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ついに歴史教科書の「歴史」の部分は終わりました。
今回と次の最終回は、両教科書が《「現在と未来」について、中学生になにを教えようとしているのか》について比べます。
◎下に示す冊子資料では、各項目ごとに「疑問点」をあげています。
《疑問の是非》もふくめて、コメントで意見を頂ければ幸いです。
<私見>
両社の「これからの日本の課題」のとらえかたはずいぶん違いますね。
読者のみなさんのなかには、《東書の「現在の課題」はなんと能天気なんだ》と思われた方もがおられるかもしれません。
しかし、東書はけっして能天気なのではありません。
そんな能天気な頭では、《それなりのひとかどの仕事》ができるものではありません。
東書で執筆している「歴史学者」や「教育関係者」や編集者は、自分の専門分野に関して、《現実を観察し理解する技術》についてそれなりの訓練を受けている専門家なのです。
つまり、東書は、育鵬社とちがって、意図的に《「現実」から中学生の眼をそらさせる》《「現実」を見る目を育てない》という情報操作をしているのです。
《東書が、誰のために、なんのために、そのような情報操作(※洗脳とも言われる)をしているのか》ということについては、本稿のテーマではないので追究しませんが、多くの方がすでにおわかりではないかと拝察します。
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