goo blog サービス終了のお知らせ 

龍体力学覚え書き

中央競馬メインレース雑感・ジョギング日誌・夢日記・読書備忘録、アレルギー持ちのぼやき、その他諸々

黒部名水マラソン(2019)その3

2019-05-29 19:29:36 | marathon
逆算すると、もう自己記録更新への余裕はない(25km過ぎから落ち気味だった)。というかネットタイムのサブ4も怪しくなるかも・・・。

水を飲んでも、ほんの2分か3分で喉が渇きだし、脱水リスクが頭をよぎる。

マラソンを走っていて後半よく遭遇するありがちな負のスパイラルな思考の流れだということは重々承知していたけれど、まだ露骨なダメージが出ていないうちに止めようと判断。30度の炎天下で外を走るなんて、虚弱体質系の自分は本来やってはならんことだ。

記録や自己満足を追うのは、もっとまともな条件下でやれば良いこと。やって良いことと悪いことがある。

開会式で高橋尚子さんもたしか言っていたぞ。「記録は前の方にいる速い人に任せて、他の人は無理をしないで・・・」みたいなことを。神様の発言を無視してはバチが当たる。

それで心は決まった。降りる。

「大迫傑選手」することにした。

あとは、もうウォーキングである。収容車に乗って人を煩わせるのもなんなので、とりあえずゴールまでは行く。頭も脚も内蔵もまだ微妙な状態には至っていないし、時折横腹が痛くなる気配がするのを今回初めて経験したことくらい(もちろん立ち止まって脇腹をおさえるほどではなく)。

本当はまだ余裕で走れるし、体調面で「降りる」ことを推奨する要素はほぼない。やろうと思えばやれるが、そこまで無理するのもね・・・というのが物事の基本スタンスだから・・・。無意識レベルの制御下で、今回はそれに素直に従った形か。

そんな感じでのっしのし歩幅をおもいっきり広げて歩いたら、キロ8分40秒前後なのだとわかった。それが今日の収穫。ただそうやって無理に脚を伸ばすとふくらはぎに違和感が出る気配も感じだしたため、これなら軽いジョグの方が安全かも・・・と考えなおし、普通に歩いたりジョグしたりを断続的に繰り返し、30km以降の残りを費やした。

当然のことながら、抜かれる抜かれる抜かれまくる。前半で見憶えのあった美ジョガーたちの後ろ姿にも。

給水所に着いたら、コップ2杯を受け取って1杯は口へ、もう1杯は首のうしろや脚へかける。潤沢に用意されている黒部の水。これはもう本当に最高に美味しい。ただ、炎天下に置きっぱなしになっていた水は、全然冷たくないことも幾度もあった。この日差しにあっという間にぬるくなるのだろう。去年はなかったこと。

もうアクセクすることなく、手持ちのショッツを口に含んだり、塩分対策とリコピン効果を狙って密かに携行していた小型のトマトジュースを飲んだり、ビタミンC補給のためにパックのグレープフルーツジュースをゆったりちゅーちゅーすすったりもした。

想像以上に食べごたえがあるので、今年は食べないようにしようと決めていた「塩アイス」も予定変更してゲット。去年は塩の味を感じたが、今年は単なるアイスという感じ。それだけ体内から塩分も失われていたのだろう。ごちそうさまでした。今思うと、富山産の米を使ったミニラーメンも食べておけばよかった・・・。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒部名水マラソン(2019)その2

2019-05-28 18:23:47 | marathon
前半は思惑通りに進んだと言える。ズームフライフライニットさまさまで中間時点で前年比1分15秒ほどのアドバンテージを得た。暑かったのに。

25kmから35kmまでは下り基調なので、普通に走っていられれば露骨に落ちることはない。それゆえ35kmまではまあまあのペースで行けるだろうが、その後はダメージの蓄積でえらいことになるかも。

練習での長距離練習不足はわかっているので(5月上旬のふくらはぎ痛発生で、根本的に予定が狂い25kmを1回走っただけでは・・・)、それこそ下りのアドバンテージが終わる35kmでパッタリ止まるかもなぁ・・・。

なーんて考えているところで、唐突に出現した大会ゲストの高橋尚子さんとハイタッチ。去年よりもパーンと力強くハイタッチ!させていただけてテンション上がった。開会式での盛り上げ上手っぷりもそうだが、いやー本当に女神さまですな。

