通常の日常はわずか2ヶ月余りだったんだなと改めてこの一年を振り返る。
緊急事態宣言から8ヶ月もの間、不安や愚痴が口からこぼれそうになったが、家でも事務所でも本ブログでもうろたえないように努めて来たつもりで、何度も「大丈夫、大丈夫」「専門家じゃないから分からないものは分からない」と呟いてきた。当初の得体の知れないコロナに対して不安から少しずつ対処・対応方法も分かり始め、状況を見ながら映画鑑賞を始め、少しずつ自分なりに自粛解除をしつつ、年末年始の外出自粛要請にもしっかりとステイホームで対応して行こうと思う。
娯楽では野球場に出掛けなかったのは何年ぶりだろう?と考えつつ、ステイホームやおうち時間のおかげでネットフリックス等でこれまで過去最高の83本の映画を観ることが出来た映画三昧の一年でもあった。ちなみに今年面白かった作品は「イエスタデイ」「椿三十郎」「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」「イエスマン」「パッセンジャー」「トゥルーマン・ショー」「1917」、過去に観た作品の中では「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」「孤狼の血」だった。
よく「真っすぐ帰宅して何してるの?」と訊かれることが非常に多かった。妻は大変だったと思うが、私にとって家にいる時間はそれはそれは快適な空間で、日本酒のCMとまでは行かないが帰宅する足取りは軽やかだったものだ。とにかく妻と家族に感謝である。またこんな状況にも関わらず個人的には良いニュースもあったし・・・
まだまだ完全収束には時間が掛かるだろう。検査数が増えれば感染者数は増加するもので、引き続き感染者数に一喜一憂しないようにしつつ、これまで同様に感染防止に努めながら、「出掛けて良い時」「出掛けて良い場所」「出掛けて良い状況」をしっかりと自分なりにしっかりと見極めながら上手く対応しつつ、同時に温度差のある人様のコロナへの対応や行動について、あれこれ思わないことも大事なことのような気がする。
今回を乗り切れれば、国としても個人としてもまた少し経験値が上がると信じつつ、今年も福島県から届いた白河だるまと共に静かに「その時」を待とうと思う。
【来年の丑年にちなんで疫病退散の縁起物である赤べこバージョン】