東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

映画:「いつか読書する日」

2024年06月30日 09時39分17秒 | 映画の話

映画「いつか読書する日(2004年公開)」を観た。

【解説】ひとりの男性を30年以上にわたって思い続ける女性の恋を描いたラブストーリー。朝は牛乳配達、昼はスーパーで働く50歳の独身女性・大葉美奈子。毎夜の読書を楽しみに、単調ながらも穏やかな毎日を過ごしている。一方、同じ街の市役所に勤める高梨槐多は、末期がんで余命わずかな妻・容子を自宅で看病している。実は美奈子と高梨は高校時代に交際していたが、ある事情から疎遠になったのだった。それから30年、ふたりは互いへの思いをずっと胸の奥に閉じ込めてきたが、ふとしたことで容子がその事実を知ってしまう。主人公・美奈子を田中裕子、高梨を岸部一徳、高梨の妻・容子を仁科亜季子がそれぞれ好演。監督は「独立少年合唱団」の緒方明。

冒頭田中裕子が早朝長崎の坂道を駆け上がるシーンを始め彼女が走るシーンが仁科亜季子の療養する自宅の見晴らし同様実に清々しい。長崎の美しい街並みに老老介護、認知症、徘徊、育児放棄、未婚など様々出来事が静かにそして淡々と繰り広げられる。「独り身の夜は寂しくないか?」と訊ねられ「クタクタになればいいのよ」の回答は実に素敵だった。映画「PERFECT DAYS」同様に主人公が寝際に読書する作品はとても静かである。

ただ坂の街での出棺はなかなか大変である。

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

東京下町・新小岩駅の不動産屋三代目のつぶやき 

当社専属空室物件一覧


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 首を絞めてるのは誰だ | トップ | 訃報の伝達方法 »
最新の画像もっと見る

映画の話」カテゴリの最新記事