やおぶろ vol.2

スキー大好き、やおりのブログ。

通院終了。

2006-05-16 | squint(斜視)
先週、眼科の術後検診に行ってきました。
外斜視の手術からもう1ヶ月半が経ちました。早いものです。


担当医やまちゃんと久々の再会をし、

まだ充血が、わずかながら残っていること、
近くを見ている時は問題ないけれど、遠くをボーッと眺めたりすると、
外斜視の状態に少し戻ってしまうこと、など、
術後の経過確認とあわせ、こちらからの質問もしてきました。

充血については、
「ほっとけばじきに治ります」
「今後も、寝不足など体調により充血がぶり返すこともあります」
とのことでした。
ま、術後すぐのあの充血が、ほとんどホラー映画だったことを思えば、
今の状態は、眼にゴミでも入ったか? という、ちょっと赤いレベル。
気にすることはないようです。


遠くを見ている時の外斜視の戻りは、
やはり、「ある程度は、致し方なし」とのこと。

こう聞くと、
「その手術、やった意味があったの?」
と思われるかも知れないけれど…。


わたし自身は、これはこれで「アリ」です。


手術後の現在は、近くを見ているぶんには、瞳の位置は正面にある。
これまでがかなりひどい外斜視だったので、それがこうして改善された
だけでも満足。

「一回の手術で一生ものの治療が完了!」というような手だてがあれば
よいのですが、やはりパーフェクトな矯正というのは難しいそうです。
事実、わたしも4歳で一度手術を受けたけど、10代後半ごろには、もう
斜視の症状が戻ってきてたしね。

また、わたしの場合、左眼には弱視もあって極度に視力が低く、ものを
見ることがほとんどできません(もはや視力回復は望めないレベル)
つまり左に関して言えば、目を動かす筋肉も使われていない、と。

使われない筋肉は、当然衰えます。
もともと斜視が強いこともあり、いずれ状態が戻ることも予想されます。
いわば
「有効期限つきのアピアランス」ですが、これはもうどうしようもない。


でも、担当医やまちゃんも、
「また希望があれば、いつでも再手術の相談に乗りますからね」
と言ってくれたことだし……、
斜視は再治療ができるものなのだ、ということがわかっただけでも、
今回、いい経験ができたと思う。


お礼を言って診察室を出て、
これでひとまず、通院終了です。

初診・オペ前検査・手術入院・術後検診・術後検診。
通院たったの5回。
去年の秋には、一度は手術の日取りまで決めた病院を、直前で変えるなど
バタついたけれど、過ぎてみれば、なんと早いことか…。


今回のことでは、
ドクターの紹介から通院の送迎、そして入院時には
お見舞いまで、キ○コのお世話になりどおしでした。
本当にありがとう。

経過順調。

2006-04-06 | squint(斜視)

ウチの前の「さくら公園」。見事でしょう?(2枚撮り合成)



手術から9日が経った今日、検診に行ってきました。
またまたキ○コと同伴出勤よ。


本日のメニューは視力や視野などの機能検査と、
“ガイ・スマイリー”こと、やまちゃんの診察。


「経過順調」です♪


術後はセンセイの言いつけを守り、目薬2種類 1日各6回点眼したし、
シャンプーや石鹸の泡が目に入らないよう、ずいぶん気もつかった。

充血はまだ残っているし、視線の動かし方によっては痛みもあるけど、
それも手術直後に比べたらずいぶん軽くなっている。
腫れも落ち着き、涙も目やにも出にくくなってきた。

