やおぶろ vol.2

スキー大好き、やおりのブログ。

大遅延。

2008-02-16 | notes(雑録)

3時間半遅れで、やっと搭乗時間。

すでにやや疲れ気味ですが、
行ってきまーす。

カナダ旅記-100/あとがき

2008-02-15 | Canada 2007



ようやく書き終えました。

カナダ旅記。

ウィスラー滞在編を書き上げ、カオル企画本隊と合流したくだりを
書き起こしたのが去年のゴールデンウィークの頃。

以降、本業も徐々に忙しさを増し、更新も「カメの歩み」となり、
「こりゃ~長丁場になりそうだな~~~」と思ってはいましたが、
まさか本当に1年かかってしまうとは……。

ウィスラーでの滑走最終日にカオルくんが合流してからの旅記は、
皆さまご承知のとおり、「コラボ旅記」と称して、ガイドである
カオルくんと、お客であるわたし、“ほぼ同時”くらいの調子で
更新してみよう♪

といったことを計画したのですが、これもまるで足並みを揃える
ことができず、せっかくコラボを提案してくれたカオルくんにも
申し訳ないばかりです。



だけど、1年がかりの作文は、とても楽しかった。

ウィスラーとバンフでの2週間を、1年かけてじっくり反すうし、

“あの山の、あのリフトからの眺めは本当にきれいだったな”
“あの日のあの斜面は気持ちよかった”
“あの時はホントにドキドキだったよな~”
“あの時、○○ちゃんはこんなこと言ってたっけ…”

など、
いろいろな場面を何度も何度も思い返しながら書き続けたことで、
わたしの脳内で、この旅はまったく色褪せず、今もなお鮮明。
まるで1年間ずっとカナダを旅してきたような、お得な気分です♪


皆さまにおかれましては、
長きにわたり「カナダ旅記」をご愛読いただき、
心からお礼申し上げます。

ありがとうございました。


しんちゃんの写真をバンバン使わせてもらっちゃいました。
ありがとう。
みんなの顔をモザイクなしでガンガン掲載しちゃいました。
すみません。


そしてカオルくん、楽しい旅をありがとう。
次回もよろしく。






って、

次回って、

『カオル企画 第6弾』って、

明日、出発です。
(出発前に書き終えることができてホントによかった…)




『カオル企画 第6弾』は、

フランス、トロワバレー。



行ってまいります。



カナダ旅記-99/最終回!

2008-02-14 | Canada 2007
2月24日/旅立ちの朝。


ツェルマット行きが提案された『カオル企画 第6弾』をやんわりと
却下し、車内の寒さに耐えつつ眠る。

目覚めるとそこはカルガリー空港。
タカノさん、ブイブイ走ってくれちゃってありがとうございました♪

パーキングにて連携よく荷物を降ろし、早速チェックイン。詳しくは
分からないが、これまでとはチェックインシステムが変わったんだな。
一人ひとり、自動チェックイン機を操作し搭乗券を発券するようだ。
時間もかかるし、ちょっと面倒なシステムだが、タカノさんにお手伝い
していただいて無事に発券。

続いて荷物を預け、身軽になる。



荷物預けの図



「帰りたくないよ~」の図



「もっと滑っていたいよ~」の図



チェックイン担当のおじさん
その髪型、グループサウンズ全盛期の潮風が薫るようです




ファーニー(04年 カオル企画 第2弾)の最終日には、荷物預け後に
この空港館内のファストフード「ティム・ホートン」で、慌ただしい
なりにも朝食をとる時間があった(この時の朝食もまた思い出深い。
詳しくは → コチラ)けれど、今回は思いのほか時間がない。たぶん
荷物預け終わるのに結構な時間がかかっちゃったんだな。

小腹の減っている人もいるが、時間的には飲食店を探して回るよりも、
搭乗ゲート付近の売店で何か買ったほうがよいでしょうということで、
カオルくんの先導で、一同出発ゲートへ。

あぁ、寄りたかったなティム・ホートン(笑)


