やおぶろ vol.2

スキー大好き、やおりのブログ。

カナダ旅記-6

2007-04-05 | Canada 2007
2月11日、滑走初日。ブラッコムマウンテン。

まずは「エクスカリバーゴンドラ」「エクセルレイターチェア」を
乗り継ぎ、グレイシャークリークへ。
あまり寒くないせいか、上のほうはかなりガスっていて視界が悪い。
「ジャージークリームエクスプレス」を上がり、慣らしの一本。

1ヶ月ぶりのスキー。足元の感覚を確かめながら滑る。
この1ヶ月間、唾石にやられて散々だったし、薬も飲み続けていて、
体力は間違いなく落ちている……。

「へっぴり腰の自分」を覚悟して滑りだしたけれど、思ったよりも
スムーズに乗れて安心した。
やん様のホットワックスのおかげで、板の走りもすこぶる快調だ♪



再びグレイシャークリーク。
準備中だった「グレイシャーエクスプレス」が動き始めたので乗線し、
T-barを乗り継いでブラッコムグレイシャーを目指す。

ブラッコムグレイシャーの入口は、わずかに登りの傾斜があるので
板を担いで歩いていく必要がある。登るのがキライなあたしだって、
さすがにこれくらいの登りはへっちゃらだ。


と思ったら、
全然へっちゃらじゃなかった。


担ぎ始めてほんの数歩で、たちまち息が上がってしまった。
昨年、負傷前のやん様が見事な滑りを披露した◆◆(最難関コース)
「ブロウホール」の入口を過ぎる頃には、心臓はありえないほどの
高速で脈打ち、呼吸はさらに乱れて酸欠の一歩手前。
足にもまったく力が入らない。ここはツェルマットか?(疲)

ガイドのサンちゃんを先頭に、うさぎさんチーム御一行はずいずい
登って行くが、あたしはもはや限界だっ。
ボウルをトラバースしながら登り続ける一行の数十メートル下方を
並走するかたちで、よりマイルドなラインをひーこら進む。

この数十メートルの差で、一行は3ターン分のパウダーを手に入れ、
あたしはそれを、ポカンと口を開けたアホ面で見上げた。


呼吸を整え、気を取り直してブラッコムグレイシャーを滑る。
ひどい曇天で斜面が見づらいが、ここは大きく開けたバーンだし、
岩が出ている場所もない。まずまずの滑り心地だ♪

途中、うさぎさん一行の構成員、他グループで参加のおじさんに
煩わされた。この広いゲレンデで、人の近くばかりを滑るのだ。
けっこうな飛ばし屋で、イヤらしいことに人のすぐ脇をかすめる
ように追い越してゆき、最後には自分で自分のスピードに負けて
自爆するというパターンを繰り返している。危険すぎる。

はるさんが煩わされていた。
あたしも後ろから接触された。
他の誰かも巻き添えをくって転ばされていた。
おじさんを「接近戦」と命名し、車間距離を保って滑走続行。


やがて、
ボウルを抜け、長い廊下を滑り、
「エクセルレイター」に乗線。リフトを降りるともうお昼だ。
1本の滑走距離の長さを実感する。


グレイシャークリークで昼食をとり、午後に備える。