そうそう、
充血がまだまだ色濃く残ることについて、やまちゃんは、
「若い人のほうが、充血は強く表れるし、長く残るものなんですよ」
と言っていた。

そうね、そうね。
若いから、まだ充血が残っているのね。仕方ないのよね、若いから♪


それにしても……
術後9日くらいで、状態って、ずいぶん変わるものだ。
いま、眼球ひとつに「小宇宙」を感じています。

BGM。

2006-03-30 | squint(斜視)
退院から一夜明けました。

手術を受けた左目は、まだまだ腫れているし、白目も充血で真っ赤。
まるで暴力亭主に殴られても別れられないアホな妻のような有り様。

視線を急に動かすとゴロゴロするし、涙も目ヤニもどばどば出ます。

でも、腫れも充血もゴロゴロ感も目ヤニも、担当医“やまちゃん”が
術前に説明してくれたとおりの経過なので、心配ないでしょう。


今回、およそ50分に及ぶ手術は局部麻酔で行われました。
つまり、意識ははっきりしているし、耳も聞こえていたわけで、

器具がかちゃかちゃ鳴る音も、
眼輪筋がピチ~ンと切られる音も(!)まる聞こえ。
う~、グロテスク(でも麻酔のおかげで痛くな~い♪)

そうそう、
耳に入ってきておかしかったことと言えば、
手術室に流れていたBGM。

最初のうちは落ち着いたインストロメンタルだったのに、
なぜか急に若手女性歌手のうわずった歌声が室内に響いてきたんだ。


やおり  「ぷぷぷっ。センセイこの音楽は…?」
やまちゃん「ぐふふふ。なんだこりゃ。これはマズいよね(笑)」
やおり  「マズいですマズいです。笑いで身体が震えちゃう」
やまちゃん「そりゃ危ないな(笑) 僕も手元が…(笑) 曲を変えるね」

まったくマズいです。
こんなヘンてこりんな歌声のせいでセンセイの手元が狂って、あたくしの
目がおかしなことになっては困ります。

「ちょっとこの音楽、変えるか切るかしようぜ!」

やまちゃんの指示を受け、育ちの良さそうなぼっちゃん風の助手が、すぐに
曲を変更。無難なクラシックが流れ始め、手術が再開されました。


やまちゃん「今のあれ、誰の曲だったの?」
ぼっちゃん「あ、い、今のは映画のサントラで…」
やまちゃん「映画? 何の映画?」
ぼっちゃん「あれはその…『風の谷のナウシカ』でして…」

が~~~ん
聞いた? 聞いた???
『風の谷のナウシカ』だって~~。
「オウム、森へお帰り」のナウシカだよ。
ジブリ漫画のナウシカだよ。
ルパン3世『カリオストロの城』の姫そっくりのナウシカだよ(←実際どうよ!?)
どうりで、なるほどナットクのうわずった歌声だ。


やおり  「ナウシカ? つまりさっきの歌声は安田成美!?」
やまちゃん「え、じゃあ、あのまま聞いてたら…」(センセイもご存知なのね)
やおり  「そうそう、♪風の谷のぉ~~ ナウ~シカぁ~~♪ ですよ!」
やまちゃん「ははは。BGMには向かないね。今度から気をつけて」
ぼっちゃん「すすす、すみませんっ!」


ぼっちゃん弁明して曰く、
患者がちびっ子のときは『となりのトトロ』などが場を和ませてたりするので、
宮崎駿作品のサントラ盤は、いくつか手術室にストックされているんだとか。

しかし、わたしはオトナである。
秋葉系ならともかく、少なくとも普通のオトナは、手術時の心の平穏を保つために
宮崎駿作品のサントラを、まして『ナウシカ』のチョイスを望んだりはしない。
ぼっちゃんよ、以後気をつけるように。

っつーかあたしも気をつけなきゃいけない。
局部とはいえ麻酔打たれて手術台に寝かされてんのに、
「♪風の谷のぉ~~ ナウ~シカぁ~~♪」
などと歌う患者がどこにいるんだ。
ばか。

ホワイトバンド?