あぁそれよりも、もう出発ゲートまで来てしまった。
なんだか最後は結局 慌ただしい感じで、気付けばお別れの時だ。






一同ずらりと並び、カオルくんと最後のあいさつを交わす。
笑いの絶えなかったこの旅も、いざ「さよなら」となると、
やっぱり少ししんみりするね。


「今回もどうもありがとう」

「本当に楽しい旅でした」

「最高の1週間でした」

みんなそれぞれの思いをカオルくんに寄せる。
カオルくんも「ありがとう」「また一緒に滑ろう」を繰り返す。


そして、


いよいよ最後の握手。



ぎゅ。



いつものカオル企画なら、
「ぎゅ」って、固い握手ができるだけで十分なんだけど、
今回は思わず、
「ぎゅ~っ」とハグ。



カオル「お疲れさまでした。今回もいろいろありがとね」

やおり「こちらこそありがと。あたし、来れてよかった」



今回、あたしは旅の直前に病気にかかって、それを治す前にカナダへ
飛んできて、ウィスラーから数えて2週間もぶち抜きで滑り続けると
いう無茶をしてしまった経緯がある。
お医者から渡航の許可は出ていたし、命にかかわる大病じゃないし、
人にうつるような病気でもないけれど、この旅を終えて帰国したら、
たちまち手術を受けることになっているのが現実だ。

だけど今回のカナダは、何としても来たかった。
夏頃からずっと、やん様やカオルくんと“先乗り”の計画をワクワク
しながら話し合い、もんち や はるさんも計画に加わって、先乗りの
ウィスラーも、そこからなだれ込むカオル企画も、これはもう楽しく
ならないわけがない! そう確信できる2週間だったからね。

もちろんこの旅に臨むにあたっては、カオルくんとも、事前に何通も
メールを交わして状況を伝え、参加を受け入れてもらったわけだけど、
こんな病人が自分のツアーにいて、もし旅行中に容態が急変したら…
と、カオルくんには少なからぬ心労をかけたことと思う。


そのことを考えると、どうしても心からのお礼を伝えたかった。
なのにどうしてなんだろうね。いざ、その場面になると、通り一遍の
言葉しか出てきやしない……。



やおり「本当にどうもありがとう。また遊んでよね」



そう言うと、
カオルくんは、あたしの肩をポンポンとたたいて返した。



カオル「うん! また一緒に滑ろう」









みんなも次々にカオルくんと握手を、言葉を、ハグを交わす。


あいちゃんが涙で声を詰まらせている。
くみどんが目を真っ赤にして泣いている。

悲しいわけじゃないんだよね。こんな楽しい毎日を過ごしたんだから、
悲しいはずがない。ただどうしても、別れが寂しいだけなんだ。



涙の人も、笑顔の人も、いよいよ本当にさよならの時。
セキュリティゲートを抜けて、振り返り、ゲートの向こう側、人影を
かわしながら見送ってくれているカオルくんに手を振る。






またね。
また一緒に滑ろうね。






《おしまい》









コラボ旅記 カオルブログ『孤高のハダカの王様』
「その時ガイドは……!?」連載はすでに終了しています。
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カナダ旅記-98

2008-02-13 | Canada 2007
2月24日/旅立ちの朝。






早朝 5:30、目覚ましが鳴る。

出発は6:30の予定だから、もう少しゆっくり寝ててもいいんだけど、
時間ギリギリで慌てるのも怖いので、眠く重たい体を気力で起こし、
行動開始。


着替え終了、
パッキング終了、
部屋中を見渡して……オッケー、忘れ物はなさそうだ♪
荷物を廊下へと運び出し、もんち、つ●こと部屋を出る。


没落貴族部屋よ、さらば。


10分前行動でロビーへ降りる。みんなも徐々に降りてきて、時間には
みごと全員集合。ロスト続出だったこのメンバーも、最後には調和が
とれるものだね(笑)

しんちゃんはみんなから、

「あれ、日本に帰るの? いいんだよ、バンフに残っても」

なんて、からかわれている。



ホテル裏手の車寄せには、すでにタカノさんが運転するバスが到着し、
待機してくれている。おはようございますタカノさん。


そしてなんとロビーには、


ユーイチさんの姿がっ!


おはようございますユーイチさんっ。
今日はカーリングの試合があるっておっしゃっていたのに。
っていうか昨夜お別れしてから、まだ6時間しか経ってないのに。
早起きしてお見送りにいらしてくださるなんて感激です。

ゆっくり話をする時間がないのが残念でならないが、ユーイチさんの
温かいお心遣い、みんなでしっかりと胸に刻む。




バケツリレーの要領で、タカノ号に荷物をどんどん積み込み、
たちまちのうちに、


出発の時間。


一人ひとり、ユーイチさんと握手をしたり、ぶつかり稽古(ハグ)を
したりしてバスに乗り込む。
ちなみに車内はキーンと冷えきっていて、体に悪いくらい寒い。
みんなの息で窓ガラスが一気に曇り、それがたちまち凍り付いて霜に
なってしまうほどだ。寒すぎる(笑)


バスが動き出す。


みんな慌てて手のひらやジャケットの袖で霜をはらい、ユーイチさんに
手を振る。これで本当にさようなら。でも、またいつか必ず来ますから、
また遊んでくださいね~~~~~~~~!



