信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

小中学校PTA通学路の安全確保に関する要望&生坂農業未来創りプロジェクト会議&下生坂上空からの風景

2024年05月29日 | 生坂村の報告
 5月29日(水)の昼間から日差しが届き出して気温が上がり、日なたでは汗ばむ暑さになりました。

 午前8時30分からは、小・中学校PTA会長、小学校の施設校外指導部長、中学校の施設生活指導部長、小学校の校長先生、中学校の教頭先生、担当の小・中学校の先生方が、通学路の安全確保に関する要望に来られました。

 最初に開会のことば、小・中学校PTA会長からの御礼等の挨拶をいただき始まりました。
 その後、小・中学校PTA会長から要望書をいただき、小・中学校PTAの両部長から要望内容の説明をしていただきました。

 主に、国道の見通しが悪いカーブの横断歩道の対応、県道のスピード抑制の注意喚起の対応、小学校下の十字路の改善、土砂災害危険箇所の対応、国道の歩道の経年劣化対応、村道亀裂箇所の対応、カーブミラーの更新、県道歩道の除草対応などでありました。

 今回の要望も国道、県道関係は、国と県の関係機関に対し、今年度の要望箇所として調査して、緊急性、危険性などを加味しまして要望をしてまいります。

 村が管理する村道などの要望箇所についても調査をしまして、緊急性、危険性などを加味しまして、なるべく早期に対応したいと考えております。

 これまで小・中学校PTAから要望されました、グリーンベルトの設置、ガードレールの設置、速度抑制の対応や啓発などを実施しまして、村内の通学路の安全確保に努めてまいりました。

 最後に小学校の赤羽校長先生と中学校の宮下教頭先生から、本日の対応と通学等の支援などに対して御礼の言葉をいただき、閉会のことばで終了しました。

 午前10時からの生坂農業未来創りプロジェクト会議は、最初に私から、4月27日には道の駅いくさかの郷の開設5周年記念式典が皆様方のご協力によりまして、盛大に行えました事に御礼を申し上げます。また、ハンガリー大使もお越し頂いて、ハンガリー村開村5周年も兼ねて、中学校の吹奏楽の皆さんにも盛り上げて頂きながら、色々なイベントも出来、多くのお客様に来て頂いて賑やかに開催が出来まして、嬉しく思っているところでございます。

 道の駅いくさかの郷は、4月に山菜の出荷が遅れた分で出だしが悪かったようですが、式典もあり、また山菜も順調に出荷され、昨年度対比をクリアすることができました。5月も例年より淡竹の出荷が遅かった訳ですが、ここへきて淡竹も出荷が増えてきており、テレビのCM等でも発信をして頂いておりますので、お客様も増えてきて5月も順調に推移をしており感謝申し上げる次第です。

 また、松本係長が各地区に出向いて地域の農業の話し合いをして頂いております。これから説明をさせて頂きますが、各地区の農業の状況を、畑、田をどのように耕作をされているのかという事、まず現状を把握していただいて、その後、2,3年後、5年度、10年後にどのようにこの農地を維持していくのか、どのような農作物を作っていくのかという様に具体的な協議に入って頂いて、地域計画を今年度中に策定するという運びでございます。この会議でもその点をしっかりと検討・協議を進めて行きたいと思いますので、引き続き皆さんのご理解とご協力をお願い申し上げ挨拶とさせて頂きました。

協議事項 道の駅いくさかの郷について
 3月及び全体の農林水産物直売所収支について
 3月は天候の影響で売り上げが伸びなかったが、1年を通して歳入が102,852千円で前年度対比120.7%と売り上げが伸びた。歳出が97,813千円で収支5,038千円となり前年度対比147.3%となった。駅長、副駅長の給与を加えると△2,325千円で、棚卸による在庫が2,874千円なのでトータルして521千円の黒字となったと説明がありました。

