”辻堂ゆめ”の「ダブルマザー(幻冬舎)」を読了しました。まさに「”辻堂ゆめ”にハズレなし」って感じ。今回も夢中になって読み進め、あっと言う間に読み終えました。
まずは、Amazonの紹介文をどうぞ。
飛び込み自殺を図り、死亡したひとりの女性。なぜか、母親を名乗る女性が二人現れて。二人の母親が、娘の死の真相に迫る衝撃のミステリー!
うだるような真夏日、ひとりの女性が駅のホームに飛び込んだ。そこに、なぜか母親を名乗る二人の女性が現れる。性格も家庭環境も全く異なる二人の共通点はただひとつ。娘のことを何も知らない。死んだのは自分の娘なのか。なぜ、死んだのか。違うなら自分の娘はどこにいるのか。二人の母親は、娘たちの軌跡を辿り始める。
種類の全く違うヤバい毒親をもつ2人の高校生に同情しながら、こんな親なら逃げ出したくなるよな〜と思いながら読み進めました。自殺したのはどっちの娘なのかな?先が気になり一気読みしたわけですが、最後に明かされる真相にびっくりでした。ダブルの毒親も凄いけど、その娘2人もヤバかったですね。共感できる人物が1人もいませんでした(笑)。
ところが面白いんですよ。いや~、最後までひきつけられて引っ張られました。2人の母の毒親っぷり。毒親に育てられた娘たちの歪んだ性格と行動。最初の場面から引き込まれ、先が気になり夢中で読み進め、2人の母親が真相に辿り着きホッとしたらまだあと1章ある! あれ?いや違う?と困惑しつつ、本当の「真相」に衝撃を受けていたらダメ押しのラストが…。どんでん返しが続く展開に、最後まで翻弄させられました。
物理的に無理かな?って思えるシーンも多々あったし、読んでいて気持ちはあまりよくない場面もあったけど、ついついひき込まれちゃいました。こういう小説を「イヤミス」っていうんですかね? あぁ面白かった。まぁ真面目に生きてきた”くるみ”ちゃんがあまりに可愛そうだな…って感じましたが、所詮フィクションですから。