干潟は今、今年生まれのシギチの幼鳥達でにぎわっています、この日は干潟の消えた満ち潮の海岸線に一羽だけでただずむオバシギの幼鳥を見つけました。遠めで見ていると何か動きが鈍く餌採りをするでもなく、しばらくすると腹ばいになって座り込んでしまいました。おそらく長旅の疲れが出て、立っているのも辛かったのでしょう、しばらく観察しているうちに立ち上がって羽ばたきしたり、餌採りを始めたりし出したので落鳥の心配はないようでした。この時期は渡りの途中に昨日のような台風に出会うと幼鳥には乗り切る体力が無く無残にも力尽きてしまい、海岸に打ち上げられている光景を目にすることがあります。生存競争の厳しさを実感させられるシーンではありますが、今年も干潟にやって来た沢山のシギチの幼鳥達が一羽でも多く生き延びて欲しいと願う次第です。11－8－27 千葉県
