)からは5分遅れなのに気付いていた。厳しい展開だとは嫌でもわかる。

でもってとうとう35km手前から始まる最後の上り基調で余力を喪失。5km28分台のペース維持が困難になり、脚が終わったのを実感した。終戦。

練習でハーフ前後の距離しか走らないでどれほど脚が保つのか・・・。その実験の意味も少しはあった今回だが、ありがちな「35kmの壁」を体験。これはこれで良い経験である。

気分的にはもう歩いても良くなった。だが、今回はエイドの領域を混乱回避のため歩く以外は、コース上で絶対に歩かない!・・・と誓いを立てており、それだけは守った。

そうして「安全に配慮」していたのに、終わり間際のエイドで道路脇に出来ていた轍(バスやトラックなど大型車がこしらえているもの)に蹴躓いて一回転。

ここに来るまで、給水エイド前に水たまりができている箇所が随分あって、そこにシューズを入れたくないから跨がないといけないケースも再三あった。足元がおぼつかなくなってくる中で、余計な神経を使わないといけないじゃん。危ないな・・・とは思っていて、まんまとやってしまった。

「クソー、やっちまった!」とつい言葉に出ちゃったものの、それは周囲に向けられた悪意の言葉(「バカヤロー、エイド前の道路くらい、その目の前だけでもサクッと舗装し直しとけよボケがっ」という意味を言外に含んでる)じゃなくて、毎年秋に走っていて転んだあとに万馬券がやってくるジンクスの持ち主なので、これでナイスな的中馬券が向こうからやってくるゾ!という嬉しさに満ちていた。

受け身をとってゴロンと回転して、右サイドの手、肘、肩、膝といった各所を擦りむいただけで済んだけれど、コンプレッションタイツに穴が空いたのは誤算。もちろん、これを身につけていなければ、もっと膝にはダメージがあったかも・・・。

骨に異常がないらしいのを確かめつつ、ペースは上げられないがゴールの陸上競技場に向かっていって秋の初戦終了。まあ実力通りでしょというわけでサブ4失敗も悔いなし。


第1回大会の時には、ゴール正面に妙齢の女性陣(美女ばかり)が陣取っていてお出迎え。「また来年も来てくださいね!」と言われながら、フィニッシャータオルや完走メダルをかけてもらう御褒美が待っていた。

「また来ますよー!(あなた方キレイなお姉さんたちに会いにネ)」と応じつつ、それが第2回への参加に直結したのは事実。あれは初回のやる気の現れだったのかもしれないな、今思うと。

当時勢揃いしていた謎の美女部隊は、セイコーエプソンにかけられていた動員のおかげかな?などと勝手に妄想しながら(同社はランニングウォッチから撤退したので、今回は温度差もあったものと推察。それゆえ今年は「美女の勢揃い」がなかったんじゃないか?と脳内解釈。かつてあそこの人事は、ルックス重視の一面があった)、振る舞われたお蕎麦をいただいた。

美女のかわりにお蕎麦が待っていた第3回大会。信州らしいと言えば信州らしいとも言える。

完走後の気分を競馬風に言うと、休み明けの一叩き完了。余力残しで次走への上昇期待。

(おわり)

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第3回松本マラソン(その3)

2019-10-12 09:38:29 | marathon
15km過ぎて、エイド的には今年のクライマックスのブドウが登場。

ただその直前に、1発目のショッツをドロリと口に入れたばかりだったから、舌でマスカットの味を100%堪能出来なかったのは我が不徳の致すところ。

でもまあ目では十分に堪能できたし、ワインの産地でもある塩尻界隈でのブドウの提供は、前回開催時にはなかった嬉しい変更点。このあとのエイドにて提供されたりんごも、予めカットされて用意されていた(前回は、皮の剥きたてを出してくれようとする心遣いには大感動したものの、供給スピードに難があった。しかし一昨年も今年も信州りんごは変わらず美味)。

エイド面の運営の手堅さはさすがだと言えた。松本マラソンのメリットの1つだろう。

今思うと、エイドで提供された水の味が露骨に違った場所があったが、あれは松本市と塩尻市の水の違いだったのだろうか?

