先日自宅で些細なことでイラついた。本当にどうでもいいことだったので、イラつきながら原因や理由や言い分を探すものの、やはり「幼児か?」と自分に突っ込みをいれてしまうような内容だった。そんな時は誰とも何も喋らないのが、事態を悪化させない術だと知っているので、ぶすっとしたまま食卓に座るとそう言えば今夜の夕食はすき焼きだったな~と思い出した。
すき焼き・・・
私が中学生の頃、夕食前に母と喧嘩し、「夕食なんて要らねぇよ~」とばかりに部屋に戻った。でも当然お腹は減ってしまうので、「まだ怒ってる」風で台所へ行き、カップラーメンを作り始めると、その日の夕食は私の好きな「すき焼き」だった。げぇ~どうしよう・・・でもそれまでの自分のとった態度を翻して「いただきま~す」と食卓に座ることはさすがに出来ない。お湯がなかなか沸かないことを祈りつつ、ダラダラ作っていると背後から母からの声。「しょうがないから食べるよ」と座った食卓の居心地の悪さ・・・
30年前以上と全く進歩していない自分に呆れる。すき焼きにはそんなジンクスがあるのかな?と考えていると運ばれて来た鍋は「しゃぶしゃぶ」だった。「しゃぶしゃぶぅ~」とまたここでイラつくが、もう止めておこう。いつもなら賑やかな我が家の食卓が凍りついているじゃないか?分かってはいるものの、今更どの顔下げて和やかな雰囲気に持って行けようか?とそそくさと楽しくない食事を終えて、歯を磨いて寝室へ入った。
ちなみに時間は20時前だった・・・眠れやしない