京都町なかの・・と 京に暮す・・は寿岳章子著 沢田重隆絵の京都本 寿岳氏の京都本3部作のうちの2冊。後の一冊は湖北の光でこれも寿岳章子ー沢田重隆のコンビでできた本で持ってる。じゃあ 持ってる本をなんでわざわざ図書館で借りるか?というと こういうベストセラーでもない本は誰か時々借りてないと除籍されちゃうから。先日除籍本から拾ってきた 日本の庭 も良書だったから 良書でも除籍される危険性は常にある。なんで 読まなくても定期的に借りる・・みたいな面倒な作業がついてまわるのだ。まあ 寿岳氏の京都本はあたしも 何冊も買ってる。これ 1998年とか1992年とかに出てるハードカバーだが 古書を買うので程度がまちまち。amazonで検索すると購入履歴が出るのだが あたなたはこの本を8回買いました。最終購入は2020年の・・と出るw 調べてみたら どちらも良さそうなのが出たら買って 旅好きの友人や京都好きの友人に無理やり押し付けてるので 手元にあるのはどちらも3冊くらいだ。 それでも多いがw これどちらも角川ソフィア文庫から出てるのだけど 沢田重隆氏のペン画が素晴らしく良い。観光地を描いてるわけではなく 町なかの民家とか風景を描いてるのだけど これが素晴らしく 文庫のサイズではこの良さは半減するだろう。なので ハードカバーが絶対お薦めだ。
さて 話は戻るが 寿岳章子氏の父親 寿岳文章氏・・て1990-1992年 京大出の英文学者、随筆家、書誌・和紙研究家。民芸運動家。龍谷大学講師、関西学院講師。1969年に甲南大学を辞するまで研究者だ。母は寿岳 しづ氏 1901年 -1981年は、英文学者、随筆家。 日本ライトハウスの創始者で愛育事業を行った岩橋武夫の妹。寿岳章子氏は1924年--2005年 日本の国語学者、エッセイスト。 東北帝国大学卒業、京都大学大学院へ進学。京都府立大学助教授、教授として同大学に36年間勤めた。言葉と女性差別の問題で発言を続け、「憲法を守る婦人の会」の活動に30年以上携わった。 弟は寿岳 潤 1927年 - 2011年 日本の天文学者。東京大学名誉教授。というわけで学者の家族。文章氏は兵庫の寺の人でしづ氏は大阪の商家で 結婚して京都に住んだわけなので 三代住まなきゃ京都人とは言えない・・というなら 正確には京都人ではないが 自宅は向日市だ。職場は市内だが 御土居の外であることには変わりないのだが きっちり京都の人。なんで井上章一は嵯峨なのにあんなに洛中中華思想・・と言うのかわからんが まあ理数系の人って専門バカなのが多いから仕方ないのかも。で この2冊だがどちらも持ってるので 何度も読んで友達にも贈呈して・・と言っても既に古書だから大した値段ではない。出た時は定価2200円だったが 今ではどんな程度かは別として2冊で1000円もあれば買える。なので 気楽に買って贈呈してるわけで そのうち古書でも程度のいいのが減ってくるだろうから今が最後のチャンスかも知れない。悔しいことに図書館から借り出してきたのは 陽に当たってないせいか カバーも日焼けしてないし 保管状態がいいからか 借りる人が少ないのかわからんが 汚れも無く本心を言えば取り込んでしまいたいぐらいだ。内容は前にも書いたけど 京都の日常の話で 杉本秀太郎氏が1931年だから時代的には大体重なる。本書発売当時に京都の町が壊れていくのを悲しんでおられたから その点では杉本氏と同じ感覚。 もっと後の世代のあたしですら危機感を持ってるのに井上某はなんとお馬鹿な・・と思わざるを得ない。杉本氏の一連の随筆と同じで 寿岳章子氏のもエッセイというより随筆だ。この本が出た当時の京都を知ってるだけに 寿岳氏の思うところとほぼ同じなので懐かしく激しく同意しながら読んだ。良書だ。別に三代住まなくても京都の人にはなれる。あたしも暮らす町としての京都を愛しているので京都人の末端に加えてもらえそうな気がしないでもない。さて 後の一冊 湖北の光だが これも寿岳章子著 沢田重隆絵なのだが 京都って近江商人が多いので 長浜とか彦根とかに興味がいくのはわからんでもないのだが あたしは大病して大きな病院のそばで無いと生きれないので 琵琶湖の北側の興味は今一つだが 沢田重隆絵・・となると買わなきゃならんので これも数冊w買ったw 沢田重隆氏って1918年-2004年なので もう氏の新作はない。 で寿岳章子氏の京都三部作と湖北の光 青山茂氏と組んだ 奈良の街道筋(上・下) 北正史と組んだ 生粋の下町 東京根岸 安西篤子氏と組んだ 鎌倉 海と山のある暮らし 中野孝次氏と組んだ西洋の見える港町 横浜 くらいしか手に入るものが無い。寿岳章子氏の京都三部作は額装しようかな・・とも思うので分解しても惜しくない安いのも買ってるが いざとなるとできないw ブラザーの複合機を持ってるのでスキャンして印刷すればいいじゃん?とか思うが あの白い あまりにも白すぎる紙には合わない気がして断念した。で 寿岳章子氏の本を読んでたら 黒川能(船曳由美著 1964年の黒川能の記憶で集英社刊 3960円w 買ったけど)の話が出てきて もうこの時は王祇会館で観られたそうだが それも嬉しかったし 黒竹節人(よみがえる京町家くろちく 光村推古書院刊 2004年初版 これも買った)なんか出てきて 京都って狭い町だなと苦笑するばかりw 根岸・鎌倉・横浜は内容はどうでもよくて 沢田重隆氏を追っかけて買った本 奈良の街道筋は昔奈良に住んでたし京都と奈良は近いのでもう買うしかない。これについてはまた後日。しかし 読んでる本の著者や画家がみんな彼岸の人というのはちょっと切ない。