2006-03-29 | squint(斜視)
手術を終えました。
まだ疼痛は残りますが、いずれ収まるでしょう。

昨夜はつ○こ・キ○コが、お見舞いに来てくれました。
1泊入院で見舞いを受けるなんて照れくさい気分でしたが、嬉しかったです。

ありがとう。
励ましのメッセージをくれた友人たちにも、感謝です。


さて、
右手になにやら輪っかをはめられています。
偽ホワイトバンド。

世界の飢餓を憂うためでなく、個人を特定し、患者の取り違えなど医療ミスが起こらないようにするためです。

バーコードには、私の情報があれこれ詰まっているらしい。
学歴・年収・趣味・特技など(?)

これが最終的に、どう処分されるかが大事だよね。


入院しました。

2006-03-28 | squint(斜視)
B病棟 372号室に収容されました。

なんとこの病棟、携帯利用OK。なのでこうして更新を。

4人部屋に入り、夕方の手術を待ちますが、向かいのベッドの婆ちゃんが、やおりもびっくりのノンストップトーク…。

ご飯もぐもぐしながら喋るんじゃない!(笑)


いよいよ明日。

2006-03-27 | squint(斜視)
明日、3月28日、いよいよ手術の日を迎えます。

さすがにちょっとドキドキします。


今朝、1泊入院のために荷造りをしたのですが、

ゴーグルも、ブーツも、グローブも入れない、
膝サポーターもバンテリンも入れないなんて…。

そんな荷造りって、あんまりしたことがないから、
要領がつかめなくてヘンに手間どっちゃった(笑)


午後からは仕事場で、冬の写真をCDに焼いてます。
一人ひとり、微妙に違う仕上がりにしてみました。
でもやっぱり反省会までに全員分はムリだわ~。

そういえば、シャモでお世話になった名ガイドの
ジャン・リュックに、写真をメールで送る約束も
したのに、それもまだだ~。待っててね、ジャン。

なんだかバタバタしながら、明日を迎えます。


写真はイメージです

身の上話。

2005-11-16 | squint(斜視)
"50% of my mind is afraid of undergoing surgery,
but the other half is longing it."


気持ちの半分は手術を受けるなんて怖いと思ってますが、
もう半分はそれを待ち望んでいたりもします。




  新しい先生はセサミストリートの
  “ガイ・スマイリー”に似ていた。



手術を受けることになりました。眼科の。
「斜視」という、眼位(瞳の位置)がズレる症状を矯正するための手術です。

ほんとうは今週、受ける予定をしていたのですが、かかっていたお医者さまから
手術について十分な説明をしてもらえないなど、コミュニケーションがまったく
とれていないことを不安に感じ、キャンセルしたのです。

そして今日、スキー仲間で飲み仲間でもある高校からの友人が勤める病院を訪問。
お医者さまを紹介してもらい(友人のマイカー通勤に便乗までさせてもらって!)
こちらで手術をお願いすることにしました。

違う先生に診てもらって、目からウロコでした。
“お医者さんによって、こんなに患者への接し方って違うものなのね~”って。

今までかかっていた先生はどちらかというと、上からモノを言う高圧的なタイプで、
患者に対しても専門用語をツラツラーっと早口で並べておしまい。
「あとは看護士から説明させますから。はい次の方~」って診察室を出されちゃう。

対して、今日お会いした先生はどこまでもソフトで親身。これは先に友人が院内で
しておいてくれた根回しの賜物なんだけど(感謝!)、話しながら、何度も何度も
「不明な点や不安な点はないですか?」「何か質問はありますか?」と、こちらを
気遣ってくれる。涙が出そうだった。

先述の先生による手術をキャンセルしたときは、せっかくのチャンスを自分で潰す
ようなことして、ほんとうによかったんだろうか……と、ヘンな落ち込み方もした
けれど、今日、新しい病院でいい先生にかかることができて気持ちも晴れた♪

日取りは、3月末(進行する病気ってわけじゃないから急がないのだ)。
仕事のことを考えると年内はちょっと無理だし、
きたるスキーシーズンの忙しさは、手術やその後の安静を入れる余地がない。
というわけで、3月末。

はぁっ♪
これから先は、気兼ねなく仕事をやっつけ、気兼ねなくシーズンインできそう。