水の豊かな地域のはずだから、エイド各所の水源の在り処がこっそり表示されていたりすると、地理オタには嬉しい情報になるけれども、興味のない人には全く要らぬ情報ではあるな・・・。

20km過ぎて、25km・・・。

信州スカイパーク周辺に到達。第1回のときには、向かい風(北風)に苦しめられた記憶が蘇る場所。人を風よけにするため、後ろにへばりついた奴がいたのを思い出したが、今年はそういうこともなく淡々と進む。

このあたりではもう思いっきり晴れてきていて、朝のひんやり霧雨が懐かしく感じだした。

この分では要らないかも・・・とスタート時には考えていた水を含んだスポンジもありがたく利用させてもらうが、気のせいかスポンジに油分を感じた。

単に今回使われたスポンジの素材の問題なのか、それとも再利用しているのか?・・・エコだし。いずれにせよこの感覚は初(となると、自分でスポンジを持参して、エイドの水をそこに含ませる方が、もっとエコだし気分もイイ。気温がある程度上がるマラソン大会のときには、鬱陶しくないかいずれ試してみたい)。

フィニッシュ会場周辺を横目に通過させ、そのあと遠回りさせる25km過ぎから2回めの折返しの33km付近までの下りでどれだけペースアップして稼げるか(このフィニッシュ会場横の通過後に延々と迂回させられるコース設定が不評だが・・・)。

これが勝負どころになるはずだったけれども、序盤の無理が頭にあるので頑張りきれないまま進んでいく。

(つづく)

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第3回松本マラソン(その2)

2019-10-09 19:22:23 | marathon
松本市街地を抜けて、じわじわと長い上りが始まるぞ・・・という5km手前あたりのタイミングで、早くも4時間のペースランナーに追いつかれた。

考えてみれば、スタート前にちょっと後ろにその存在(ペーサーはDブロックの先頭にいた)を確認していたから、「もう追いつかれたか・・・」という落胆よりも、集合時間ギリギリにスタートブロックへ行きCブロックの最後方に近いところからスタートしたこっちが悪いんだと切り替えた。

もう少し早くスタートの列に並んでいれば、追いつかれるまで多少の余裕があったかもしれないが、集合時間の締め切りが迫って着替えの会場が空いた頃合いに、屋内のトイレが穴場となってスカスカとなっているのを発見し(外の仮設トイレはまだ長蛇の列)、じっくりと「第2弾」を出せたことで、走っている最中のトイレ衝動をゼロに出来たことは大きかったのだから、ものは考えよう。

予め自分が遭遇しそうなペースランナーさんのプロフィールは確認していたので、その人物が実績のあるランナーであったことは承知していた。そのフォームを後ろから眺めると、細かく正確なピッチを刻むタイプではなく、女性離れしたダイナミックなフォームでとても存在感があった。実力からすれば4時間のペースがはるかに遅くて遅くて、普段のフォームよりも意図的に大きくゆったり走っていたのかもしれないけれども。

しかも完璧なフォアフット。踵が着地せず浮いたままキレイな足取りで進んでいくのに惚れ惚れして、その後しばらくじっくりとフォームを拝ませていただいた。

履いていたのは、ナイキのズームライバルフライ(たぶん)。速い人が履きそうなヴェイパーのシリーズや、ズームフライの1、2(ZFFK)、3(最新版)といったところではなく、名前は似ているけれども廉価版。はやくもアウトレットにごろごろ並んでる。

高いのを履かなくても、これで十分フォアフットで走っていられるのよ!・・・というメッセージを後ろ姿からもらえた気がした。もちろん、実力があればの話だが。

今度買うならペガサス34or35or36と考えていたが、練習シューズに一足ズームライバルフライを買って、履きつぶすくらいフォアフットの練習に使いますかね・・・。ズームフライフライニットを履きつぶすのはさすがにまだちょっと・・・だから。

と、そんな事を考えながら走っていたが、上り基調で4時間設定のペーサーさんをトレースすることは、自分にはとても敷居が高いということを既に学んでいるというのに(今年の黒部名水マラソンで)、またやってしまったのだ。性懲りもなく。

15km手前で少しずつペーサーさんからは離されていく。給水所で水を補給するごとに後ろ姿が遠ざかっていくが、追いつくためにペースアップしたらそれこそ自殺行為。

序盤は抑えるというプランを、既に5kmからの上りで自らぶち壊したものの、美しいフォームに見惚れちゃっていたんだから仕方がない。

(つづく)

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第3回松本マラソン(その1)

2019-10-07 19:55:15 | marathon
2019年後半のマラソン大会参加第1戦目は、第3回松本マラソンにした。

3年連続3度目の申込み。去年は台風の直撃予想で中止となり、交通費と宿代を丸損させられた大会。後味悪ーいはずだったが・・・。



第1回目の大会が10月1日、去年が9月30日で、やはりちょっと時期が早かった。今年は10月6日と、1週間近く開催が遅くなったから参加を決めた。このほんの数日間だけでも、台風リスクの幾ばくかの軽減と、こちらの調整を増やせると思ったからだ。

