落ち穂拾い<キリスト教の説教と講釈>

刈り入れをする人たちの後について麦束の間で落ち穂を拾い集めさせてください。(ルツ記2章7節)

暗誦するにふさわしい聖書の言葉 マタイ7:10

2005-11-08 09:57:53 | パン屑
魚を求めんに、蛇を与えんや。(マタイ7:10)
子どもに対する親心を語る比喩である。でも、少し違和感を感じる。先ず第1に、親に「魚」を求めるということはどういう意味であろう。「魚」の代わりに「蛇」というのも、いくら差異を強調するにしても比較にならない。いろいろ場面を想像する。あまりにも奇異すぎて、わたしたちの生活感覚からどんどん離れる。夜店で、金魚をねだる子どもの姿が思い浮かぶ。とすると、「蛇」というのが腑に落ちない。というよりも、あまりにも危険すぎる。蛇をペットにしてはいけない。親が先ず子どもに教えなければならないことは、「危険に近づいてはいけない」ということである。「カブトムシを欲しがる子どもにサソリを与える親はいない」。これなら分かる。(2005.10.30)

写真撮影:青木繁伸(群馬県前橋市)」
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/

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