3月発行のPTA新聞のための予定稿ができました。少し早いのですがご紹介します。
自信をもって
六年生の保護者の皆様、お子様の卒業おめでとうございます。
小学校を卒業して中学校へ入学するというのは、《関係する世界が広がる》という意味で人生の大事な節目の一つです。そこで、大きな視点で「日本と日本人」のことを考えてみたいと思います。
評論家であり、拓殖大学国際学部教授である呉善花さんが、「理想的な社会のあらたな建設の時代」(「日本教育」1月号)という論文の中で、世界に対するこれからの日本・日本人の役割について提起されています。呉さんは日本に帰化した元韓国人ですから、日本を外側から観ることが得意な日本人として、第二次世界大戦後の日本を次のように評価されています。
『・・・戦後日本は次のように人類社会の四つの理想を達成した。
1 大衆レベルでの豊かな社会。
2 秩序のよく保たれた犯罪や事故のきわめて少ない安全な社会。
3 世界一の平均寿命に象徴される健康長寿社会。
4 60年もの間、対外戦争も内戦・内乱・暴動も起きることがなく、軍隊が国民に銃を向けるような事態が一度たりとも起きることのない平和な社会。
いずれも、世界の大多数の人々がその実現を熱望してやまない社会的な理想であり、これらをすべて実現させている社会は日本社会のほかに一つもない。日本は世界に先駆けてこの社会的な理想を達成したのである。』
だから、これからは『日本が積極的に世界の動きをつくっていく時代である。』と提言されています。まったくそうだと思います。日本の新聞やテレビなどのマスメディアはなぜか日本を誇りに思うようなことは大きく伝えないので、「そうかなあ」と思われた方もあるかもしれませんが、他の国と比べた《事実》なのです。
世界のほとんどの国の多くの人々が日本の良さを認めています。「どの国が好きか」という世界アンケートでは、日本はいつもトップかトップレベルなのです。
私は、保護者の皆様や卒業生諸君に、日本に住んでいる自分に自信と誇りをもってほしいと思っています。そして、これから、世界中に日本の良さを広めていってほしいと思っています。
1200字ほどで、という制限つきで書いてみましたがいかがでしょうか?
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