目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

風邪っぴきの山登り

2016年03月19日 | 日々是々
上の子の風邪をもらってしまいました。
仕事のヤマはまだ終わっていない。

「ビタミンCだけ飲んで、眠って治す」というエッセイを見て、
それのほうが風邪薬よりもいいかもしれない、と思って
ビタミンCを買ってみたら

大きな間違いだということがわかってしまった。

同時期に、
夫が「ビタミンショック」という本を読み、

私が「ジョコビッチの生まれ変わる食事」を読んでいた。


まったくジャンル違うだろうと思っていたら、
まったく同じようなことが書いてあった。


すごく簡単に言ってしまうと


ビタミンC錠剤を飲み続けると、体が多量なビタミンCを摂取することに慣れてしまい、
規定量のビタミンCを飲んでも、その内の少量しか体がビタミンCを摂取しなくなるらしい。
そして、せっかく摂取したビタミンCも
排出されてしまうらしい。

それって、つまり

…だだもれ?!


飲み損!…もいいところ。



さらには体にも有害ということらしい。
(サプリメントは添加物を多く使って固めるものだから)

風邪をひくと、体がビタミンCを欲するから、例えばオレンジ1個をとったとしても、
普通の体の状態よりも、より多く(!)体がビタミンCをとろうと頑張ろうとするらしい。

そういう体の治癒能力のようなシステム、メカニズムを壊してしまうのが

ビタミン錠剤、

ということらしい。


骨を強化しようと思って、カルシウムと鉄の錠剤を多く飲むと、
どんどん排出されてしまい、
最後にはスカスカの骨になってしまうという
笑えない現実!



さらに別の情報源だが、
サプリメントの成分は乳糖らしく、これは糖分といえるもの。

「遅延型アレルギー」の原因になる可能性もあるらしい。

乳糖で固めたサプリメントは、髪の毛がまとまらなくなったり、飲めば飲むほど
肌が荒れてしまうらしい。


これを読んだ時には、自分にも思い当たることがあって、
めちゃくちゃ得心してしまった。

シャンプーを変えたわけでもないのに、最近髪の毛のぱさつきがなくなり、
肌が(当社比2割増)サラサラになったのは、この辺に理由がありそうだと
納得した。



しかし、おそろしい話だ。

健康にいいだろうと、100%信じ込んでいる若い人なんてゴマンといるだろう。
OLがランチの代わりにと、ビタミン飲んでいる姿なんてザラにある。

錠剤は基本的にどれも多量添加物や遺伝子組み換え化学菌で固めているそうだから、
そう考えると、日々多量の添加物とGMOをとりまくっていることになる。



さらに「サプリメントの正体」という本には、


サプリメントの市場規模が2兆円規模になっているという統計があるそうですが、
2兆円といえば、日本における野菜の精算額とほぼ同じ。
あくまで緊急避難的に用いるべきサプリメントと野菜の市場規模が
同じでは、まさに本末転倒です。

可能なかぎり、旬の食材を買って食べる、というもっともシンプルな結果へと
たどり着くのだが、
しかしそこに気づくまでに、たどり着くために

人はどれだけ多くの余計なものを作り、
日々の日常を無駄に煩雑にさせていることか。

そういった「煩雑なもの」こそ「かっこいい」と思わせるものが確かに存在するのです。



サプリメントをつくる製薬会社を、どんどんもうけるシステムは
米と野菜、畜産物を国内で生産する農家をおとしめる効果を持ってしまいます。

考えるべき、とは思うけれども、
こんなにも考えなくては、こんなにもシンプルな状態に立ち返れない
現代の経済システムに大きな疑問を感じるし、

「規制緩和」するべきところはそこじゃないし、「今」ではないだろう、と大いに疑問。

さらに、国は農薬使用の「規制緩和」も行おうとしていて、
農家をはじめ多くの大反発を招いた。

頑張っている農家を二重に苦しめ、小規模農家の首をしめ、
さらに製薬会社に札束を握らせる政策は終りにしてほしい。

頑張っている人がむくわれる法律、条例、規制緩和を行ってほしい。

もうただそれだけ。






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