カルガリー空港へ向かう車内、カオルくんが空港でのチェックインの
段取りなど、諸連絡をアナウンスし、最後に何やらビラを配り出した。

なんと、2008年開催『カオル企画 第6弾』の案内だという。

まだ「第5弾」だって完了していないのに、なんて気の早い…。




「第6弾」チラシ


チラシのヘッドラインには、

『カオル企画 第6弾
 カオルと4,000メートル大滑降 in ツェルマット』

とある。



車内の反応は微妙だ。

なぜなら、

ツェルマットは「カオル企画 第3弾」で、すでに行っている。

おまけに案内には、
「クラインマッターホルン(3882m)からブライトホルン(4164m)
 標高差210mを登り、未知の4000mからの滑降を楽しもう!」
とある。


う~~~~~~ん。
ツェルマット……。あれが生まれて初めての標高3,800mクラスの
スキー経験だったけど、あんときゃ酸欠でつらかったもんだよね~。
滑るだけであれだけキツかったのに登るだなんて、考えたくない~。
やおり、気乗りしない表情でやん様にこぼす。


おまけに「予定日程」なるところを読むと、

・2日目:カオルによるマイルドな足慣らし♪

とある。


再び、
う~~~~~~ん。
2日目のガイドがカオルくんのみって、「第3弾」経験者にとっては
酸欠以上に恐ろしい思い出が蘇るよね~。
やん様とやおり、忘れようにも忘れられないツェルでの恐怖体験を
ふり返り、今ここにある生命を尊ぶ@ハの字眉。




カオルくん、みんなの反応がいまひとつで残念そう。
ごめんね。
でもツェルはいろんな思い出が強烈すぎて、まだ再訪には早いと思う。



結局、
行き先をフランス・トロワバレーに変更した『カオル企画 第6弾』が、
後日あらためて発表され、今回の第5弾参加者の中からは、くみどん、
もんち、もりりん、カンちゃん、そして やおりがエントリーを果たす
こととなるのであった。




バスは朝陽に背中を押され、カルガリー空港を目指して走る





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カナダ旅記-97

2008-02-12 | Canada 2007
2月23日/最後の晩餐。


ぐずぐずと別れを惜しみ、たっぷり20分くらい粘ったホテルのロビー、
やっとの思いで「さよなら」を交わし、ユーイチさんとゆきちゃんを
見送る。とうとう最後の晩餐もお開きだ。

夜もとっぷり更けているので、ゆきちゃんの帰り道はユーイチさんに
エスコートしていただくこととする。夜道ですので気をつけて♪

おそらく、
「婦人会」の面々は、ユーイチさんに見送られるゆきちゃんに取って
代わりたかったことだろう。
そしてしんちゃんは、ゆきちゃんを見送るユーイチさんの役どころを
我がものにしたかったことだろう。

キラキラと甘酸っぱい夜だねぇ……(笑)




な~んて余韻を楽しみつつ、それぞれ部屋へ戻る。

いつまでもほろ酔い気分に浸っていたいところだけど、我ら、明日の
早朝にはチェックアウトしてカルガリー空港へ向かわなきゃいけない。
荷造りが中途半端なまま最後の晩餐に臨席した者も多くおり、各自、
これよりパッキングの大詰めを迎えることとなる。


「それじゃ、荷造り頑張りろう」

「明日の朝って、目覚まし何時にセットすればいいんだろ?」

「あたしこれからシャワー浴びなきゃ。なんかも~面倒だ~」

「早いとこ荷造り終えて、この旅で撮りためたビデオ鑑賞しようよ♪」

「オッケ~。じゃあ部屋に残ってるビール持参で遊びに行くわ~」


みたいな。







この時、
我らは気付きもしなかった。

しんちゃんが、キラキラ甘酸っぱい恋心に突き動かされ、この旅での
ゆきちゃんとの出会いを「旅の思い出」の1ページに終わらせまいと、
最後のラッシュをかけていたことを。

