やおぶろ vol.2

スキー大好き、やおりのブログ。

カナダ旅記-12

2007-04-11 | Canada 2007
2月12日/夕刻。

部屋に戻ると、電話の、留守番メッセージの預かりを示すランプが
点滅していた。

メッセージを再生していたやん様が、ロフトに上がっていたあたしを
呼ぶ。「やおり、ちょっとこれ聞いてみて…」

黙って受話器をよこすやん様。
どうかしたの?
なんかグッタリしてるようだけど。

一体なんだろうと受話器を耳に当て、再生ボタンを押すと、
カオルくんの声がした。


「もしもしぃ、
 あの~、403号室のスミスですけどぉ……、
 お宅の部屋の騒音がひどくって、困っちゃってるんですよぉ~。
 眠れなくて参っているんで、あんまり夜遅くまで騒ぐのやめて
 ください。お願いしますよまったくもぉ~。……(ガチャ)」





イタ電かよ。

集合住宅のご近所トラブルを演じているらしいが、
まるで面白くない(いや、ちょっとは面白い)

何か用事があってかけてきたんじゃないのか?
仕事がよほどヒマだったのか?
っていうかこの建物、403号室ないんだけど。


洗濯機を回して戻ってきた もんちとはるさんにも聞いてもらうが、
あまりのくだらなさに2人ともゲンナリしている。

カオルくん、我らをこんなにがっかりさせているとも知らないで、
今ごろバンクーバーでこちらからの電話を待っているんだろうか。

やん様 「しばらく放っておこう」
もんち 「そうだね。知らんぷりしておこう」
はるさん「少し反省してもらわないとね」
やおり 「放置プレイだね」


さぁさ、ヘンな電話のことは忘れて、夕飯にしようぜ(笑)




今夜は、
・エビやホタテなど魚介を入れたホワイトシチュー
・サラダ
・朝食バッフェで多めにもらってきたベーグル
・キャベツを昆布塩で揉んだ浅漬け
・コカニー♪

カナダ旅記-11

2007-04-11 | Canada 2007
2月12日/午後の部。

昼ご飯はF社サービスの「サーモンランチ」。
ラウンドハウス2階のレストランで、サーモンのソテーをいただく。


2007年版サーモンランチ。アスパラは嫌いだ

ソテーは去年よりも、ずっと美味しくなっていた。
去年は「いくらカナダだからってやり過ぎだ」とツッコミたくなる
濃厚なメープルシロップ味のソテーで、鮭といえば塩焼き&醤油で
いただきたい日本人にはちょっと難しいひと皿だったけど、今年は
シロップ控え目で、ちゃんとサーモンの味がした。

もんちとやん様が、嬉しそうに食べている。
去年はもらったクーポン券を使う前に負傷してしまった2人。
それでも負傷後に、ブレックファーストクラブの朝食バッフェから
サーモンランチまで一気に平らげるというヘンな根性を見せていた
けれど、今年はちゃんと滑って食べるサーモンランチ。嬉しいね♪



午後もパウダーを求めて滑りまくる。
記憶が曖昧だけど、確か午後も「ハーモニー」「シンフォニー」を
中心に回した。たぶんね。


「今度はあっちのボウルに行ってみましょう♪」
「うぉぅっ! 柔らかいっ♪ いい雪ですね~~♪」

ミエコちゃんはとても楽しそうに滑る。
キャッキャ言いながらガンガン滑る。
今、一緒に滑っているこの5人の中で一番スキーを楽しんでいるのは、
間違いなくあなたです。リフトでそう告げると、照れ笑いで答えた。

「こんなにいい雪の日に、
 こんなにテンポよく滑れることも少ないもので。えへへ♪」


このごろ多忙で、ちょっと疲れが溜まっているというミエコちゃん。
休日はどう過ごしているのか尋ねると、滑るという。

滑るのが仕事で、それで疲れているというのに、まだ滑るの!?
そう驚く向きもあろうが、わかる気はする。
仕事で滑るのと、自分のためだけに滑るのでは、全然違うだろう。
やっぱりスキーが好きなんだね。

もちろん今日の彼女は、仕事として我らをガイドするために滑って
いるわけだけど、それでもガイドさんが気持ちよさそうに滑る姿を
見るのは、お客としても嬉しいものだ♪
なお、カオルくんの場合は自分が楽しすぎてお客を置いてけぼりに
する傾向があるので(シャモ実績)注意されたし。びしっ。



楽しい時間はあっという間に過ぎる。
「ハーモニーエクスプレス」を上ったところでちょうど2:00。

今日は天気もいいし、雪もいい。我らはもう少し滑ることにし、
ナイスなゲレンデガイドのお礼を言って、ここで解散となった。

で、ミエコちゃんは、ハーモニーリッジをつたって下山を開始。
我らは、リフトをくぐってリトルウィスラーに滑り込もうかと少し
迷って、結局、彼女と同じハーモニーリッジを選択した。

「まだミエコちゃんに追いくかな?」と滑り出したら、すぐ先で
ミエコちゃんが、轢かれたカエルのように潰れていた。



(イラストはイメージです)


どうすればこうまで潰れるのか。
「大丈夫~~~っ !?」
追いついて声をかけると、

雪に埋まっていた顔をガパッと上げ、ゴーグルの鼻カーブに雪を
くっつけたまま、目を真ん丸にして、彼女は言った。

「あいたたた……。いや~、一体何が起こったのか、気付いたら
 倒れてました~~(笑)
 あ、どうぞ私のことは気になさらず、さぁ、行ってください!」

でも、どこか痛んだりしてない? と、なおも立ち尽くす我らに、

「ほんっと大丈夫なんで。恥ずかしいんで!
 どうぞ行ってくださいっ! あ~もぉ~カッコ悪ぅ~~~!」


やっぱり疲れが溜まっているんだね。ミエコちゃん。
彼女の自尊心を尊重し、「気をつけて。夕方、ツアーデスクで♪」
そう言葉をかけてその場を離れた。


まだまだパウダーの残るウィスラーマウンテン、
浮かんで沈んで浮遊感、
滑って遊んで楽しんで、
後ろ髪引かれるなぁ…ってところで滑走終了。

『あと一本、そこがスキーのやめどころ』

何しろ先の長い旅、ほどほどが大事よ。