(21) 「蝦夷・蝦夷地・アイヌ」の描き方のちがい -11-
ⅴ 近世(安土桃山ごろ~江戸時代) -4-
■中世・近世のまとめと考察 1/2
1 記事量
かなりちがっているが、「アイヌ民族」は、ほとんど「日本民族」に同化しており、記事量の多少は各社の編集方針のちがいということで問題ないと思われる。→ 比較評価しない。
2 「アイヌ民族についての説明」の特徴 (※共通部分以外で)
これも、《中学生にどれだけくわしく伝えるか》、《「アイヌ民族についての歴史的価値認識》 などに関する編集方針のちがいによっているようだ。→ 比較評価しない。
3 「先住民族」や「先住民」という記述について 1/2
国際ニュースのなかで上記用語がたまに見かけられる。どうやら「先住民(族)問題」は、当該国では、「人権問題」であり、《社会的権利や”利権”がからむ、深刻な問題》らしい。日本政府が現在慎重に、「アイヌは”少数民族”である。」という見解をとっているのは、「先住民」と言ったとたんにさまざまな問題が出てくるからだろう。
したがって、アイヌについての「文科省検定教科書」における記述は、よく調べないといけないことが分かった。とりあえず、このシリーズの281号記事を読み直してから、アイヌ民族と日本民族について調べる。
<参照(再掲):「先住民族の定義及びアイヌ民族の先住民族としての権利確立に向けた政府の取り組みに関する第三回質問主意書」/「衆議院議員鈴木宗男君提出先住民族の定義及びアイヌ民族の先住民族としての権利確立に向けた政府の取り組みに関する第三回質問に対する答弁書」>
● 「日本民族」「アイヌ民族」についての基礎知識
~次回につづく~
<全リンク⇒1へ> <(21)蝦夷・蝦夷地・アイヌ 277・278・279・280・281・282・283・284・285・286・287・288・289・290・291・292・293・294・295(アイヌの項:完)>