やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【中学歴史教科書8社を比べる】639 29 日米関係 -203- 《戦後》 Ⅺ 占領期(1945-52)-37- ■まとめと考察 ⑵GHQの占領政策 ⑤教育3/3:考察と評価

2018年12月15日 | 中学歴史教科書8社を比べる(h28-令和2年度使用)

29 日米関係 -203- 《戦後》Ⅺ 占領期(1945-52)-37-

■まとめと考察 ⑵GHQの占領政策

⑤教育 3/3 ~考察と評価~



 

※前提:《現在の公民教科書では「教育制度」が教えていられない》ので、結果的に、歴史教科書の役割・責任は大きいことになる。

1 「教育勅語」の描き方

●教育勅語が廃止されたことを書いていない。 → △ 育鵬社、自由社、東京書籍、日本文教。

 ※教育勅語は、明治維新後の「戦前日本」にとって、「国民教育の基本精神」を定めた重要な指針だった。(「制定」の記述は必須だが、「廃止」は必須とまでは言えないだろう。)

 

2 「戦後の教育制度」の描き方

現在まで続いている「義務教育制度」の概要について書いていない。 →  自由社。

※これは、現代日本社会における学校教育についての、最低限の必須知識だろう。

 

3 「墨ぬり教科書」の描き方

●言及していない。 →  自由社。

※日本の国際関係と学校教育の歴史にとって、重要な(※屈辱的な)事実。

 

4 「教育現場」の状況

●終戦直後の学校教育の状況について、描いていない。 → △ 育鵬社、自由社。

※「戦後」が完全に終わらない状況では、忘れない方がいいだろう。

 

~次回から、⑶極東軍事裁判

全リンク⇒1へ ⑵占領政策:⑤教育637638639・⑶東京裁判640641642・⑷国連・冷戦643644645・⑸中国・朝鮮646647・⑹植民地648

者:松永正紀  教育評論家 /h22年度 唐津市・玄海町:小中学校校長会長》

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