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ヨガの講師・インストラクター
金曜日の夜と、土日の昼前にゆるくヨガを伝えています。自分にやさしく。ヨガを日常に。

弓とヨガ

2017年01月20日 | 日々のヨガ
力を抜くっていうのは、力むよりも遥かに難しい。
私自身、どうしても抜けない余分すぎる力があって、どうしたもんかなぁと途方に暮れる日もある。



今日はちらほら雪が舞った。
家事の合間に、寒いのでこたつでちょこっと読書。
『弓と禅』オイゲン ヘリゲル著。
ドイツ人哲学者による弓道の体験記。

もともと著者は弓道に興味があったというわけではない。
禅に関心があり、それを学ぶ入口として数ある芸道の中から弓道を選んだ。

著者がまず師範に要求されたのは、筋肉を使わず弓を引くこと

幾度となく試みても、どうしてもできない。

著者に師範が言いました。
あなたにそれが出来ないのは、呼吸を正しくしないからです。
力を抜こうと苦心している事がいけないのです。


そして著者は1年の月日を費やし、弓を引くことができた。
呼吸するでなく、呼吸させられている境地に達した時に。



ヨガと通じるね。

呼吸でからだが導かれるのを待つ。
この待つということが、自分のからだとこころを知ることになるんだろう。
ひいては禅につながっていく。

はぁぁ。
いい本に出会ったわぁ。

だけど今日はこのあたりまで読んで、本を閉じた。
薄い本なので読もうと思えば一気に読めてしまうけれど、なんだかそれではもったいなくて。

実は私、昔、弓道をかじっていました。
力ずくでなんとかしようと思って、だけどなんともできなくて挫折したクチです。
漠然とだけど、またいつか弓道がしたくてこの本を手に取りました。

弓道はこの後、会(的を狙う)・離れ(矢が放たれる)・残心(心身共に一息置く)と続く。

明日、続きを読むのが楽しみ。
また少しづつ大切に読もう。


*hinoyoga ひのヨガ*


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