朝のうちは、曇り予報とは裏腹に小雨。帽子やシャツが重くなるような雨ではなかったから、ひんやり涼しくて好都合だった。

スタート地点が詰まり気味となり、すぐに左折した先の道路もあまり広くないため、しばらくコースはどん詰まり。これは1度走ってわかっていたことだから文句はなかったものの、今年は待機している人間の圧縮を試みて、なんとかスタート時をスムースにしようと工夫した様子はうかがえた。

まあしかし、この界隈の不利な道路事情(狭さとすぐの左折、その先もしばらく狭い)はいかんともしがたく、せっかくの工夫の甲斐なく結局その後もどん詰まりが繰り返された(スタートの起点を出るまでのタイムロスには、幾分効いたかも?)。

序盤のクライマックスは松本城の横の通過のはずだが、そのはるか手前の地点に設えられたかなり高い段上に、イチロー選手のそっくりさん(ニッチロー選手)が、バットをピッチャーの方に立てて構えて静止しているお馴染みのポーズをしていたのがめちゃくちゃシュールだった。ニヤニヤさせてもらった。

その後はお約束の松本城。一昨年よりも道路のお城寄りを走ったことで、前回よりも大きく見えてちょっと満足(別に、城好きでもなんでもないものの)。

このニッチロー選手から松本城の流れは、今後も松本マラソンの売りになるのではなかろうか?

それほどにニッチロー選手のシュールさはなかなかナイスだった。スタート時からその直後のストレスを緩和する一服の清涼剤みたいな。

(つづく)

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黒部名水マラソン(2019)その4

2019-05-30 21:37:24 | marathon
そういえば、30km前後までは結構似たようなペースで走っていた女子がいた。

上はスポーツブラ全開で、とくに肩から腕は日に焼かれ放題。日焼け止めは塗っているにしても、いくらなんでもそんなに日に焼かれて大丈夫かね?・・・とずっと心配していたら、その彼女40km手前の富山湾沿いでぶっ倒れていた。

嗚呼、やっぱり・・・。係員がどこかに無線で連絡しているのが聞こえたが、脚の痙攣とのこと。脳をやられていないのを祈るばかりだ(若いから大丈夫だと思いたい)。


いつ4時間半のペースランナーに抜かれるかずっと待ち構えていたけれど、時々思い出したようにジョグったり、ちょっとフォームを意識しながら100メートルほど唐突に走りだしたりしたのが効いたのか、結局抜かされないままゴール。

先月のかすみがうらマラソンのゴール直後には、脚の攣りの影響により階段を上がれなかった事を思えば、今回は脚のダメージはほぼゼロ。というか、これまでのマラソン大会直後の脚の状態では最も良好。30km以降のウォーキングとゆっくりジョグモードで解れたのだろうか?

去年よりも20分前後遅くゴールしたのに、総合順位はむしろ上がっていた。出走取消や競争中止も多かったのかもしれないし、それだけ過酷だったのだ。わかるわかる。

黒部名水マラソンは、去年と今年で自己ベストと自己ワーストを記録した絶対忘れられない大会となった。

沿道での地元の方々の応援も、申し訳ないくらいありがたかった。一般家庭の玄関先で、ホースで散水してくださった家々も相当数あって随分助けられたし。

応援して下さる方々の前を通過するときは、ちょっとだけジョグペースも上がったり・・・。

本格的な熱中症ではないだろうが、なんとなく軽い頭痛が夜になって出てきた。そりゃ4時間20分弱もあの炎天下にい続けたら、どこかおかしくなるのも無理ない(翌日もその頭痛は引きずり、強いてあげれば腎機能も低下した気配)。

もしも最後までよせばいいのに頑張っていたら、この程度では済まなかったのは確実。結果は最悪だが、ポジティブに考えるべき・・・と頭で思い込もうとしても、やっぱり腹立たしいのは結局天候の事。そこに行き着く。


大型台風襲来の直撃コースに入って中止になった去年の松本マラソンをはじめ、今年は奇跡的に天候がまともだったかすみがうらマラソンにしろ、今回の黒部名水マラソンもしかり。

マラソン大会はギャンブルだという思いを痛感した。競馬好きには当分やめられない・・・(多分)。

今年がこの状態だったのだから、来年は去年のようなまともな天候に戻るかも?と読むならば、来年また黒部に行くんだろうな。

5月合計205.905km。

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