我らは気付きもしなかった。
みんなでユーイチさんとゆきちゃんをお見送りした時、しんちゃんが
ロビーにはおらず、部屋に戻っていたことを…。

我らは気付きもしなかった。
みんなが部屋に戻り、廊下に誰もいなくなったその時、しんちゃんが
部屋を飛び出し、ロビーへ駆け降りていったことを……。





《はいっ! シーン本番 入りましたぁ!》


ロビーへ駆け降り、ゆきちゃんがすでに発ったことを知るしんきち。
エントランスを飛び出し、全速力でゆきちゃんの後ろ姿を追う。



  【BGM】
  ♪あの日 あの時 あの場所で 君に会えなかったら
   僕らは いつまでも 見知らぬ二人のまま ♪

               『ラブストーリーは突然に』 小田和正



しん「ゆ、ゆきちゃん!」


   ユーイチさんにエスコートされて歩くゆきちゃん、
   しんきちの声に驚いて振り向く。



ゆき「しんちゃん! 一体どうしたの、そんなに慌てて」


   駆け寄るしんきち。軽く息を切らしながら
   小さな包みをゆきちゃんに差し出す。



しん「これ……、これを、ゆきちゃんにどうしても渡したくて……」


ゆき「わたしに? 何かしら?」


   驚きを隠さぬまま、しんきちから差し出された
   包みを受け取るゆきちゃん。



しん「それを使う時、僕のことを思い出してほしいんだっ……!」





(はいカット~!)






手渡したその包みの中身は、旅で使い切れなかった「ホッカイロ」。
カナダで買おうとすると高くて……。というゆきちゃんのつぶやきを
聞き漏らさなかったしんきちの、
これが最後のアタックチャ~ンス




しんちゃんの淡い恋心をおもんぱかり、ユーイチさんがひと言、

「せっかくやから、ここで2ショット撮りましょうか?」

しんちゃんの淡い恋心をおもんぱかり、ゆきちゃんも快くOK。




かくして……








こんなの撮ってもらったんだって~。
配付CDには未収録の、ヒミツの1枚だって~♪





だけども しんちゃん、

この“むぎゅ~っ”は……

ホッカイロの見返りとしては「いただき過ぎ」だと思うわ(笑)






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カナダ旅記-96

2008-02-06 | Canada 2007
2月23日/最後の晩餐。



くみこ & カオル & あいこ


にぎやかな宴は果てしなく続き(だって楽しくてしょうがないから)、
最後の夜を惜しんで飲んで食べてしゃべって撮って、気付けば店内に
居座る客は我ら一団のみとなっていた。

婦人会のユーイチさんを見つめる眼差しはいよいよトロリ~ンとなり、
しんちゃんはゆきちゃんとの甘酸っぱい思い出作りにラストスパート、
チームメタボは全ての皿をみごとなまでに完食してゆく。
やおりは各種記念写真を撮って撮って撮りまくり、もりりん自己申告の
『身長164cm説』を撮影によって看破する。


まっき163cm(左)、やおり160.7cm(右)、
もりりん164cmはナシでしょうどう見ても




レストランの寛大な対応で、かなり深い時間まで楽しませてもらった
けれど、とうとう店内には『蛍の光』が……(流れません)

楽しい時間はあっという間。おいしい料理と温かいもてなしにお礼を
言って、ほろ酔い気分でレストランをあとにする。
そうは言っても「それじゃ」と散会するにはあまりに名残り惜しくて、
ホテルのロビーで一同ぐずぐずと、終わらない別れの挨拶を繰り返す。


ユーイチさん、素敵なガイドをありがとうございました。

いえいえ、少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。

また必ずバンフを訪ねますから。その時はまたガイドお願いします!

お待ちしてます。いいコースはまだまだたくさんありますから。

ゆきちゃん、こんな我らに付き合ってくれて本当にありがとう。

いえいえ、わたしのほうこそありがとうございました♪

残りのワーホリも満喫して、日本に戻ってきたら連絡ちょうだいね。

はい。皆さんもお元気で、気をつけて帰国なさってくださいね♪



ユーイチさんにすっかりメロメロ胸キュンのあいちゃん、よほど別れが
つらいのか、さよならを前に半ベソになっている。


そんなあいちゃんを……
ユーイチさんは……
かずおさんの目の前で……




主婦キラー!


わ~! とか きゃ~! とか叫びながら、
あいちゃんの頬を嬉し涙がつたう。

ヨメがこんなに熱く抱擁されちゃって、かずおさんが激昂しないか
心配だ。どうか冷静に。怒っちゃダメよ。これも 「旅の思い出」と、
広い心で受け止めてあげて……


という周囲の心配をよそに、


かずおさんは……
あいちゃんの嬉し涙も乾かぬうちに……
ユーイチさんと……





なぜこうなるのか






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