去年は27kmあたりにいた彼女。今年は26km手前に。

が、よくよく考えてみると、今年高橋尚子さんがいたのは25.9km地点。つまり「地獄(259)」。地獄に仏か・・・いや女神様や・・・なんて頭の中でボーッと考えたものの、この「数字」が頭から離れなくなる。

こういう巡り合わせは、このままいくと地獄を見るぞ!・・・という運命の女神によるセッティングめいてるな・・・と思ったりなんかして。

この時は既にペースランナーはかなり先に行き、直線になると前方かすかに「あそこにいるな」とわかる状態まで離されていたが、去年は20km手前の時点で完全に4時間のペースランナーに置かれてから、最後の最後に帳尻を合わせられているのでけっして悲観的な展開ではない。普通の状況なら・・・。

とはいえ、このままいくら下り基調とはいえ、5:20/kmから5:30/kmを維持し続けるのはなぁ・・・とネガティヴ心が充満。それほどまでに「地獄」を意識していた。させられていた。

それでもって30kmに到達。

脚はまだ問題ないし、体感も給水所ごとに水を飲み、体にも水をかけてなんとかここまで来られている(メイタンのゴールドも最後に備えて温存中)。しかし暑さに馴れていない現状でここまで炎天下で3時間弱動き続けて、あと1時間無理をするのか・・・と考えると、どうせ最後まで頑張っても1分か2分届かずサブ4失敗する流れだろ・・・これ、ラスト5kmで急ブレーキが起こって・・・と悲観的な思いが連鎖していく・・・。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒部名水マラソン(2019)その1

2019-05-27 19:37:43 | marathon
これまで4回走ったフルマラソンで最もグロスタイムの良かった黒部名水マラソン(2018年)。

一度経験しているので、去年「ここをもう少し修正すれば・・・」と感じたことを実行すれば、2度めのグロスでのサブ4も自ずと叶う(に決まっとる)。

新記録を出すのはここでしょ!!!

そうやって去年12月のエントリー開始早々に申し込み、花粉症が抜けない中、4月中旬のかすみがうらマラソンで「ひと叩き」するために無理矢理調整し、満を持して2走目を迎える手はずだった。のに・・・。

まだ5月でありながら北海道は39度に達したほどの猛暑が包んだ日本列島。何なんだよこのザマは。

北陸富山は黒部の公式記録は結果的に29度で30度に達していなかったが、給水所の看板には「ただ今30度」「31度」・・・時には「35度」なんてのもあった。

黒部川沿いの川風は多少あったし、さすがに35度はないだろ・・・と思ったけれど、走っている人間に無理をさせないための配慮だろうとは薄々感じた。35度なんて数字は、おそらく「体感温度」を大げさに書いてくれていたものと推察。

号砲後のタイムロスも1分少々と納得のスタート(これはありがたい)。まだ気温が25度前後を推移していた序盤はまずまずのペースで行けた。

ただ、本来はスタートラインを通過してから開始のスイッチを押すはずのスマホアプリを、何をトチ狂ったか?号砲と同時に押してしまったり(ネットタイムの確認を出来なくさせた)、それ以前に荷物預けの際に、忘れ物を2度3度繰り返して立て続けに戻ったり、最初から意識レベルが妙?なのが波乱を予感させた。

守護霊というかガイドさんは、「まともに走るな!」、「むしろ出るな!」・・・というメッセージをそういう形で発し、表層意識でそれを受信していた?とも言えそうだ。

昨年は8kmで追いつかれた4時間のペースランナーがいつ来るかずっと待ち構えていたが、今年は18kmで追いつかれた。これは進歩ではなく、純粋にNIKEのズームフライフライニットのおかげ。殆ど無理していないのに、「来年は、折り返しまではペースランナーのお世話になろう!」と去年のマラソン後に考えた思惑通りに、その後しばらく粘って引っ張ってもらった。

10km過ぎてから始まる上り基調も、今年はそんなに「上がってる」感はなく済んだ。ペースが少し落ちたスマホの数字であれあれ?変だな!?・・・と感じ、ああそういえば上がってると認識。これは去年12月の袋井クラウンメロンマラソンで、再三再四繰り返して襲われた上り坂にうんざりしまくった事が効いている。

あれに比べれば・・・となるわけで(こうしてみると、距離表示ミスで嫌な思いをした件のマラソン大会に出た意味もあった。今にして思えば)。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かすみがうらマラソン2019(その5)

2019-04-19 23:55:23 | marathon
ゴールしてから判明したのは、普通に歩く分には問題ないのだが、階段の上りは不可能だということ。それほど今回は脚のダメージがあった。