 4月山菜が出遅れて苦戦していたが、5周年記念で奇跡的に回復して、売り上げが4,545千円となり前年度対比100.3%となり、集客数は5057人で前年度対比99.5%だった。
 5月の売り上げは前半で淡竹の出荷が少なかったが後半は伸びており、雑貨等の売り上げも伸びている。淡竹がマスコミで取り上げられ、道の駅及びやまなみ荘のお客さんが増えている。ぶどう以外でお客さんが並ぶことがなかったが、今年は淡竹の販売が始まり開店前にお客さんが30人並んだ。来年は生坂淡竹祭りを計画していきたい。今月の売り上げも昨年度を超える見込みと説明がありました。

主な意見と質問の概要について
 淡竹の生産者からの受け入れについて質問があり、受け入れ時は職員が対応している。売れ残りはほとんどないと説明がありました。
 竹チップの販売と竹林整備について質問があり、道の駅で淡竹の売り上が伸び、出荷者も増えている。このように淡竹の売り上げが伸びれば竹林の整備にも影響して整備面積が増えていく。また、竹林整備講習会を実施したり、就労センターでも竹林整備と竹チップの製品化に取り組んでいると説明がありました。
 また、遊休農地を竹林として整備していくのも考えればどうかと意見がありました。

かあさん家
価格改定の影響を懸念したが、食堂売り上げ1,431千円、来店者1559人、おやき販売1,685千円、来店者1556人、直売所2,016千円で合計5,133千円と昨年に比較して481千円売り上げが伸びた。また、かあさん家の従業員が増えて冷凍おやきや新商品の開発に力を入れたいと説明がありました。
意見と質問はありませんでした。

  1. 農山漁村振興交付金(最適土地利用総合対策)について
 令和6年に実施した地域の話し合いは、4月9日(火)の宇留賀区の本村太郎、宇留賀1から、5月19日(日)大日向北平までの15地区を実施し、地域での話し合いを行い、農地利用の将来のあり方を検討している。6月は6月8日(土)に日岐区裏日岐、遊上地区から6月23日(日)下生坂区下生坂地区の5地区を実施していくと説明がありました。
意見と質問はありませんでした。

  1. その他
 JA松本ハイランド生坂明科支所地域農業振興について、生坂支所の営農スケジュールで5月29日(水)の第33回通常総会から、6月15日(土)くらしの展示提案会について、6月中旬の中梅の出荷目揃い会から、7月上旬のジュース用トマト部会川手支部目揃い会について、山清路®ぶどうファンクラブスケジュールについて説明がありました。

 主な意見と質問について
葡萄の生育状況について質問があり、凍霜害もなく例年より若干生育が早いと説明がありました。
 他地区のワイン葡萄が凍霜害で被害が酷いと報道されたが状況について質問があり、今後の生育状況により状況が分かっていくと説明がありました。
 また、村内では5月10日凍霜害の影響は少ない。風の被害についても心配だが、生坂村は現状では順調に進んでいると松本農業農村支援センターから説明がありました。




△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、下生坂の高台に行き、雲に覆われている上空からの風景を撮影しました。


 その他生坂村では、保育園で歯科検診、小学校で運動会全校練習、中学校で全校草取り、児童館でスポっちゃお、生坂農業未来創りプロジェクト会議、生坂村青色申告会通常総会、松本食品衛生協会生坂村支部通常総会などが行われました。



令和6年度 生坂村戦没者追悼式

2024年05月29日 | 生坂村の取組
 5月28日(火)午前10時からやまなみ荘大ホールにおいて、村内戦没者御遺族の皆様方をはじめ村議会議員並びに村内有力者各位のご参列を賜り、本村出身の 戦没者英霊二百十有余柱の御霊に対しまして追悼式を挙行いたしました。

▽ 牛越副村長の開式のことばで始まり国歌斉唱をしました。

▽ 本村出身の戦没者英霊二百十有余柱の御霊の前に、私が謹んで追悼の誠をささげ式辞を申し上げました。

 私からは、時世は移り終戦から79年の歳月が過ぎようとする今日、歴史ある祖国の危急に際し、尊い命を捧げられた皆様の愛国の至情は永く後世に語り伝えて、私達は戦争のない恒久の世界平和を固く誓わなければならないものでございます。