さて 話は戻るが 寿岳章子氏の父親 寿岳文章氏・・て1990-1992年 京大出の英文学者、随筆家、書誌・和紙研究家。民芸運動家。龍谷大学講師、関西学院講師。1969年に甲南大学を辞するまで研究者だ。母は寿岳 しづ氏 1901年 -1981年は、英文学者、随筆家。 日本ライトハウスの創始者で愛育事業を行った岩橋武夫の妹。寿岳章子氏は1924年--2005年 日本の国語学者、エッセイスト。 東北帝国大学卒業、京都大学大学院へ進学。京都府立大学助教授、教授として同大学に36年間勤めた。言葉と女性差別の問題で発言を続け、「憲法を守る婦人の会」の活動に30年以上携わった。 弟は寿岳 潤 1927年 - 2011年 日本の天文学者。東京大学名誉教授。というわけで学者の家族。文章氏は兵庫の寺の人でしづ氏は大阪の商家で 結婚して京都に住んだわけなので 三代住まなきゃ京都人とは言えない・・というなら 正確には京都人ではないが 自宅は向日市だ。職場は市内だが 御土居の外であることには変わりないのだが きっちり京都の人。なんで井上章一は嵯峨なのにあんなに洛中中華思想・・と言うのかわからんが まあ理数系の人って専門バカなのが多いから仕方ないのかも。で この2冊だがどちらも持ってるので 何度も読んで友達にも贈呈して・・と言っても既に古書だから大した値段ではない。出た時は定価2200円だったが 今ではどんな程度かは別として2冊で1000円もあれば買える。なので 気楽に買って贈呈してるわけで そのうち古書でも程度のいいのが減ってくるだろうから今が最後のチャンスかも知れない。悔しいことに図書館から借り出してきたのは 陽に当たってないせいか カバーも日焼けしてないし 保管状態がいいからか 借りる人が少ないのかわからんが 汚れも無く本心を言えば取り込んでしまいたいぐらいだ。内容は前にも書いたけど 京都の日常の話で 杉本秀太郎氏が1931年だから時代的には大体重なる。本書発売当時に京都の町が壊れていくのを悲しんでおられたから その点では杉本氏と同じ感覚。 もっと後の世代のあたしですら危機感を持ってるのに井上某はなんとお馬鹿な・・と思わざるを得ない。杉本氏の一連の随筆と同じで 寿岳章子氏のもエッセイというより随筆だ。この本が出た当時の京都を知ってるだけに 寿岳氏の思うところとほぼ同じなので懐かしく激しく同意しながら読んだ。良書だ。別に三代住まなくても京都の人にはなれる。あたしも暮らす町としての京都を愛しているので京都人の末端に加えてもらえそうな気がしないでもない。さて 後の一冊 湖北の光だが これも寿岳章子著 沢田重隆絵なのだが 京都って近江商人が多いので 長浜とか彦根とかに興味がいくのはわからんでもないのだが あたしは大病して大きな病院のそばで無いと生きれないので 琵琶湖の北側の興味は今一つだが 沢田重隆絵・・となると買わなきゃならんので これも数冊w買ったw 沢田重隆氏って1918年-2004年なので もう氏の新作はない。 で寿岳章子氏の京都三部作と湖北の光 青山茂氏と組んだ 奈良の街道筋(上・下) 北正史と組んだ 生粋の下町 東京根岸 安西篤子氏と組んだ 鎌倉 海と山のある暮らし 中野孝次氏と組んだ西洋の見える港町 横浜 くらいしか手に入るものが無い。寿岳章子氏の京都三部作は額装しようかな・・とも思うので分解しても惜しくない安いのも買ってるが いざとなるとできないw ブラザーの複合機を持ってるのでスキャンして印刷すればいいじゃん?とか思うが あの白い あまりにも白すぎる紙には合わない気がして断念した。で 寿岳章子氏の本を読んでたら 黒川能(船曳由美著 1964年の黒川能の記憶で集英社刊 3960円w 買ったけど)の話が出てきて もうこの時は王祇会館で観られたそうだが それも嬉しかったし 黒竹節人(よみがえる京町家くろちく 光村推古書院刊 2004年初版 これも買った)なんか出てきて 京都って狭い町だなと苦笑するばかりw 根岸・鎌倉・横浜は内容はどうでもよくて 沢田重隆氏を追っかけて買った本 奈良の街道筋は昔奈良に住んでたし京都と奈良は近いのでもう買うしかない。これについてはまた後日。しかし 読んでる本の著者や画家がみんな彼岸の人というのはちょっと切ない。
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