やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【中学歴史教科書8社を比べる】614  29 日米関係 -178- 《戦後》 Ⅺ 占領期(1945-52)-12- ■まとめと考察 ⑴領土の縮小3/3

2018年10月29日 | 中学歴史教科書8社を比べる(h28-令和2年度使用)

29 日米関係 -178- 《戦後》Ⅺ 占領期(1945-52)-12- 

■まとめと考察 ⑴領土の縮小 3/3 



 

1 「ポツダム宣言の領土事項」の描き方

●「ポツダム宣言の領土事項の内容」を説明している。 → 〇 7社(除:学び舎)

●上記について無記。 →  学び舎。

※この知識は、現在世界の状況理解のための必須知識だろう。 

 

2 「主権を放棄した(させられた)領土」の描き方

●「台湾、朝鮮、南樺太、千島列島」のすべてに言及している。 → 〇 5社:育鵬社、帝国書院、教育出版、日本文教、清水書院。

●上記すべてについて無記。 →  学び舎。

●「南樺太、千島列島」について無記。 → △ 自由社、東京書籍。

※1に同じ。

 

3 「北方領土問題」の描き方

●上記について、基本知識を伝えている。 → 〇 6社:育鵬社、自由社、帝国書院、日本文教、清水書院、学び舎。

●「4島」であることに言及していない。 → △ 東京書籍、教育出版。

※「北方領土」という表現だけでは、ほとんどの中学生は理解できないだろう。/◎島名まできちんと伝えているのは、育鵬社、自由社、日本文教、清水書院の4社。

 

4 「沖縄と小笠原諸島」の描き方

●上記について、基本知識を伝えている。 → 全8社。

※「奄美群島」は、主権回復の翌年:1953年には返還されている。

 

~次回から、⑵GHQの占領政策 ①政治の仕組み

全リンク⇒1へ <29 日米関係  Ⅺ 占領期 ■実物コピー 育鵬社602・自由社603・東京書籍604・帝国書院605・教育出版606・日本文教607・清水書院608・学び舎609/■まとめと考察⑴610・⑴611612613614・⑵①615616617618・②619

者:松永正紀  教育評論家 /h22年度 唐津市・玄海町:小中学校校長会長》

※記事の不備等に関するお願い…《ブログ「やおよろずの神々の棲む国で」の記事》が原典。3つのサイトで同時連載中。不備等の後日修正は原典のみで実施中ですが、事情により原典ブログではコメント機能を止めています。ブログの内容に疑問がある場合は、2つの<同時掲載のブログ>へのコメントで教えてください。