 しかし、一昨年2月24日にロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始され、ウクライナ首都キーウ近郊における民間人の犠牲や原子力発電所への攻撃も起きております。
世界的な食料・エネルギー価格の高騰などを引き起こし、インド太平洋地域や中東・アフリカなど多くの国に深刻な影響を与えました。現在もウクライナ東部ではロシア軍の激しい攻撃で膠着状態が続いております。ウクライナ軍とロシア軍の戦闘が続く中、多くのウクライナ人が国外への避難を余儀なくされており、引き続きウクライナ人への支援が必要でございます。

 イスラエルでは昨年10月7日に イスラム組織ハマスによる大規模な攻撃で罪のない多くの一般人が犠牲となりました。その報復としてイスラエルもガザ地区への空爆を開始し、現在もガザ地区への軍事行動は続き多数の子どもや女性、高齢者を含む民間人の犠牲者数が増えております。
 また、戦火を逃れ百万人を超えるパレスチナ人がガザ地区南部の避難所に押し寄せ、食料不足の中、劣悪な環境下で生活を強いられてるのが現状であり、ガザ地区の避難民への人道支援が急がれております。

 このように今もなお多くの人々が死傷し苦しんでおり、世界平和への道のりはいまだ遠いことを痛感せざるを得ません。改めて世界の国々が核兵器の廃絶と争いのない平和な社会の構築を目指し、地球上のすべての人々が平和を享受し、心豊かに生きるために世界の国々が互いに理解し助け合い、手を携えていく努力をし恒久平和を希求しなければと考える次第でございますなどと式辞を申し上げました。
▽ 続いて参列者全員で黙祷をし、太田議長、吉澤会長に追悼の辞を述べていただきました。

 太田議長は、私の記憶に残る祖父から聞いた戦地の過酷さ、祖母が涙ながらに語ってくれた東京で工員をしていた時の空襲の恐怖体験。
いかなる理由が有ろうと争いを避け、平和解決に向け、互いが努力する。世界がその方向で進んでいる中で、そのルールから外れるおこないをしている国に強い憤りを禁じ得ません。世界から争いがなくなる日を迎えることを心から願うばかりです。


 多くの国民が戦後生まれとなった日本。戦争が「記憶」から「歴史」へと変わりつつあるなか、戦争を知らない世代として、「風化させないよう」今なお、遠く離れた地で起きていることから目を背けず考え、できることする。そして全ての人が平和について議論・行動していくことが、世界平和につながると信じますなどの追悼の辞を述べられました。


▽ ご参列の皆さんを代表して、私、太田議長、吉澤会長、瀧澤区長会長が、戦没者英霊二百十有余柱の御霊の前に献花をしていただき、関係者は自席で起立し、一礼をしていただきました。


 児童館・生涯学習施設の図書室では、毎年七月下旬から原爆資料等の絵画集・写真集・児童書などを並べた「戦争と平和コーナー」を設けるとともに、本大好きの会の皆さんによる「戦争の本」の読み聞かせを計画しております。
また、生坂中学校では 北海道標津町との交流学習において、先の大戦後80年近くが経過した今もなお、ロシアの不法占拠の下に置かれている我が国固有の領土、北方四島を返還すべきである北方領土問題を学ぶ機会を設けるなど、平和について常に関心を持っていただき、人を思いやる優しい気持ち持ち、平和な未来を実現するために行動していただければと考える次第でございます。

 そして、次代を担う人々にこの思いを引き継ぐとともに、当村が脱炭素先行地域づくり事業に取り組むことにより、村民の生活とレジリエンスの向上を実現し、今後もすべての村民が安心し、真に豊かな生活を送ることができる持続可能な生坂村の構築に向け、更に全力を尽くしてまいる所存でございます。

▽ 上條教育長の閉式のことばで予定通り終了しました。

 忠魂碑への献花は降雨のため中止し、個人のご判断にお任せしましたので、私は引き続き生坂村遺族会の総会に出席しました。