信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

小立野と下生野上空からの風景&全国治水砂防協会理事会

2024年05月09日 | 生坂村の風景
 5月9日(木)は段々と日差しが届き、昼間はちょうど良い体感でしたが、薄着だと少しヒンヤリとしました。

△▽ 毎朝恒例の写真は、先日犀川対岸から朝日が差してきた小立野と下生野上空からの風景写真です。

小立野と下生野上空からの風景
 午前11時から、全国治水砂防協会理事会が砂防会館で理事16名が出席され行われました。
 会議に先立ち森山会長がから、昨年も集中豪雨や台風によりまして1,500件に迫る土砂災害が発生をし、各地で大きな被害が発生いたしました。また、本年元日に発生いたしました能登半島地震は、400件以上の土砂災害を引き起こし、石川県能登地方を中心に甚大な被害をもたらしました。犠牲になられた方々に心からお悔やみを、そして被災された皆様にお見舞いを申し上げますとともに、地域の一日も早い復旧と復興を願っております。

 前回の理事会で紹介をさせていただきましたように、私はこの能登半島地震による土砂災害の激甚さと被害の大きさに鑑みまして、斉藤国交大臣にお会いをして、国自らが先頭に立って役割を果たすよう緊急提言を行いました。
 現在現地では、新たに国土交通省の能登半島分署が設置をされ、被害が甚大であった箇所において、直轄事業や権限代行事業が積極的に進められております。国等の関係機関におかれましては、被災地において懸命且つ迅速な対応をされていることに改めた感謝を申し上げますとともに敬意を表する次第であります。
 
 また、先般成立いたしました令和6年度予算につきましては、先に成立いたしました令和5年度の補正予算と併せて、土砂災害対策を強力に推進していくための予算をしっかりと確保することができました。改めて皆様方のご尽力に感謝を申し上げる次第であります。
 さらに、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策後も国土強靱化を強力に推進するために、令和6年度出来る限り早期に、国土強靱化実施中期計画を策定すべきという方針が、この夏の骨太方針に反映されるように引き続き皆様のご支援をよろしくお願い申し上げますなどと挨拶をされました。

 議題は大野理事長から、令和5年度の事業報告として、砂防事業の拡充・促進についての活動、事業活動、協会の運営事項、砂防会館の運営等の各事項に対して説明を受け、次に令和5年度の収支計算については、総括表、収支決算書で予算額に対して大きな変更点と、貸借対照表、正味財産増減計算書、公益目的支出計画実施報告書等について説明を受け承認をしました。

 また、令和6年度事業計画、収支予算、役員等改選(案)、令和6年度通常総会(第88回)招集、功労者表彰などの協議をし、原案通り通常総会に附議することになりました。

 議題審議の後、来賓としてご臨席いただいた草野砂防部長から、今年は元旦から能登半島で大きな地震がありまして、お亡くなりなられた方、また被災された方々に心からお見舞い申し上げます。現在、石川県、輪島市、珠洲市など懸命の復興をされているところでありまして、国交省としましても2月16日に能登復興事務所を立ち上げて、一刻も早い地域の安全、安心のために尽力いただいているところです。

 他方で今年の雷雨や台風などの出水期はこれからでありまして、これから備えが必要でして、備えのためには一定の予算も必要です。5か年加速化予算、国土強靱化の予算を使わせていただいて、今の気候変動で災害が起きる中、災害を抑える努力をしているところですが、この5か年加速化も今年度で終わりでして、今後どうなるか、事前防災のための一定予算は必要だと思っていますし、国土交通省としては、砂防協会をはじめ関連の機関と連携を取らしていただいて、国土強靱化の執行を進めてまいりたいと思っておりますなどのご挨拶をいただきました。

 続いて國友砂防計画課長から、「砂防行政に係る最近の話題」と題して、令和6年度予算決定概要、公共事業関係費の推移、水管理・国土保全局の取組、土砂・洪水氾濫対策の加速化、流域内の事業間連携を通じた総合的な土砂管理の推進、土砂・洪水氾濫対策の加速化、流域内の事業間連携を通じた総合的な土砂管理の推進、地すべり災害リスクの評価手法の検討、インフラ老朽化対策等による持続可能なインフラメンテナンスサイクルの実現、流域ビジネスインテリジェンスによる防災・減災DXの推進、DXによる火山噴火に起因する土砂災害対策の迅速化、水管理・保全局におけるカーボンニュートラルの取組、土砂災害防止全国の集いin広島、2024火山砂防フォーラムについて、土砂災害対策に関する国際技術協力、世界水フォーラムなど多岐にわたり説明していただきました。







 次に、蒲原保全課長からは、令和6年能登半島地震による土砂災害対応状況、河道閉塞等の箇所と対策状況、河原田川水系河原田川 石川県輪島市熊野町地先 被災~復旧状況、河道閉塞等の対応状況、令和5年 全国の土砂災害発生状況、土砂災害発生件数の推移、近年のTEC-FORCE砂防班の活動、近年の土砂災害専門家による技術的助言等の実施状況、令和5年度において効果を発揮した砂防施設、地域に喜ばれるきめ細やかな事業、無流水渓流対策施設の整備促進、既設堰堤を活用した流木対策の効果事例、砂防関係施設における老朽化対策の実施事例集について、砂防工事におけるDXの事例、事業完了時における地元説明会を積極的に実施、砂防を活用した「防災啓発」「地域活性化」の取組など分かりやすく説明していただきました。





 本日生坂村では、小学校でカラットリンタイム・金管練習②、中学校で1,2年内科検診、生坂村観光協会幹事会、脱炭素事業打合せなどが行われました。



最新の画像もっと見る