映画「ライムライト(1952年公開)」を観た。
【解説】 人生への絶望から自殺を図った踊り子テリーを救った老道化師カルベロは、愛に溢れた笑顔をもって彼女を元気づけた。今の彼には、かつての栄光はなく、生活も楽ではなかったが、何故かこの少女を見捨てることはしのびなかったのだ。大切にしているバイオリンさえも質に入れ、彼女の回復を祈るカルベロ。そして彼はそれまで気乗りしなかった舞台にも立つ決心をするが……。「チャップリンの独裁者」から戦後第1作目の「チャップリンの殺人狂時代」を通して“アカ”呼ばわりされ、非米活動委員会の追及、議会の国外追放提案やマスコミの攻撃などを浴びたチャップリンが、第二の故郷ともいうべき住み慣れたアメリカを捨てて、母国イギリスに戻って発表した作品。落ち目の道化師と美しいバレリーナとのひめたる恋、懐かしい舞台に返り咲き喝采を浴びながら熱演の果ての彼の死など、さながらチャップリン自身の心境を語るかの様な印象が強い、晩年の傑作。
私はチャリーと同じ誕生日でチャリー好きであるが、不覚にもまだ未視聴だった作品だった。バレリーナの女性がどんどん綺麗になって行き、あの名曲「ライムライト」で踊るシーンは実に幻想的で神秘的だった。
語ること、諭すことで自分を奮い立たせたり、悔い改めたりするのは本当に大事なことだと実感している私にとって、実に共感するシーンが多い。また若い女性からの一途な恋は、老年男性にとって永遠の夢なのかも知れない。チャーリーは最後に舞台袖で彼女のダンスを観れたのだろうか?
本日は娘の誕生日。劇中での有名な台詞を捧げる。
誕生日おめでとう~