2月16日/滑走6日目。
安全コースから回り込み、岩場を無事に通り抜けたみんなと合流する。
ウエストボウルとベーグルボウルという、二つのボウルで形成される
このエリアは、文字どおり大きなボウル(お椀)型で、見渡す限りの
大斜面。この斜面を一気に滑って、ずっと先に見えるコース案内板を
目指すことにする。が、空間が大きすぎて、距離がよくつかめない。
「そうなんだよね。
斜面がデカいから、油断するとあり得ないくらい加速しちゃうんだ。
しっかりスピードコントロールして滑ってね♪」
カオルくんからアドバイスを頂戴し、まずはあたしから滑走スタート。
ノンストップであの看板まで行けるか? いや、足がもたないだろう。
な~んて思ったけど、カオルくんの言ったとおりだった。
自分ではそんなつもりじゃないのに、板がものすごく走る!
大きな斜面に、大きなターンを描きながら加速。
足元のK2パブリックエネミーがしっかり雪面を捉えているのがわかる。
すばらしい安定感。自前の板だったらとっくに飛ばされてるところだ。
雪はいいし、他に滑ってる人もいない。
こんな大斜面を一人占めだなんて、気分がいい!
ノンストップでゴールしたぜ♪ ぜぇ、ぜぇ……。
もんちも
「ひ~! モモが、モモがちぎれるぅ~っ」
と悲鳴をあげながらもノンストップでゴール。
(ま、言うほど疲れちゃいないんだろう。この人は…)
男性陣も力強い滑りで次々とゴール。
……ゴールじゃないね。
まだ山の ど真ん中だ。っていうよりまだ山の中腹より上だ。
仮にゴールと見なしたこの案内板によると、ここはクリークサイドの、
昨冬オープンした新コースの入口ではないか♪
去年は、「クリークサイドの奥の、新しいコースへ行きたい♪」って
サンちゃんとカズキにリクエストしたら、どこでどう間違っちゃった
のか、3時間半の禁止エリア滑走だったのよ……。
○ オーダー)「クリークサイドの奥の、新しいコース」
× 提供商品)「クリークサイドの新しいコースの、奥」
リベンジとして、正しいコースでクリークサイドを目指すことにする。
しかし、滑れども滑れども、クリークサイドベースは見えやしない。
一体どれだけ長いのかこのコースは?
コブあり湿雪あり、それでこれだけの距離となるとさすがにしんどい。
結論:
ここは“締め”の1本としてでなく、元気なうちに滑るべきだ。
2年がかりでようやくわかった。
しかも、
カオルスペシャル + クリークサイド って……、
体力勝負の[特別セット]みたいな組み合わせだったね(疲)
クリークサイドゴンドラを上がり、下山ルートを辿ってビレッジへ。
明日 帰国するはるさんはこれで全滑走日程走破。
やん様、もんち、あたしの3名はこれで先乗り終了、折り返し。
お疲れさまサマ。
6日間、ケガなく無事に滑り切れてよかった、ホントよかった♪
カオルくんもお疲れさま。企画前の、いい準備運動になったかな?
ベースでカオルくんが、あえて怖そうなお兄ちゃんに声をかける。
「すみません、シャッター押してもらえますか?」
その人はムリだろう。
そのゴツさはやばいだろう。
顔なんて普通のおっかなさじゃないし。
どう考えても「うるせーあっち行け」だろう。
スキンヘッドだし(寒くねぇのかよ)
ヒヤヒヤしながら返事を待つと、
「シュア♪ ノ~ゥ プロブレムッ♪」 @満面の笑み。
しかも、
「はいチーズ♪ 念のためもう1枚撮ろうか?」 @心配性(!?)
スキンヘッドで一見怖いけど、笑顔がかわいくて
心配性のお兄ちゃんが2枚撮ってくれたうちの1枚
コラボ旅記 カオルブログ『孤高のハダカの王様』
「その時ガイドは……!?」好評連載中
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安全コースから回り込み、岩場を無事に通り抜けたみんなと合流する。
ウエストボウルとベーグルボウルという、二つのボウルで形成される
このエリアは、文字どおり大きなボウル(お椀)型で、見渡す限りの
大斜面。この斜面を一気に滑って、ずっと先に見えるコース案内板を
目指すことにする。が、空間が大きすぎて、距離がよくつかめない。
「そうなんだよね。
斜面がデカいから、油断するとあり得ないくらい加速しちゃうんだ。
しっかりスピードコントロールして滑ってね♪」
カオルくんからアドバイスを頂戴し、まずはあたしから滑走スタート。
ノンストップであの看板まで行けるか? いや、足がもたないだろう。
な~んて思ったけど、カオルくんの言ったとおりだった。
自分ではそんなつもりじゃないのに、板がものすごく走る!
大きな斜面に、大きなターンを描きながら加速。
足元のK2パブリックエネミーがしっかり雪面を捉えているのがわかる。
すばらしい安定感。自前の板だったらとっくに飛ばされてるところだ。
雪はいいし、他に滑ってる人もいない。
こんな大斜面を一人占めだなんて、気分がいい!
ノンストップでゴールしたぜ♪ ぜぇ、ぜぇ……。
もんちも
「ひ~! モモが、モモがちぎれるぅ~っ」
と悲鳴をあげながらもノンストップでゴール。
(ま、言うほど疲れちゃいないんだろう。この人は…)
男性陣も力強い滑りで次々とゴール。
……ゴールじゃないね。
まだ山の ど真ん中だ。っていうよりまだ山の中腹より上だ。
仮にゴールと見なしたこの案内板によると、ここはクリークサイドの、
昨冬オープンした新コースの入口ではないか♪
去年は、「クリークサイドの奥の、新しいコースへ行きたい♪」って
サンちゃんとカズキにリクエストしたら、どこでどう間違っちゃった
のか、3時間半の禁止エリア滑走だったのよ……。
○ オーダー)「クリークサイドの奥の、新しいコース」
× 提供商品)「クリークサイドの新しいコースの、奥」
リベンジとして、正しいコースでクリークサイドを目指すことにする。
しかし、滑れども滑れども、クリークサイドベースは見えやしない。
一体どれだけ長いのかこのコースは?
コブあり湿雪あり、それでこれだけの距離となるとさすがにしんどい。
結論:
ここは“締め”の1本としてでなく、元気なうちに滑るべきだ。
2年がかりでようやくわかった。
しかも、
カオルスペシャル + クリークサイド って……、
体力勝負の[特別セット]みたいな組み合わせだったね(疲)
クリークサイドゴンドラを上がり、下山ルートを辿ってビレッジへ。
明日 帰国するはるさんはこれで全滑走日程走破。
やん様、もんち、あたしの3名はこれで先乗り終了、折り返し。
お疲れさまサマ。
6日間、ケガなく無事に滑り切れてよかった、ホントよかった♪
カオルくんもお疲れさま。企画前の、いい準備運動になったかな?
ベースでカオルくんが、あえて怖そうなお兄ちゃんに声をかける。
「すみません、シャッター押してもらえますか?」
その人はムリだろう。
そのゴツさはやばいだろう。
顔なんて普通のおっかなさじゃないし。
どう考えても「うるせーあっち行け」だろう。
スキンヘッドだし(寒くねぇのかよ)
ヒヤヒヤしながら返事を待つと、
「シュア♪ ノ~ゥ プロブレムッ♪」 @満面の笑み。
しかも、
「はいチーズ♪ 念のためもう1枚撮ろうか?」 @心配性(!?)
スキンヘッドで一見怖いけど、笑顔がかわいくて
心配性のお兄ちゃんが2枚撮ってくれたうちの1枚
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