柔道・ボクシング・体操での誤審騒動を始め、競技以外で何かと注目を浴びているロンドンオリンピック。何でもかんでも抗議すれば何かいいことあるかも知れないわって思ってしまうのはスポーツだけに限ったことではない世界共通の風潮のようだ。
その中で、バドミントン女子ダブルス1次リーグで無気力試合があったとして4組8人の選手が失格となった問題で、失格となった世界ランク1位の中国選手がミニブログで「これが私の最後の試合だ。さようなら世界バドミントン連盟、さようならわたしの愛するバドミントン」と投稿した。今回失格となった8選手は、次回以降の試合で強豪チームと当たるのを避ける狙いなどで意図的に負けを狙ったとされ、スポーツ精神に反すると判断されていた。
それに対して「女子サッカーだって引き分けを狙いに行った」とか「グループリーグ制ではあり得る出来事」「このような戦い方も戦術的にありえる」等の意見が飛び交っている。一瞬、なるほどな~と思うものの、やはりおかしいし、どう考えても変で不自然である。スポーツ精神がどれだけ尊いものかはサッカーでの大袈裟な倒れ方を見ている限り、アスリートに対してきれい事ばかり並べるつもりはないが、明らかに今回の無気力試合はやはり変だ。
結局ずるい事をして得するのはほんのわずか一瞬のことで、最終的に損するってことを学ぶべきなのだろう。