やおぶろ vol.2

スキー大好き、やおりのブログ。

カナダ旅記-16

2007-04-14 | Canada 2007
2月14日/滑走4日目。


photo: Randy Lincks (www.whistlerblackcomb.com)

今朝のガイド待ち合わせはウィスラーマウンテンのラウンドハウス。

F社は滞在中1回、ブレックファーストクラブ(ラウンドハウスでの
朝食バッフェと、オープン前のゲレンデを、パトロールの許可の下に
滑れるフレッシュトラックのサービス=通称フレトラ)のチケットを
つけてくれる。

チケットをいつ利用するかはお客の自由だけれど、曜日によっては、
F社ガイドも早朝から山に上がってフレトラを案内してくれる。
それが今日、水曜日というわけ。

我らは今夜からストームとの情報をつかんでおり、フレトラに上がる
なら明日と決めている。うひひ。
ってことで、今朝はホテルで朝食をとって出動。

ちょっと早めの行動開始が奏効し、8:00ちょい過ぎにはゴンドラに
乗ることができた。
ゴンドラではドイツから来たという4人組とちょっぴりトーク。
やはり今冬のヨーロッパは雪が少ないという。それでも滑りたくて、
我慢できずにウィスラーに来ちゃったんだって。同じだね。日本も
今年は雪不足なんだよ。
ドイツのスキー馬鹿4人と日本のスキー馬鹿4人がカナダで相乗り。
ただし、やん様のセスの長大さにはドイツ人もびっくり。
というわけで今回は、日本のスキー馬鹿の馬鹿さ加減に軍配♪


集合まで40分ほどある。
「エメラルドエクスプレス」をくぐり「ハーモニーエクスプレス」
へ抜ける林間で遊んでウォーミングアップ。

「ハーモニー」はまだ天候調査中、しばらく動きそうにないため、
廊下をつたって「エメラルド」の乗り場へ戻る。

クワッドリフトに並んで座り、
「明日、激パウだったらどこらへんで滑ろうか?」
「シンフォニーのほうはどう? まだしっかり滑ってないよね」
などと、早くも明日の作戦会議。
まだ今日が始まったばかりだというのに(笑)


集合時間。
ラウンドハウスの1階ロビーでグループ分けとガイドが発表される。
今日のうさぎさんチーム担当ガイドは、カズキ。
今日のうさぎさんは、4人。

4人ってつまり、やん様・はるさん・もんち・あたし。
またしてもプライベートガイドである。
しかし、ガイドはカズキか……。

昨冬の『スキー家族 若手ガイドに連れられ禁止エリア昼抜き腹ペコ
滑走3時間30分』のとき、サンちゃんと一緒にガイドについたのが
この人、カズキ。しかもカズキはボーダーで、かの日は狭い林間で
テールを滑ってヨタヨタになり、「ボードで林間はキツいんです!」
と軽くキレたりなんかして。待て待てカズキ。むしろキレたいのは、
ワケもわからずこんなところを滑らされている我らお客のほうだよ、
分かってる!? 空気緊迫。みんな空腹で目が△△。みたいな。

やはり反省文を書かされたクチだが、カオルなき(死んでないけど)
今は、なんとこのカズキがチーフ職を任されているんだって。
大丈夫か、カズキ。

「今年はへんなとこ連れてかないでよねん♪」

挨拶がわりにチクリと釘を刺すと、

「あ、そしたら今日はクリークサイドのず~っと向こうのほうへ
 行きましょか。カイバーっていう、えぇコースがあるんスよ♪」

カズキはケロッと応じてみせた。


ぐぁ~っ! 去年のあの禁止エリアが『カイバー』だろっ(怒)


カオルくんの大目玉も反省文も、この人には懲りていないのか。
空は曇天。冷え込みは弱く、ガスが濃くなりそうだ。
なんとなく不安な一日が始まる。