2月14日/滑走4日目・午後の部。
ランチを済ませ、午後は「ピークチェア」に乗線。
ウィスラーボウルへ入るが、視界は悪く、ホワイトアウト状態だ。
ここは斜度のキツいコブ斜面なのだが、あたり一面真っ白で、自分の
足元がどうなっているかも見えない。
っていうかどこが斜面なのか見えない。
先頭を行くカズキも、入口のコブにバランスを崩してペタンと尻餅。
その姿が、バスタブに浸かっているみたいに見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/69/687fa2ea9b698fd3e1e113e3d342adc3.jpg)
ボーダーカズキ、リラックスバスタイム
(イラストはイメージです)
「言うまでもないと思いますが、ここコブですよ」
すました調子で我らを振り返るカズキ。
的確なガイド、みごとだわ(笑)
かくいうあたしも人のことは笑えない。
ボウルの中腹でコブに弾かれスコーンと転倒。板を1本外して斜面を
転げ落ちてしまった。
後方のはるさんに板を集荷・配達していただくなどご面倒をおかけし、
先方のもんちたちには「大丈夫か? 唾石はズレていないか!?」などの
ご心配をいただきつつ滑走を続ける。諸々大丈夫です。
それにしても、
斜面も視界もすべてが単一の白さに見えるガスや濃霧、曇天の中を
滑っていると、平衡感覚が乱れて気分が悪くなる。
目眩か、乗り物酔いみたいな感じ。…うぅ、きぼぢわるいぃ…。
ランチを軽めにしといてよかった。
白一色のウィスラーボウルを、それでも2本続けて滑る。
みずからの三半規管を痛めつけるM度の高い2本だ。
2本目のウィスラーボウルを抜けた頃、ガスを抜けた。
弱いながらも一瞬の陽射しが戻り、行く手の見通しもいい♪
林間に飛び込むカズキについていくと「おぉ~、まだあるじゃん」
とニヤけてしまうほど上質のノートラックが残っていた。
木の間隔もほどほどで滑りやすい。カズキ、ナイスガイド!
夢中で林間を遊び、少し斜面が開けたところでひと休みする。
我らの他に人はいない。
静かだし、雪はいいし、なんていいコースなのかしら♪
でも待てよ。この静けさ、去年もあったような…。
まさかと思うが念のため、メイ アイ アスク ア クエスチョン。
「ねぇねぇカズキくん、ここってゲレンデエリア内だよね?」
「すみません、ついさっき禁止エリアに出ました(笑)」
グーでぶつよ。
もちろん本当はちゃんとエリア内。「グランドフィナーレ」という
コースだ。
なんでグランドフィナーレ? 我らはまだ先の旅程のある身なので
ここでフィナーレは迎えたくないが、この山のコース名って面白い。
それぞれの由来がわかればいいのに。
グランドフィナーレから、やはり個性的な名の“ハイウェイ86”と
いうコースに合流し「ビッグレッドエクスプレス」に乗線する。
リフト待ちの列で、日本人の気さくなおじさんと一緒になった。
カズキ曰く“スーパーリピーターのタナカさん”だという。
タナカさんは、
ウィスラーが好きで、滑りも滞在もマイペースで楽んでいるという
元気なおじさん。1本一緒に滑ったが、すばらしい脚前だった。
あれだけ上手くて、好きなときに好きなだけ海外で滑れるだなんて
羨ましいね、何やってる人なんだろうね?
