やおぶろ vol.2

スキー大好き、やおりのブログ。

カナダ旅記-15

2007-04-13 | Canada 2007
2月13日/滑走3日目・午後の部。

ウィスラーマウンテンに上がり、ラウンドハウス内の公衆電話から
カオル携帯に、昨日のイタ電(→ 旅記-12)のお返しをする。
ラウンドハウスには、相手先の携帯へ無料でかけられる電話がある。
国内大手の携帯会社のサービスらしい。太っ腹だねぇ。

「あ~~もしもし? 327号室のやおりですが。
 スミスさんねぇ、うちの騒音で眠れないっておっしゃいますけど、
 言い掛かりはよしていただきたいわ~!」

とかなんとか。みんなで順番に好き放題吹き込んで、ガチャッ♪


留守電返しを済ませて気分スッキリ♪


午後の部、降雪は期待したほど長続きしなかったけれど、それでも
好コンディションで遊ぶことができた。

林間でフカフカ雪を探しながら「ビッグレッド」を目指して滑り、
途中でいや~な凹みにハマってみんなでヨボヨボになったり、
「ハーモニー」のオープンバーンを快適に滑りながらも、やん様が
セスに“持ってかれ気味”に飛ばす姿がおかしかったり。

やん様にはこの頃“ガツ男”という新しいニックネームがついた。
あとの3人はそれぞれ“ザザエ姉さん”“ダラちゃん”“バカメ”

こうして書き起こすと全然だけど、その時の当人たちにはこれが
おかしくて笑いが止まらず、笑い過ぎて泣きながら滑ってたりする。
4人とも、そろそろネジが緩んできてるのかも。


今日も“スタミナ温存”を心がけて下山。
あたしはお医者さまからの「ヘトヘトになるまで滑っちゃダメ」と
いう言いつけがあるからだけど、
それにしても今回の我ら、ほんとオトナだ♪


ホテル着。
もんちはこの日、ツアーデスクの一角でウト先生のスポーツ整体を
受診することになっている。
やん様はゲレンデで元気を使い切ってしまったのか、部屋に戻ると
ぐったりしてしまう。やっぱり風邪っぽいのか。

あたしは借りていたB3を返却に行き、その足ではるさんと一緒に
ビレッジ内の他のレンタルショップを見て歩く。
あたしはK2ロッタラブか、パブリックエネミーあたりを。
はるさんはアトミックのスヌープ・ダディを試したい意向だ。

「アフィニティ」というレンタルショップで、上記モデルの在庫と
他にお薦めの板がないか尋ねてみる。
パブエネとダディは置いておらず、ロッタラブは貸出中だという。

「でも、パブエネタイプの板が好みなら、コレなんかどう?
 パウダーをガンガン行くのにぴったりの板よ♪」

そう言って、なんとオネエちゃんがK2ナンシーを出してきた。
やん議長の「ナンスィー ナンスィ~♪」が耳に蘇る。

う~ん、でもこれ、あたしにはちょっとゴツすぎるかなぁ。
渋るとオネエちゃんは、


「確かにパワーのある板だからね。
 だけど予報じゃ明日の夜からストームらしいわよ♪
 パウダーだったら絶対ナンシーがお薦めだから。
 気が向いたら、明日の夕方にでもまた来てみたら?」


明日の夜からストームっ!? まじ?
それじゃあナンシー履いちゃう? 借りちゃう?
いや待て。
こんな太いの、やっぱり大変そうだ。
揺れるココロ。

でも、オネエちゃんの言うとおりパウダーが期待できるなら、
何を履くにしてもレンタルは明後日ってことにして、明日は自前で
滑ることにするか。

その後も数軒を見て歩いたが、「これは」という在庫を抱えた店は
なかなかない。今日はここまでとし、ゴンドラステーション近くの
チョコレート屋さんでアイスクリームを買い食いする。

支払いの段、店の女の子のドンブリ勘定(2、3セントの端数なんか
いいわよ。おまけしちゃう♪)と、財布の小銭を減らしたいはるさん
との会話がどこまでも平行線なのがおかしかった。

さぁ、(アイス食べた直後だけど)部屋に戻って夕飯にしよう♪


今夜は、
・肉汁たっぷりジューシーソーセージと野菜の炒め
・ラビオリの明太子パスタソース和え
・とき卵とワカメの味噌汁
・サトウのごはん
・コカニー♪


食後、明日に備えてスキーの手入れをしようと思ったら、あたしの
ワックスが見当たらない。
ねぇ誰か知らない? ペーストタイプのワックスと、コルク。
ムラサキスポーツのビニール袋に入れて持ってきたはずだけど…。

もんちのを借りて今夜をしのぐ。

春の別れ。

2007-04-13 | calculus(唾石症)


「今日で終わりにしよう」

彼はいつもと変わらない調子で、静かに言った。

「……」

わたしは思わず言葉を失う。
黙って椅子に腰かけるわたしをじっと見つめて、彼が続ける。

「もう、ここには来なくていいから」


いつまでも続く付き合いでないことは分かっていた。
けれど、
こんなにもあっけなく別れがやってくるのは、
春だからだろうか。


「それじゃあ……、今まで、ありがとうございました」


そう返すのが精一杯だった。
ゆっくりと席を立ち、やけに丁寧に、深々と頭を下げる。


わたしが辛く苦しいとき、救ってくれたのが彼だった。
旅に出たいというわがままを、笑って許してくれたのも彼だった。
ありがとう。
さようなら。
わたしは冷静を装って、彼の部屋をあとにした。



   *   *   *   *



なんちゃって。
診察室の話だよ。


13日、唾石を摘出して以来2度目の診察に行ってきました。
ベロビリはまだしつこく残るものの、手術跡はすっかりキレイ。
経過良好につき、これにて通院終了となります。

「今日でおしまい」「もう来なくていい」ってさ~♪

サイトウ先生ありがとう。
いつか、もしもまた石ができちゃったら、その時は会いに行きます。

ちなみに今日の診察代は170円。激安。交通費のほうがよっぽど高い。