着替えのために競技場のスタンドに上がるための階段を使えず、仕方なく開放されているグラウンドの芝生の上でフラフラと着替えた。ジーンズを履くのに脚が上がらないので、無理やり脚を手で持ち上げたらバランスが崩れてバッタリ倒れそうになったけれど、なんとかこらえて脚がまた痙りそうに・・・。

もがきながら着替え終えて、マラソン大会会場への名残を惜しみつつヨタヨタと土浦駅へと向かった。駅近なのはやはり最高である。

手すりを掴まないと階段を上れない有様。レース直後の脚のダメージは今まで一番だったかもしれないが、翌々日にはケロッと普通に歩けるように回復。

ただし、右足親指の付け根にはいまもダメージが残ったままなので、無理せず今日までRUNオフとした。

でもって、脚を鍛えるためのシューズ?として、この休足期間にNIKEのラインナップの中では比較的かさばる?ズームストラクチャーを買った。オーバープロネーション対策のシューズはアシックスのGT-2000しか持っていないため、その後継シューズの意味合いもあったりする。

4月14日:42.195km。4月合計121.265km。




01 6:23
02 6:09
03 5:58
04 5:39
05 5:42

06 5:31
07 5:31
08 5:46
09 5:30
10 5:33

11 5:28
12 5:28
13 5:28
14 5:23
15 5:26

16 5:48
17 5:31
18 5:42
19 5:27
20 5:23

21 5:24
22 5:09
23 5:24
24 5:39
25 5:17

26 5:23
27 5:31
28 5:25
29 5:27
30 5:26

31 5:24
32 5:45
33 5:31
34 5:58
35 5:47

36 6:06
37 5:25
38 5:28
39 5:36
40 5:45

41 5:41
42 5:50
0.4 5:16
(ペース)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かすみがうらマラソン2019(その4)

2019-04-18 19:37:30 | marathon
30kmに到達した時点から、漠然と残り時間を計算していて、スタートゲートをくぐってから4時間経過の13時55分にはゴール可能であるものの、グロスのサブ4は無理やな・・・とおおよそわかってしまったし、さらなるペースアップはこの脚の状態からもう無理という現実を突きつけられた。

下手に頑張って本格的に脚が攣ってぶっ倒れたりしたら悲惨。結局終わってみれば、25km30kmと5kmを27分10秒台で走っていたのが、35km40kmともに28分40秒前後に落ちていた。

ただ絶対に諦めて歩くことだけはしないと決めていた。

やはり前回の袋井のマラソン大会で、距離を余分に走らされると勝手に判断して「もうサブ4は無理」とラストの坂を悠々と歩いてしまったら、結果的には大会側が距離の看板の設置ミスの帳尻を合わせ、当初のゴール付近のコース予定と実際に走ったコースが異なっていて、普通に走っていたらネットタイムなら確実にサブ4出来ていたのに!・・・という反省材料があったため。

今回のかすみがうらマラソンのラストも、このまま脚がつらないでたどり着ければいいや・・に軌道修正。パーソナルベストよりも、ネットタイムのサブ4で十分でしょ・・・で妥協して、競技場が目の前に迫って何人かに抜かれても気にせずに、ゴールゲートがすぐ目の前に来てもダッシュしないまま「無事でなにより」モードでゴールした。

結果は、ネットタイムでのサブ4のみ(グロスでは言うまでもなく5分弱のロスを挽回できず)。ゴール直後にスマホアプリのStravaを止めると、マラソンの距離のセカンドベストだと知り、一気に拍子抜けしちゃったが・・・。

まあしかし、天候にも恵まれ、大会の運営面に関するストレスは皆無。沿道の応援の方々や各所におられたボランティアさんたちにも感謝の念しかない。土浦湖北高校の女子のブラスバンド部員さんたちの応援も心に残ったし。

個人的な面はともかく、かすみがうらマラソン自体のイメージは最高。RUNNETに「かすみがうらマラソン、運営面ストレス全く無く超最高!」と大会レポ書いてきてもイイくらい。

帰宅後、念のためこれまでのパーソナルベストの大会の記録証を出してみたら、ネットタイムではパーソナルベストが出ていたのを確認して一安心(たかがほんの十数秒でも。せっかくズームフライフライニット履いていたのにダメだったのか・・・、花粉がスッキリしたら練習あるのみだな・・・と帰りの電車内ではブルーになっていた)。

なんてことない、Stravaの計測値がトボケていただけだった。よくある話である。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする