信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

福島市内の視察と山清路の風景

2018年06月11日 | 生坂村の風景
 11日(月)は、前日の第69回全国植樹祭後、福島市に着いたのが午後7時頃でしたので、近くのホテルに宿泊し、木曽山林協会の征矢事務局長さんの友人の林業・木材製造業労働災害防止協会福島県支部の斎藤事務局長さんから案内していただき、福島市内の視察をさせていただきました。


 最初に、阿武隈川右岸の渡利地区の丘陵地中腹に位置している、花卉園芸農家の私有地の花見山公園に行きました。この公園は、所有者が市民に無料開放しており、特に春の花見シーズンには、多くの観光客を集めていて、今年は18万人ほどが訪れたとのことでした。

▽ 今は、花々は全然なく公園を回りながら説明をしていただき、見頃の時は下の写真のように素晴らしい景観であるとのことでしたから、いつかは見に来たいと思いました。




▽ 次は、福島市の真ん中にある島みたいな山、信夫山(しのぶやま)へ行きました。この山は福島駅から15分ほどの距離にあり、中腹の展望台からは市街地を一望できました。


▽ 信夫山の中腹に、福島第一原発事故が引き起こした放射能汚染による除染作業での多くの汚染土の廃棄物、いわゆる「黒い袋」が積まれていて、終わりが見えない除染作業の現実を目の当たりにしました。


▽ 佐藤梨園へ行き、庭先や梨園の周りにバラ園・ダリア園を設けてあり、無料で一般開放していました。佐藤梨園では、650種以上のバラが閲覧でき、一輪一輪とても元気に美しく咲き誇っていまして、とても素晴らしいバラ園に感銘しました。










▽ 「JAふくしま未来」の「ここら吾妻店」の農産物直売所に行き、フルーツライン沿いにある店舗で、贈答用の果物や加工品が豊富に揃っていることから観光客も多く訪れていました。




▽ 昼食後は、株式会社ヤクルト本社福島工場に行き、会社概要や商品説明をビデオで拝見し、福島工場の生産製品のミルミルを試飲させていただき、ソフールやミルミルを生産している工程などを視察させていただきました。


 ヤクルトの創始者 代田 稔博士は、長野県飯田市のご出身で、医学生時代の代田さんは、病気にかからないようにする「予防医学」を志し、微生物研究の道に入り、そこで乳酸菌が腸の中の悪い菌を抑えることを発見し、これをさらに強化培養することに世界で初めて成功しました。




 それが、今日「乳酸菌 シロタ株」と呼ばれる学術名 ラクトバチルス カゼイ シロタ株という乳酸菌です。その後、代田さんは、生きて腸内に到達し、有用な働きをする「乳酸菌 シロタ株」を、一人でも多くの人々に摂取してもらうため、有志と共に安価でおいしい乳酸菌飲料として製品化され、1935年、乳酸菌飲料「ヤクルト」が誕生したとのことです。


 斎藤事務局長さんには、丁寧にご案内いただき、勉強になる多くの視察ができましたことに感謝申し上げます。また、第69回全国植樹祭と視察にご一緒された皆さん、ありがとうございました。

▽ 朝の写真は金曜日の朝に撮影した山清路の風景です。







 その他生坂村では、小学校で外遊びの日、公民館でバドミントン教室、やまなみ荘村内無料入浴日などが行われました。