何やってる人も何も、F社の社長さんだった(あとになって判明)
社長が来てるとなるといろいろ面倒があるのか、身分を明かさず、
スーパーリピーターということにして滞在してるんだって。
そうだったのか…。
社長さんと存じあげていれば、毎シーズンのように楽しい旅を提供
してもらっていること、あるいは、すでに退社した元ガイドの名を
冠した企画旅行を、今年も変わらず催行してくれる懐の深さなど、
あれこれお礼の気持ちを伝えたいところだったのに。
あぁ、あと、パンフレットがデカすぎることも、ぜひ伝えたかった。
ランチを済ませ、午後は「ピークチェア」に乗線。
ウィスラーボウルへ入るが、視界は悪く、ホワイトアウト状態だ。
ここは斜度のキツいコブ斜面なのだが、あたり一面真っ白で、自分の
足元がどうなっているかも見えない。
っていうかどこが斜面なのか見えない。
先頭を行くカズキも、入口のコブにバランスを崩してペタンと尻餅。
その姿が、バスタブに浸かっているみたいに見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/69/687fa2ea9b698fd3e1e113e3d342adc3.jpg)
ボーダーカズキ、リラックスバスタイム
(イラストはイメージです)
「言うまでもないと思いますが、ここコブですよ」
すました調子で我らを振り返るカズキ。
的確なガイド、みごとだわ(笑)
かくいうあたしも人のことは笑えない。
ボウルの中腹でコブに弾かれスコーンと転倒。板を1本外して斜面を
転げ落ちてしまった。
後方のはるさんに板を集荷・配達していただくなどご面倒をおかけし、
先方のもんちたちには「大丈夫か? 唾石はズレていないか!?」などの
ご心配をいただきつつ滑走を続ける。諸々大丈夫です。
それにしても、
斜面も視界もすべてが単一の白さに見えるガスや濃霧、曇天の中を
滑っていると、平衡感覚が乱れて気分が悪くなる。
目眩か、乗り物酔いみたいな感じ。…うぅ、きぼぢわるいぃ…。
ランチを軽めにしといてよかった。
白一色のウィスラーボウルを、それでも2本続けて滑る。
みずからの三半規管を痛めつけるM度の高い2本だ。
2本目のウィスラーボウルを抜けた頃、ガスを抜けた。
弱いながらも一瞬の陽射しが戻り、行く手の見通しもいい♪
林間に飛び込むカズキについていくと「おぉ~、まだあるじゃん」
とニヤけてしまうほど上質のノートラックが残っていた。
木の間隔もほどほどで滑りやすい。カズキ、ナイスガイド!
夢中で林間を遊び、少し斜面が開けたところでひと休みする。
我らの他に人はいない。
静かだし、雪はいいし、なんていいコースなのかしら♪
でも待てよ。この静けさ、去年もあったような…。
まさかと思うが念のため、メイ アイ アスク ア クエスチョン。
「ねぇねぇカズキくん、ここってゲレンデエリア内だよね?」
「すみません、ついさっき禁止エリアに出ました(笑)」
グーでぶつよ。
もちろん本当はちゃんとエリア内。「グランドフィナーレ」という
コースだ。
なんでグランドフィナーレ? 我らはまだ先の旅程のある身なので
ここでフィナーレは迎えたくないが、この山のコース名って面白い。
それぞれの由来がわかればいいのに。
グランドフィナーレから、やはり個性的な名の“ハイウェイ86”と
いうコースに合流し「ビッグレッドエクスプレス」に乗線する。
リフト待ちの列で、日本人の気さくなおじさんと一緒になった。
カズキ曰く“スーパーリピーターのタナカさん”だという。
タナカさんは、
ウィスラーが好きで、滑りも滞在もマイペースで楽んでいるという
元気なおじさん。1本一緒に滑ったが、すばらしい脚前だった。
あれだけ上手くて、好きなときに好きなだけ海外で滑れるだなんて
羨ましいね、何やってる人なんだろうね?
何やってる人も何も、F社の社長さんだった(あとになって判明)
社長が来てるとなるといろいろ面倒があるのか、身分を明かさず、
スーパーリピーターということにして滞在してるんだって。
そうだったのか…。
社長さんと存じあげていれば、毎シーズンのように楽しい旅を提供
してもらっていること、あるいは、すでに退社した元ガイドの名を
冠した企画旅行を、今年も変わらず催行してくれる懐の深さなど、
あれこれお礼の気持ちを伝えたいところだったのに。
あぁ、あと、パンフレットがデカすぎることも、ぜひ伝えたかった。