今回6日間に渡り、書き綴って来た広島ひとり旅も本日のブログで無事フィナーレである。
広島駅からMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島へは徒歩で約10分。東京ドームの開場は16時だが、ここは15時と早めに入場させてくれるので、帰りの飛行機の関係で遅くても試合開始前の17時には球場を出なければならなかった私にとっては嬉しい早めの開門である。線路沿いを進むとスタジアムが見えて来る。ジァイアンツファンにも関わらず、2009年の完成時から「いつかは訪れたい球場」のひとつ（あとは「ほっともっとフィールド神戸」）だったので、ワクワクが止まらず、痛む足を急がせる。このスタジアムの一番の魅力はやはり全面天然芝と日本のプロ野球本拠地球場としては唯一の左右非対称なグラウンド形状（左翼101m、右翼100m）であるが、その他にも様々なシートを設けているなど魅力満載なボールパークであるところだ。試合は見られないので一番安い内野自由席（1700円）を購入する。入場したのは15時過ぎで、階段を登ると目の前に天然芝が広がる。いつもどこの球場でも球場は気分が高ぶる。
16時前には席には入れないシステム（画像は16時以降のもの）で、スタジアム内のコンコースをぐるりと回る。遠くからグラウンドを見るとカープの選手が数名練習をしている。投げ方だけで私の注目している大瀬良投手だと分かったので、デジカメのズームを最大限にして撮影。気が付けば太陽が顔を覗かせている。ちょっと遅かったけど、とりあえず晴れ男伝説継続中ってことにしよう。
内野席よりも高額な外野にある寝そべったまま観戦が出来る「寝ソベリア席」。男同士では利用出来ないだろう・・・
バーベキューを楽しむことが出来る「パーティーグリル席」、グラウンドよりも座席が低い「砂かぶり席」が内外野にあり、その他にもパーティーデッキや鳴りものの使用が出来るパフォーマンス席など、多種多様なシートが設けられている。（ちなみに結婚式の二次会会場としても人気らしい）
そして退場時間が刻一刻と迫り、最後に喫煙所で一服していると、カープファンのおじさまに声を掛けられた。ジャイアンツファンであることとを告げるが、野球ファン同士、あっという間に会話が弾む。そして退場時間が迫り、無理を承知でおじさまがその日座る「内野砂かぶり席」を見たいと告げると、快諾して頂き、席まで一緒に移動する。チケットを持っていないと中には入れないので、おじさまのチケットをお借りして・・・と考える間もなく、おじさまは係員さんに「東京からわざわざ来てくれたので、ちょっと席を見させて上げて」と直談判してくれ、係員さんも笑顔で通してくれた。凄ぇ～な～広島。砂かぶり席は本当に地中席って感じで臨場感が半端ではなかった。おじさまに記念撮影を撮って頂き、笑顔で握手して別れた。Hさん、どうも有難うございました。素敵な思い出になりました。またその日の快勝おめでとうございます。クライマックスでお会いしましょう。ちなみに今回のスタジアム情報の殆どはHさんによるものである。
せめて一球だけでも見たかった・・・と後ろ髪を引かれつつ球場を出る。試合開始に向けてスタジアムに向かう大勢のカープファンの赤い流れに逆流しながら広島駅へと向かう。途中にあったローソンもブルーではなく赤色だった。
駅前からリムジンバスに乗り、空港へと向かった。素敵な広島と素敵な広島の人々に感謝しつつ、機上の人となる。そして帰宅したのは23時だった・・・そしてその夜から足はかなり痛み、その週末に開催されたバレーボール大会は欠席したとさ。
さて次回のひとり旅はどこに?
【2020.05.23追記 新型コロナウイルスで自粛中に部屋の整理で発見したチケット】
【明日7/2（水）は定休日です】
