落ち穂拾い<キリスト教の説教と講釈>

刈り入れをする人たちの後について麦束の間で落ち穂を拾い集めさせてください。(ルツ記2章7節)

聖霊降臨後最終主日説教 回復

2006-11-25 19:54:43 | 説教
2006年 聖霊降臨後最終主日(特定29) (2006.11.26) 回復   マルコ11:1-11 1. 「降臨節前主日」(特定29)の名称読みかえについて 降臨節前主日(特定29)について、森紀旦主教は著書の中で次のように説明している。 (この主日は)ローマ・カトリック教会では「王であるキリスト」の主日と呼ばれています。この主日は1925年12月11日の回勅によってピウ . . . 本文を読む

<講釈>回復

2006-11-25 16:42:08 | 講釈
2006年 降臨節前主日(特定29) (2006.11.26) <講釈>回復   マルコ11:1-11 1. 「降臨節前主日」(特定29)の名称読みかえについて 降臨節前主日(特定29)について、森紀旦主教は著書の中で次のように説明している。 (この主日は)ローマ・カトリック教会では「王であるキリスト」の主日と呼ばれています。この主日は1925年12月11日の回勅によって . . . 本文を読む

聖霊降臨後24主日(特定28)説教 逃げよ

2006-11-18 09:48:19 | 説教
2006年 聖霊降臨後第24主日(特定28) (2006.11.19) 逃げよ   マルコ13:14-23 1. 「終わりについて考える主日」 本日の主日には「終わりについて」考えさせるテキストが選ばれている。キリスト教の思想においてはすべてのものの始まりを意味する創造論と共に万物の終わりについての思想も重要である。終末論(エスカトロジー)とは、「世界の終わりについての教え」であり、初 . . . 本文を読む

<講釈>終末(逃げよ)

2006-11-16 20:05:56 | 講釈
2006年 聖霊降臨後第24主日(特定28) (2006.11.19) <講釈>終末   マルコ13:14-23 1. 「降臨節前主日」(特定29)の名称読みかえについて 今年5月に開催された第56(定期)教区会において、主教会提案の「祈祷書中の教会暦の一部を読み替え、その試用を認める件」が可決された。具体的には降臨節前主日(特定29)を「聖霊降臨後最終主日・キリストによる回復(降臨節 . . . 本文を読む

聖霊降臨後23主日(特定27)説教 レプトン銅貨2枚

2006-11-11 17:33:59 | 説教
2006年 聖霊降臨後第23主日(特定27) (2006.11.12) レプトン銅貨二枚   マルコ12:38-44 1. 賽銭箱の前での出来事 41節に描かれているイエスの情景は珍しい。「イエスは賽銭箱の向かいに座って、群衆がそれに金を入れる様子を見ておられた」。福音書で描かれているイエスは常に見られる立場であるが、ここでは「見る」立場にいる。イエスはどんな顔をして見ていたのだろうか . . . 本文を読む

<講釈>レプトン銅貨二枚

2006-11-09 19:30:15 | 講釈
2006年 聖霊降臨後第23主日(特定27) (2006.11.12) <講釈>レプトン銅貨二枚   マルコ12:38-44 1. 賽銭箱の前での出来事 41節に描かれているイエスの情景は珍しい。というより、ここ以外には見られないのではなかろうか。「イエスは賽銭箱の向かいに座って、群衆がそれに金を入れる様子を見ておられた」。福音書で描かれているイエスは常に見られる立場であるが、ここで . . . 本文を読む

聖霊降臨後22主日(特定26)説教 人生の目的

2006-11-03 20:56:13 | 説教
2006年 聖霊降臨後第22主日(特定26) (2006.11.5) 人生の目的   マルコ12:28-34 1. 人生の目的 ここに登場する律法学者はイエスとサドカイ派の人々との復活論争を聞いていて、イエスの答えが立派であると評価して、イエスに近づいてきて、質問した。質問の主旨は「人生の目的は何か」ということであった。これはなかなか難しい。もし誰かがあなたに同じ質問をしたら、どう答え . . . 本文を読む

<講釈>人生の目的

2006-11-03 10:02:00 | 講釈
2006年 聖霊降臨後第22主日(特定26) (2006.11.5) <講釈>人生の目的   マルコ12:28-34 1. 立派な答え ここに登場する律法学者はイエスとサドカイ派の人々との復活論争を聞いていて、イエスの答えが立派であると評価して、イエスに近づいてきた。律法学者の態度はまるで評論家か審判者、あるいは教師のようである。マルコはサドカイ派について、彼らは「復活はないと言って . . . 本文を読む